2025年12月2日火曜日

Teishaba

ボク「小野哲郎」の名付け親は、ご縁がありまして相原求一朗氏と言う画家であります。
(北海道中札内美術村に六花亭コレクションの『相原求一朗美術館』有り)

生前に氏から頂いた、北海道の初冬の停車場を描いた小品がボクの手元にあります。毎年この季節になると、書斎の壁に下げ対座することとしております、ハイ。だって、もうすぐ冬だもの。

1975年の作品であります。
初冬の停車場と葉も落ちたポプラの樹、たまらんほど旅情をかき立てられます。



コロナ禍以降は書斎で過ごすことが多くなりました。
フと想う、自分の書斎の完成度追求もそろそろいいかな、とかね。



ヘヘッ(笑)、いやいやまだまだ、最近仲間に加わった照明なのね。(大正時代~昭和初期製)

かれこれ四半世紀も前のこと、「それは非売品です」と骨董店でお断りされた同系の電笠を見つけました。京都新門前の骨董店『観山堂』さんのショーウィンドウの照明ね。たぶん今も同じではないかな。形状はあちらの方がもう少し丸みを帯びているかも。寒色系カラーなのだけど、橙の電球色と合わせると郷愁漂う朧花色となります。冬の寒色もいいかも。



2025年11月21日金曜日

Winter

アルコールで渋を抜いた柿が美味かったので、さっそく山形にひと箱注文をしたのね。それがひと月前のこと。やばーい、こんなに時間が掛かるとは。我が家の井戸端の富有柿も食べ頃になっちゃった。ボクはメロンにはウヰスキーで、柿にはみりん(福来純本みりん)を掛け流す。


商業施設もクリスマスモードで、ホームセンターではすでに正月用の松飾だもんね。今だ半袖ですごすボクに「あと10日で師走ですよ」と言われても、なんだか気分が追い付かないなぁ。

それでも冬が近づいているようです。ご贔屓さまの多くが、絹ごしより重量感のある木綿の豆腐をお求めになられます。ノド越しつるりより、食卓では熱々を舌と上顎で崩しながら食す料理に移行したらしい。写真は本葛での亀甲餡の鍋。豆腐に大量の芹を添えて薄切り豚バラも。重宝しています、土鍋は信楽の『長谷園』製を。


正月の店用に、若松を挿すための花器を新調する。輪島塗の高さ 18.2cmの扁壺であります。今日は枝モノもありませんので、写真は明治期の一新講社公認の旅籠の引き札(広告)を。「西京三条通大橋東詰北 一新講社御定宿ぶんごや友七」であります。竹棒でオブジェっぽく。



2025年11月16日日曜日

Mother in law


母親とは。世の中にはいろいろな母親像がありまして、賢母、慈母、肝っ玉母さん、ネグレクト、毒親、etc.

上記もあれば下記もあり、ボクは義母に出会えた幸運に感謝いたします。


義母はクールな女性(ひと)で、お世辞もお為ごかしも言わない女性(ひと)でありました。ありがたいことに、日々の生活の中で「嘘(うそ)」の無い人間なのであります。
子供にも孫にも守るべき距離感を保ち、それでいながらつねに視界の中に家族を置いていてね。その家族に困りごとがあれば、静かに手を差し伸べてくれた女性(ひと)だったのであります。

彼女が94年の生涯に幕を引き、本日葬儀の日を迎えました。貴女の生きざまは、我が娘(孫)たちにどれだけの良き影響を与えてくれたことでしょう。

そして天寿を全う。「ありがとうございました」


2025年11月9日日曜日

Harakiri

あーあ、うっかり(今年は)『亥の子餅』を食べそこなってしまった。
最近は量は食べられなくなりましたが、甘味に対しての欲求が強くなったような気がします。とくにアンコにはね。わざわざ取り寄せるのもなんだし、日曜日ですからアンコを求めて江戸まで出向く。東京でのボクの好物トップ5の内、「すずめや」も「切腹最中」も「根津のたい焼き」も日曜日定休なのがもどかしい。

それがですね、

先ほど「病気見舞い」のお返しを日本橋タカシマヤで購入。ついでにデパ地下をのぞくと、おおおっ「切腹最中」と「亥の子餅」があるではないの。さっそく入手してご満悦のボクであります。

このアンコが美味いのなんの。



2025年11月7日金曜日

Expo'70

 

Expo 2025 Osakも終了しましたねぇ。55年ブリの大阪万博だったけど、今回も諸事情で訪ねることができませんでした。
前回のExpo'70は昭和45年だもの、埼玉から千里ニュータウンに行ける子は、せいぜいクラスで2-3人だったと記憶しとります。

じゅうぶん過ぎるほど大人になりまして、今なら行けたのだけど・・・

数年前、たまたまのバーのカウンターにコレがあったのね。(Expo'70のサントリー館、または開催期間に販売されていた限定ウヰスキーです)思わず注文しましたよ。それからは縁があれば入手して、書斎に数本ストックしております。齢56年の古酒であります。中身はサントリーオールドと分かってはいても、あの頃の(日本人の)熱気が伝わってくるようでね。
今宵は国際情報社刊の写真集とともに。

ボクは11歳でした。




2025年11月3日月曜日

Nara Chawan

定期的に取り寄せていたキムチですが、ちょっと浮気をしましていろいろ他店を彷徨ってしまいました。彷徨って分かったことは、「やっぱり元の鞘(さや)に収まりましょう」ってことでした。


大阪・鶴橋・豊田商店から本日届いたペチュキムチ。あえて熟成の進んだ方をお願いしまして腸活も。
ナチュラリストを気取るつもりは毛頭ないけれど、こと自然界以上のウソ臭い味覚は嫌なのね。増粘多糖類、ステビア、スクラロース、保存料・・・まったく添加されてない。ゆえに発酵は進んじゃいます。だからこそ旨いなぁ、ありがたい。

微塵唐草古伊万里と庄内の新米で。






2025年10月30日木曜日

BAR Lilac

千社札を貼っての襖の穴の修理に勤しみ、ネットでオークション(季節外れの氷コップ¥15,000)や『お取り寄せ』して楽しんだりと、お籠り生活もそれなりに愉しです。

でも飽きた。


数か月ぶりにヘアサロンで散髪をしてきたら、無性に旅心が湧いてくる。雪の金沢に行きてぇ。



新人の『机上の友』が上山田温泉から遠来。生まれは高度経済成長の頃でしょうかね、無傷のデッドストックであります。数々の場数を踏んできたであろう、なかなかの風格あるお姐さま(マダム)であります。鞍替え含めで花代はヤフオクに¥3,000でございました。人形遊びの趣味はござんせんが人形愛はございます。机上に立つオブジェがコレって好いでしょ。カッコいい大人の女性(ナオン)、永遠の憧れでございます。似合うはブラックラベル(ジョニ黒)でしょ。

これは大阪の方からいただいた入手困難系菓子。帝塚山のお金持ち様御用達(らしい)、御菓子店『粟玄』さまの『和洋』をつまみながら。