2009年6月29日月曜日

是山居

店主の後壁に描かれてるいるのは、デフォルメされた初期伊万里の柳文。
荒川豊蔵・石黒宗麿・濱田庄司などなど、
おびただしい数の作家の作品と骨董、
スポットライトに照らされ、眩い光を放つ古代ローマングラスに、
妖しく微笑む俑や如来たち、なんじゃここは?

天麩羅職人として稀代の名人、
早乙女 哲哉氏の新店『みかわ是山居 』です。

店主の頭上には、御本人愛用ボルサリーノを模したダクト(換気扇)が。
     (ゲッ!)

   

   

   

注・(よい子のみなさん!店主の顔写真を撮るなんて、
   無謀な要求は止めた方がいいですよ)

1991年からのお付き合いですが、
どれだけたくさんのコトを教えてもらったことでしょう。

今風ダイニング系の奇を衒った空間なんて、
ここに来ればいかにチンケで上っ面のことかが解るぜ。
彼の世界観が放つその毒気にクラクラ眩暈をおぼえ、
日本で(っつーことは世界で)最高の美味(天麩羅)に陶酔する。

(この店、ヤバいっす)

4 件のコメント:

  1. 正直、何か小宇宙を旅した気分?
    まさしくトリップでした!

    穴子を半分に切った時のサックとした音は絶対に後世に残すべき文化財産決定!

    録音してボーズのノイズキャンセラーのヘッドホンでもう一度、じっくり聞いてみたいです。
    親方の毒気も旨味の一部として楽しめました。

    P,S
    天ぷらを食する時に大根おろしはツマミとして食べる物でしたっけ?

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  2. キャー!!
    すごーくテンションあがるワッ(^_^)v
    来週楽しみだなぁ~

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  3. ボビート さま

    どーも!

    魯山人が骨董屋の二階でやってた『美食倶楽部』は、もしかしてこんな感じだったのでは!

    なんて思わせる店ですな。

    まぁ美意識は人それぞれ、
    あれだけ表現する力量には、
    (室礼も味も)
    頭の下がる思いです。

    P,S
    あの空間や人物に、
    ついて行けない人々の為の・・・
    毒消しですねん。

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  4. chanwonste さま

    いいんですか?(無邪気に喜んで)
    自分の知識・教養・品格・エトセトラ・・・
    が、試される場所ですよ。

    (ふふふふふ・・・

    (ゴメンネ、脅かして)

    (ふふふふふふふ・・・・・・・・・

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