2024年9月25日水曜日

Old Bottle

故・成瀬巳喜男監督の『女が階段を上る時』(1960年製作)の舞台は銀座三十間堀川沿いのBAR『ライラック』、そのバックバーにはこれが並んでいた記憶が。(あやふや)

入手したヴィンテージの赤蝋VAT69を開栓するのだが、さすがに65年からの古酒はコルクもきっとポロポロだろーね。で、開栓したら、やっぱりポロポロでござんした。
裏ラベルにある輸入元は江商株式会社です。兼松との合併前ですので、1967年以前のスコッチであります。プラス首ラベルの『雑酒』表記は1961年以前ですし、ってことは、それ以前のダンピーボトルでございますね。たぶん1959年生まれのボクと同じぐらいでしょうか、キーモルトは今は存在していないグレネスクか?65年の時を経て開栓したばかりですのでまだ何とも言えぬ。軽やかでないのは確か。

ボクがオールドボトルを好むのは、今は亡き親父や祖父たちの時代の酒を呑むことで、時を超えて酌み交わすような感じかな、って都合の良い言い訳をぬかす。
ヴィンテージワインと違って、ブレンデッドの古酒は適価で入手できますで。





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