2019年12月8日日曜日

Tabiji


熱心な鉄道ファンではなかったけど、
あの頃(1972年)は鉄道100年でしたから、
中1のボクもブームには乗りました。

父とSLを見に行った八高線高麗川駅での即売会で、
数点の国鉄グッズを買ってもらったのね。
半世紀近く経ってしまった今も、紛失することもなくボクの書斎にあります。
時々、引っ張り出しては手に取り酒を呑むんだな、旨いぞ。

あの日、ホームに向かって来る蒸気機関車の勇ましさは、
13歳のボクには思わず後退りするほどの迫力だった。
記憶からよみがえる(高度経済成長時代の)日本の熱いエネルギーを感じ、
思わず胸が熱くなりますねぇ。


まだ旅の途中です。

     

2019年12月7日土曜日

Gentrification

いまどき国産のモルトは要らないの。
だって、高騰するにしてもホドがあるってゆうもんで、
そんなら適正価格のスコッチモルトを愛します、ボク。


ニューリリースのカロデン 2004を購入。
中身はグレンモーレンジィに、
たぶんティースプーン一杯分の他のモルトをプラスしたモンかな?
よう分かりませんが、
単純なもんで「総生産量がたったの194本」ってことに魅かれてしまいました。


やばい、行きつけの神保町『はる駒』さんがdancyuの表紙とトップページに。
こりゃ当分混雑ってしまうかも。

ミシュランガイド東京2020が出版されたけど、
森永卓郎さんが「☆付きは一般人では無理」って言ってたのね。
またまた金銭のコトでナンだけど、ボクも同感。
ミシュラン掲載系や六本木や銀座の新規開店鮨店和食店は、
普通に食って呑んだらひとり4万~だもの、
ミシュラン系和食など、8万~ってのも複数店あるらしい。
相場がだいぶ変わってしまってるゾ。
値段や予約困難も「売り」なんだろうが、おかしな話しですねぇ。

生き急ぐことはないと思うんだけどね。

はる駒さんは『おまかせ』はやってない。
「お客様の懐具合で、好きなものを好きなだけどうぞ」
が店の姿勢なのだ。

主の人間性も味のうち、「この人が握る鮨」だからこそ疑う余地は無し。


2019年12月6日金曜日

Postcard

水着のグラビアを古書店で見っけ。
大正時代のレアものだぞ。

下谷芸者のさかえ姐さんなのね。
当時のトップアイドル芸者だもの、
新橋の音丸か下谷のさかえか!などと称えられ。
検索すると、現在でもたーくさんヒットする。
それだけ絵葉書(ブロマイド)が現存しているほどの売れっ子ってこと。
存在が現代でも美形な容姿だし、顔から察するにスレンダーボディでしょう。
この美しさが吉と出たか凶と出たか、その後の彼女の人生は知る由も無しで。

そっちが知りたいねぇ、、、

日本髪に囚人水着ってチグハグさもご愛嬌。



井戸端の柿の木も葉を落とし、
果実は鳥さんたち用に20~30個残しになった。
大き目の鳥は数羽で喧嘩しながら、鶯色のメジロは集団で押しかけて。
今年もたくさんの恩恵をくれた庭の柿木、
ありがとさん。


2019年12月5日木曜日

West Germany

12月になりまして、暖冬とは言いながらも寒さに向かいます。

羽毛布団から真綿布団に替えて一か月が過ぎました。
寒くなり気が付いたことに、
夜明けのまどろみ時の心地よさは、羽毛布団より真綿布団に限ります。
その適度な重さは、冬の朝のぬくぬく感をより一層完璧にしてくれます。
かぶった布団の中のボクだけの小宇宙、ありがたいねぇ。



最近は、一週間に1ボトル でウイスキーが胃の腑に消えてゆきます。
他の酒を呑んだ後でのことだから、少し酒量が多いかな。

自宅ではペーパーコースターを使用してまして、
よくできたモンで、冷たいグラスからたれる雫を受け止めてくれるのね。
机上に残るクラス痕は気持ち良いものではないからさ、
グラスにも座布団を敷いてあげてます。

たまたま見っけた西ドイツ時代のコースターで、
1970年代頃のモノ。
意外と丈夫で長持ちですよ。



2019年12月1日日曜日

Winter gift


昨夜はBAR宗愚で呑み。
ご近所のSクンと、いやはやけっこう呑みました。
奥さまは嵐のコンサートでお留守らしい。
甲冑代わりの揃いのTで身を固め、
50代半ばのオバさんたちで東京ドームに出陣みたい。
大野クンのファンとのこと。

