なぜかうちの娘達は、日本のトラディショナルな和菓子にゃ目も向けぬ、
やれマカロンだ、今の時流はエクレアだ!などと西洋一辺倒。
(君たちナニ人?)
日本人なら、羊羹だよ、琥珀糖だよ、きんとんだよ、村雨もあるでよ!
買ってきても、ぜーんぜん喜んじゃくれない。(結局独り食い)
せっかくの『千茶』の上生菓子、とっておきの茶碗で一服といきますか。
いーもん!独りで侘びて寂びちゃうもんね。
そう云えば、たまーに思いもよらず出くわす茶席の場、内心ヒャ~っと凍りつく。
(そんなコト聞いてねーよ!えーと、三遍回ってワンだっけ?)
そんなオジの気持ちを察してか、
亭主曰く、「お好きなように、ご自由にどーぞ」
それでも冷や汗、作法も知らない無知な自分が恥ずかしい。
「パパ、お茶でも入れようか?」
「ん~ん、キャラメルマキアートにして」
作・前田正博(銀彩色絵磁器茶碗)
銘『夜の西麻布』
2 件のコメント:
こんにちは。
この陶器色付けがとてもポップな(表現が貧困ですいません)感じでいいですね。ぜんぜん陶器はわかりませんが...
銘も「夜の西麻布」。
作者は、ある意味小野様に似ているのでしょうか。
CLALIS様
ハイ、こんにちは!
まぁ、陶芸家といいましてもピンとキリでして、
手法は後から身に付きますが、
イケてる、イケてないは、
生まれ持ったセンス次第ですね。
東京芸大卒でも食えない作家が大半ですが、
唯一副業を持たず、リッチな生活を送ってるアーティストです。
(持つべき者は、良きパトロン)
と云っても力量の無い作家には、
パトロンは洟も引っ掛けない。
(そんだけ厳しい世界っす)
銘は、恥ずかしながら勝手に私が命名です。
この人、いずれ人間国宝になりまっせ!
(今が買い)
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