緊張の中で過ごす食事は苦手です。
ましてや主催者なんて立場では、
せっかくの美味にも集中できないし・・・・・
そんなオジもその夜は特別の例外で、銀座『福臨門』での至上の時でした。
(って云うか、他の人なんて構っていられなかった)
たとえば『蟹肉干撈魚翅』(蟹肉入りフカヒレ、上湯添え)は、
蟹肉入りのふかひれと上湯(スープ)が別皿もりで、(目がテン)
最初は少しだけフカヒレを楽しみ、その後上湯を注いでまた味わう。
フカヒレの旨さをしみじみ味わえましたな。
それを食す間、誰もが無言でしたもん。
上湯(ショントン)の、な、な、なんと素晴らしいことよ!
口中に含むと、ヴィンテージのマッカランのようで、
幾億万の分子たちが悠久の潮流となり、
まことにそれに似付かわしい、
ゴージャスなオジの肉体と一体化していきました。(ブラボ~中国四千年)
宴の数々の料理に驚き、喜び、笑った。
そして知ってしまった幸せと不幸せを、切実に感じた夜でしたね。
最上級の素材と最高の料理人、その双方によって生み出される美味たち。
すべてに関して妥協の無い姿勢が、
中国料理界で頂点に立ち続ける『福臨門』たる所以なのでしょうな。
料理長・張漢華さん。
メンバー(食べ手)たちの生活や習慣まで考慮し、
それぞれの仕事で指針と成り得る料理の数々、
そのすべてを手配してくださった小倉エージ氏に感謝いたします。
2 件のコメント:
おはようございます!
田舎者に、こんなメールが届きました。
《おはようございます。
きれいに澄んだ旨味たっぷりのスープに歯応えの良いフカヒレ
(>_<)
ちょっと見ただけです。
(-_-#)
by後輩君》
体験者の寝言が
“丸福は家に帰ると腹はペコペコ”
でした。
まる
田舎者様
おはよう御座います。
自宅に着くころには腹ペコ、
本物の料理って、身体は正直ですな。
そして記憶の中でまた美味しい。
今日は久しぶりに、
『弁天山美家古寿司』に行ってきます。
後ほどブログで!
伝説のソムリエK氏には、
いつもいつも感謝です。
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