夢見る50代、愉しいのだろうなぁ。
ボクらは今夜、グラスの中に夢を見る。

なんの肴が無くっても、ボクん家(ち)は豆腐屋だもの、
豆腐だけはあるんだよ。


忙しさはお中元ほどではないけど、
お歳暮シーズンに突入。
何十年と発送依頼をくださる方々、
初めてのお客さま、DMにて数年ぶりの懐かしいお客さま、
今年は諸事情でDMを中止してしまったけど、
数件「今年はDMが来ませんでしたけど・・・」などと問い合わせをいただいて。

「あっ、忘れられてない」

感謝いたします。





2019年11月24日日曜日

Moldau


お香をよく焚きますが、
それらしきお香はけっこう高い。
香木など年に数度がいいとこだし。
かと言って、安いお香は香り付き柔軟剤よりジャンク風味だし、
眼にも気管にもいただけません。


違いの分かるボク、
最近はお線香としては高額なモノを香として利用してます。
京都松栄堂の「清風」を。
もちろん墓場や仏壇を連想することもなく、
沈香を主としたコレ、よくあるインセンスなど足元にもおよばないゾ。
お線香としたら値段は高いが、お香仕様なら内容量で嬉しい。
重厚感ハンパなく、クラシックで例えればスメタナってイメージでしょうか。

香を焚き、目をつぶってスメタナの『我が祖国』を聴く。(?)


Harvest

や っと今年も聖護院大根に逢えたので、さっそく調理。
大根と地鶏と油揚げを昆布とかつお出汁で炊く。
自分で作った料理の美味さはいつも半信半疑ですが、
これはホントに旨い。

ボクは柚子ではなく、大阪の「やまつ辻田」さんの山椒粉を振る。
青首だって三浦だって旨いけど、やっぱこの季節に聖護院は欠かせない。



豆助が来て17年が過ぎました。
相変わらず気短(きみじか)だけど、仕事は緻密に仕上げてゆきます。(プッ!)
彼がまだ20代初めの若い頃、
口から吹き出した柿の種が見事に根付いたのね。
今では3m近い高さまで成長し、こんな実をつけるまでになったんだ。

ただし、半分甘く半分渋いのが豆助っぽい。
これからズブロッカに浸して渋抜きをします。

焼酎よりズブロッカやジンの方が、おもしろい独特の香りが楽しめます。




From 4-chome

カミさんとふたりで銀座に出かける。
目白通りも明治通りも車が多く、現着までに2時間かかっちゃった。
銀座も連休のせいか人出も多いしね。

最初は鳩居堂にて仏事用の封筒を入手する。
たった2枚に表書き(名前だけ)をお願いしたら、
な、なんと2時間~待ちだと。
「ナニをぬかしおる」
とは思いつつも、2時間以上時間をつぶす羽目に。


雨の中、4丁目から丸の内、東京會舘などで野暮用をこなし、
飯を食い、ウェストでコーヒーと甘味、ラク町で年末ジャンボを購入し、
千疋屋でギフトを手配、西銀座「松栄堂」で香を買い、三越で、、、

傘は風にあおられ、ズボンの裾はビッショリに。
雨が落葉を急かします。


3時間後、やっと鳩居堂に。

ビル風強し、雨歩行は疲れました。
でもなぁ、心に引っ掛かりの無い東京散歩は良いもんです。
歩きながら、飯を食いながら、コーヒーを飲みながら、
カミさんと結婚してからの生活をふり返り、
当時思い描いた未来より、だいぶズレた今を笑う。
んで、これから先の仕事や豆助含む家族の生活の夢を見て笑う。

まだまだ休めないよう。


銀座香蘭社のイベント【花村えい子と漫画】で次女に雑貨を。


2019年11月23日土曜日

Rainy morning

雨の深夜、っつーか豆腐屋にはもう朝です。
んで、連休です。



昨夜は豆助と町中華で呑み過ぎまして、
今朝は珈琲から。
ありがたいことに、わが家には100m近い深井戸があるのね。
一日の始まりは、そこから汲んだ井戸水で始まるんだ。



昨日ブックファーストで購入した「目の眼」を今開く。
手の届かぬエラそうな骨董ばかりだもの、
頁をめくりながら、ついつい気分はシニカルに。

意外なことに、こんな骨董雑誌に剛力 彩芽さんが連載をもってるのだ。
初心者的な扱いだけど、素直な受け答えには好感を抱いてしまうねぇ。


2019年11月21日木曜日

Dentist

2年ぶりに歯科医のS先生で治療を。
40年前に治療したときの詰め物が、
デンタルクロスの使用時に取れてしまったのね。
あと虫歯もあるし。
たまたま来店してくださった奥さまに、ゴリ押し気味で予約して。

昔々、小学生の頃の歯医者さんほど恐怖な場所は無かったねぇ。
あのドリルで削るときの脳天を突き抜ける痛さったら。
今は無い近所の歯科医さんだったけど、
麻酔をしたのに削る度に痛さで身体が反応しちゃったのね。
そしたら、削ってる歯のその部分に直接麻酔の針を刺されたのだよ。
悲鳴にもならぬ一瞬の呼吸を最後に、
幼いボクは死んだかと思ったもん。

