2010年4月25日日曜日

一流の定義



今日の昼食は、若い知人と『みかわ是山居』で天麩羅。
まずは店主の早乙女さんに手土産を買いに、
京橋の『✖✖✖✖✖✖』によってみた。(丁度近場にいたので)

11時開店の40分前に着いたが、
すでに20人は並んでいた。(恐るべしスイーツ力)
大半が若い女子とカップルで、ジジイはワタシ一人でした。(チト恥)
元来並んでまで買い物はしないのだが、
今さら銀座に戻るのも厄介なので、
週間新潮を読みながら待つことに。

開店10分前になった頃、
なにやら若い男女の店員さんが、
店内での買い物のシステムをレクチャーしはじめた。

販売できるスイーツは御一人様6個までとか、
店内でのは写真撮影はしないようにとか、
その他もろもろ決まり事を述べていた。
驚いたのは、その売り手市場的な物言いになんだな。  
それって、欲しかったら従えって言ってるの?
店主の姿勢か、尊大な無礼が過ぎやしませんか?
  
順番が、やっとガラス戸一歩手前まで来たとき、
突然怒鳴り声が辺りに響いた。
延々と続く恫喝に、並んでる人たちが皆驚いていた。
なんと、それは作業場の店主が弟子に対しての怒号だった。

これは酷いな。酷すぎる。(大人の客にはキツイなぁ)

一流店は接客(サーヴィス)まで一流のはず。

精神的不快指数も頂点に達し、
店に背を向けMandarin Oriental Hotelに変更。

さすがに教育の行き届いた接客は、
一流ホテルならではですね。
その言葉遣いやお辞儀の美しさには、
本当に救われる思いでした。(あの醜悪な場面から)

3 件のコメント:

  1. おはようございます!

    職人の世界は厳しいのはあたり前です。ただし条件が有ります。

    パテシエを例にするならケーキだけを売っているだけではありません。付加価値として夢を売ることが必要です。

    夢なんて!とお思いになるかもしれませんが
    このケーキを甘党の彼女にお土産にしたら、あの人と一緒にお茶の友として
    また、お見舞になどと考えると夢が広がります。その夢を壊すような人は職人ではないのです。
    食べ物に携わる職人はその人柄も口にするからです。

    食べたいと思います、そんな人が作ったケーキ。

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  2. 一流の定義

    師 小飼一至氏の教えから

    1 店の構造や内装が立派である。
    2 お客様たちが作り出す雰囲気。
    3 1、2の雰囲気に料理とサービスのよさ、ワインの在庫の豊富さが加わる。

    『最終的には、店を包み込む空気は、お客様が作る。』と言っています。

    なごり雪さん、いかがですか。

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  3. 田舎者さま


    トシ・ヨロイヅカさんがミッドタウンに移転する前、
    よく買いに行ってました。
    若く笑顔の素敵なコンシェルジュ(女性)がいて、
    目配り、気遣い、言葉遣いがパーフェクト。
    シュークリーム一個だけの女の子でも、
    たくさん買われる年配者にでも、
    分け隔て無く優しい笑顔でサーヴィスしていました。
    大切そうに小さい箱を提げ、
    恵比寿の駅に歩いてゆく女の子たちは、
    皆本当に嬉しそうだったし、
    見ている私も幸福感のおすそ分けを貰っていました。

    この店には、その夢を売る意識はありません。
    アーティストのつもりなのか、大御所のつもりなのか、
    トップの考えは、
    末端の従業員にまで浸透していると思えました。

    とにかく笑顔が無い。優しさが無い。温もりも無い。
    あるのは高圧的な態度と、嘲笑うような表情だけ。

    それでも、
    確かに若い女の子たちが押し寄せていますが・・・

    先日のコートドールで味わった、
    もてなしの心は感じられませんね。

    『店を包み込む空気はお客様が作る』

    商売を始めた日のことを、
    初めてお客様に買っていただいたその日のことを、
    この店主は忘れてしまってますぜ。

    毎回感じてはいたが、今回は酷すぎた。

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