2026年3月22日日曜日

Shunbunnohi



パン屋の『ペリカン』さんは日曜定休ですが、祭日は営業されているので田原町(台東区浅草)で食パンを大小各3本ずつ購入する。その次は浅草4丁目に駐車して、孫に人形焼を求め走る。「名物に美味いもの無し」と言うけれど、驚くなかれ、こと餡無しの人形焼きに関しては、仲見世の『元祖 木村家人形焼本舗』がどこよりも美味いと思う。こんな浅草観光ど真ん中でだぜ。自称人形焼フリークのボクが言うのだから信じてね。んで、次は浅草松屋百貨店で『入山煎餅』も購入。ラッキーなことに久助もありまして、それも2袋手中にする。さすがに大学芋の『千葉屋』の大行列は横目で見ながら通り過ぎ、千束通りの竹松鶏肉店で総菜を購入して御徒町へと移動する。


現在愛用のメガネがガタつきまして、『白山眼鏡』にて修理手配と同じフレームでもうひとつ新調することに。

帰宅後、さっそくペリカンの食パンで海苔トーストを作って食す。昔、浅草にお稽古事で通っていた時代、よくお師匠さん(80代女子)に連れて行ってもらった喫茶店の味であります。(どこへ行ってもお支払いはなぜかボク。それが邦楽の世界なーのね)バターと醤油と海苔が合うんだな。他所の方々は海苔トーストに驚かれるけど、当時は下町の喫茶店のメニューにけっこうありました。店によってはキュウリのスライスや玉ねぎの輪切りが入っていたり。隠れた江戸の味じゃないかな。
今日は紫タマネギとダナブルーで。京都の割烹『ふきあげ』さんから頂戴した海苔と玄蕃蔵があるので、ひとランク上等な仕上がりだーい。



次女の義父からいただいたKAVALANを泡で割って呑む。国産ブラッドオレンジを一片。





2026年3月16日月曜日

GEIJUTSU SHINCHO 



<<掌の美ー愛しきものへのラブレター>>

ボクも好きだなぁ、手のひらサイズの愛おしいモノたち。たとえばセルロイド。
ボクらはプラスチックエイジです。筆入れは「象が踏んでも壊れないアーム筆入れ」でありました。セルロイドはボクらのひと世代前までの樹脂です。ボクは戦前戦後に葛飾区辺りの町工場で製造されたであろうセルロイド製品を愛玩しております。プラスティックよりも耐久性は儚く、その日本絵具的なくすんだ発色に魅かれて長年コレクションしてまいりました。書斎のカウンターで呑んだ夜は、ついつい目と掌で遊ばせていただいております。



先週も縦5,7×横4,2×高さ2,5㎝のデッドストックの小箱を購入したのね。趣味の腕時計の修理用部品を入れる容器としてね。 どう?カワイイでしょう。  





2026年3月8日日曜日

kura

35年ぐらい前でしょうか、ひょんなことから素封家のご夫婦と知り合い、時々訪ねては昔の古き良き時代(戦前)のお話を聞く機会がありました。そういう話は大好物なボクですからね、よくお茶やお菓子を頂きながら愉しませていただきました。戦前は炭問屋で、かなり裕福な生活をされていたらしい。昭和元年生まれの主は開いたアルバムを指さしながら、毎夏の避暑で訪れた軽井沢での出来事や旧制川越中学時代の高校野球の話などなど、彼も楽しそうに語ってくれました。


教育者をリタイア後、『昭和も遠く 幼年時代』を昭和63年に自費出版されたのね。文章もまじめな主らしく理路整然で、その時代を知らないボクでも情景が脳裏に浮かぶのです。よく思い出しては書庫から引っ張り出して頁をめくってはいましたが、どこに隠れてしまったか、ある日を境に探しても探しても見つからなくなってしまいました。新潮社とはいえ自費出版ですから諦めてはいましたが。

ところがですね、さすがアマゾンですねぇ、ありました。




氏と最後にお会いした時に、「二棟ある蔵のうち、一棟が東京の日本橋に移築されることが決まりました」と嬉しそうに話された。「わが家の蔵がお江戸日本橋ですよ。放っておいても朽ちるだけです。次の時代に生かされることがうれしくてね」とも。

「石山さん、やっと石山家の蔵に会ってきました」

すごいなぁ「T-HOUSE New Balance(ティーハウス ニューバランス)」。このニューバランスの最先端コンセプトストアは、122年の間、蔵として川越の六軒町に存在していたんだぞ。


NB公式 - ニュースリリース - T-HOUSE New Balance(ティーハウス ニューバランス) オープンのお知らせ New Balance【公式通販】

2026年3月1日日曜日

CINEMA

暖かくなりまして、ちょっと早いけど階段上の電笠を寒色系にチェンジしました。


出かける予定が変わって、お籠りな日曜日(定休日)であります。

先週に柳橋を歩いたことで、そこが話の舞台であります映画を数十年ぶりに鑑賞を。『流れる』であります。成瀬巳喜男監督の1956年(東宝)制作のモノクロ映画で、幸田 文の原作小説です。当時の東京や花柳界の風景を知ることができ、またモノクロでありますが着物が江戸好みであります。
凋落の一途の芸者置屋を描いてますので、明るい作品ではございません、あしからず。


山田五十鈴さんのセリフの「一本つけて頂戴」にその気になって、鑑賞のお供は普段は呑まない日本酒にする。神棚用を失敬いたしますよ。肴も手っ取り早く味噌豆に。

じいさんのたわごとではありますが、昨今の映画はまーったく観ないのだよ。小津監督や成瀬監督、三隅監督など、この時代で日本映画は頂点に達しちゃったのではないかと思う。山田五十鈴さんや田中絹代さんはもちろん、高峰秀子さん、中北千枝子さん、賀原夏子さん、皆演技がリアルそのもの。善人の奥にいる悪、悪人の中の善と、実社会では当たり前のことですからね。とくに栗島すみ子さんのデフォルメしていないあの凄味は何なのか?

すっかりやられちまいました。



柳橋「一新亭」の主にして日本で最後のアマチュア写真家・秋山武雄氏の写真集を古書店で購入する。作為の無い写真で、市井の人々がそこにいます。タイトルがささった。