それが現代では、
技術の進歩かはたまた先生の腕の良さか無痛治療はありがたい。



先日のアードベッグ コリーヴレッカンが旨かったので、
S先生からの帰り道に成城石井にて再度購入。
これはストック用にパラフィルムを巻き巻きして、
コルクが乾いて目減りせぬように処置をいたします。

写真はサマローリのラフロイグね。


2019年11月19日火曜日

Tea

秋 の夜長と言うけど、
呑んで寝ついて目が覚めりゃ、あっという間に仕事な朝が来てるんだよなぁ。
仕事に入る心の準備に一時間は欲しい。


先日の日曜日は書斎を掃除してました。
障子紙も張り替えて、
おかげさんでキレイさっぱり片付きました。

気持ち良いねぇ、やっぱし。

雨の朝です。
めずらしく紅茶で。

Flask

ここ5年、制約まみれで過ごしてきたけど、
そろそろ自己解放に向かいたい。

だれか遊んでくださいな。


麦焼酎な夜。

「いいちこ」のこのフラスコボトルはパーフェクトにボク好み。
アクアな素材で無駄のないフォルム、そしてグラスに注ぐときの音が良いのだ。
合わせるグラスは、
銀座松屋7Fデザインコレクションで見っけたビーカー風うすはりグラスを。


肴は人参と牛蒡だけのかき揚げを。
九鬼太白でボクがカラリと揚げました。
熱々の出汁にくぐらせバリバリと食います。
自宅だからこその精進天ぷらがいい。


それぞれが好きなように呑むのが酒なんだけど、
人生の先輩A氏の酒席での姿が忘れられない。
酒を掌中の珠として、
呑む時間、そのすべてが美しいんだもの。

そうなりてぇな。


2019年11月17日日曜日

Objet

50代後半から目覚め時の体調が悪い。
胃だか肝臓だか胆のうだかがどよ~んと重く、
そーなると気分も良くない。
ところが最近は解消したのだよ、その不快感が。

夕飯は満腹まで摂取せずに腹七分目、
とくにご飯などの炭水化物を口にしなければダイジョーブと。
酒とおかずだけで腹七分目ってことで。
ボクの場合、朝の早い豆腐屋稼業ですから夕食後すぐに寝てしまうでしょ、
満腹は消化器系にだいぶ負担があったんだねぇ。
かと言って、空腹すぎると深夜に冷蔵庫を開けてるし、
そこは自己抑制で。


本日は定休日、でも毎度の早起きで。
いつもなら休日は目覚めのウイスキーだけど、
今日はコーヒーで。(写真はイメージ、なんてね)


ボクの書斎(BAR宗愚)には、ちょっとした床の間的スペースがあるのね。
上部からのハロゲンスポットもあるし、
自称オブジェでソレっぽい雰囲気も出せるんだな。

憧れのシモンの人形は買えないけど、
潜在意識の世界を表現するにはこっちの方が上かも。
これは戦前に作られた帽子店向けの子供用マネキン(40cm弱)で、
20年前ぐらいに、今は無い地元の帽子屋で入手したモノね。
マネキンはわざと目の焦点をずらして作ってあるから、
視線が合うことはありません。





2019年11月12日火曜日

Freedom of thought.

常連さんに「(天皇陛下の) パレード見たか?」と聞かれ、
「雅子さま、きれいでしたね」って答えたら、
「お前は馬鹿か?」と怒られちゃった。

「オレは、反天皇制主義だ」そーで。







商売って、ときどきめんどくさい。






頻度の高い器は毎日のように食卓に置かれ、
使わない器は十年に一度も使わない。

んん、、、確かに。
手元に器は数あれど、十年どころか入手してから一度も出番も無いモノもある。
っつーか、9割はほぼその部類だし。

手放すかな、とも思うのだけど、入手時の嬉しい記憶が邪魔するのだよ。




Grasshopper

鍋料理が恋しくなり、
豆助の朝食には一人用土鍋で湯豆腐にしたのね。
塩鱈の切り身と白菜と冬菇椎茸と葱と絹ごしで。
自分用ですと、つけダレに凝って具は木綿の豆腐だけで。
TVCMから感じるのは、今は濃い味付けの鍋料理の時代らしいけど、
湯にゆらゆらと浮かぶ豆腐だけの鍋がボクは好きなんだ。
風情があるし。


へへ、昨夜はきりたんぽだったけどね。
春菊(セリ)と牛蒡と比内地鶏の組み合わせ万歳!

またウソつきました。ただの鶏肉でした。




昨今のそこそこのスーパーマーッケットなら、
それなりにモルトは揃えてはおるんだけどね。
やはりネット通販の方が数割安い。
ただし、送料がプラスされるとやっぱりスーパーマーッケットに軍配。
しかし、種類は断然ネット通販が大勝利。
だからニューリリースはネット通販で、
普段呑みはスーパーマーッケットで、ってなボクです。

先週のアードベッグも空瓶になったので、
今週もご近所スーパーで入手した普段呑み用のオーヘントッシャンを。
やさしさを求めてのローランドモルトだったけど、
意外や意外、バーボン樽のせいか華やかです。

立冬も過ぎた晩秋に、店の中庭から枯れた虫の音が。
キリギリスだろうか?


2019年11月11日月曜日

Wata Futon

ずーっと羽毛ふとんで寝てきたんだけど、
ボクの場合、軽いふとんは意味をなさないのね。
まぁ寝相が悪いっつーか、かっぱいてしまい寒さで目を覚まします。
だから今日、綿(わた)製の少し重いぐらいのふとんにチェンジ。
京都西川の最高級品を買ってきました、っつーのはウソで、
ニトリで庶民派を。

綿(わた)ふとんって良いねぇ、この重さが安心感を生みます。



明日からの食材を買い物がてら、
「うどんでも食べようか」と、たまーによらせてもらう近隣の店まで。

時季的にカレーうどんなボク。
しっかりスパイシーながら醤油味のうどん、
とろみで火傷をしないようにゆっくり食べまする。

佳店ですねぇ。

腰が少々かがんだ熟年女性(70代?)が、
たった一人で調理とサーヴィスをしてくれる。
ソフィスティケートさこの上無し、所作も凛然でかなりの美人であります。
置いてある雑誌のメインは『婦人画報』ですし、

このお方、
只者ではない。


ここ数日、昼間でも急な睡魔に襲われて寝てしまいます。
んで、せいぜい5~15分でスッキリ目が覚めフツーに戻る。
それが一日に数度あり、
ヤバーい、ナルコプレシーがお出でなすったか。


<<追記>>
ただ今、寒さで目を覚ましてしまった。
どーやら羽毛も綿(わた)も関係無いみたい。



2019年11月9日土曜日

Relatives

さすがの暑がりのボクも、
立冬ともなれば空気の冷えに服をもう一枚重ねます。
肌の乾燥も、ドライノーズも、手のひび割れも、
今ぐらいからお手入れをしなければいけません。

だって還暦だもの。

これから野山も冬ざれるのだろうね。
そんな景色も嫌いじゃないボク。



黒唐津に荒野を見た。
手に取り、いつまでも見続けてしまいます。

古道具屋で見っけた「見っけモン」だぞ。





久しぶりに親戚一同と会う機会がありました。
中には子供の頃以来の従兄や、また初めて会う従兄の子供もいて、
懐かしいやら嬉しいやら。

お酒も入り、ネクタイも緩める。

2時間の間に、
「あらま、あんた哲っちゃん?こんなに太っちゃって」
を10回以上は言ってくれた90代の伯母ちゃん姉妹たち。
高齢のおじちゃんおばちゃんと話せば、泣けてくるのはなんでだろう。
いとこたちも歳を重ね、ほぼ全員が老々介護の現実の真っただ中だけど、
皆、朗らかでいられるのは家筋のなせる業(わざ)なのかな。

ああ、こんなに笑ったのはいつ以来だろう。


2019年11月4日月曜日

Imozake

     



ボクもなりたや鬼平のように。



What should I do now?

カミさんと駅前まで買い物に出かけ、
成城石井で食材仕入れがてら、家呑み用のモルトも買ってくる。



ARDBEG CORRYVRECKAN
http://www.ardbegjapan.com/products/

ボクの場合、ラベルのセンスの良し悪しが決め手なのだが、
ここんとこ魂が揺さぶられるラベルが見つからないのだよ。
だからニューリリースを買ってなかったので、
気軽に開栓するモルトが無くなっちゃってね。
んで、今回は味覚(味の好み)の部分でボクの今の一番を。
ラベルも毎シリーズ似ているようでそうではない。
他社のラベルより、まちがいなく数段格上かと。

液体にとろみを感じるほど濃厚、強烈な薫香はまさにクレゾール。
やさしいモルトを求める日もあれば、今は心の覚醒にこのモルトを。


今夜の落雷と地震はなんの前兆なのかな。
武者震いをモルトで麻痺させ、
さて、これからの一週間、いやいや年末は忙しくなるぞ。


2019年11月3日日曜日

Gratitude

ボクより 10歳ぐらい年長のご夫婦さん、
自宅のある川越と別宅の越後湯沢を行ったり来たりで、
セカンドライフをエンジョイしておられる。
新潟行には、お仲間たちに豆腐を手土産にとたくさんお買い上げくださってね。
毎度毎度、地酒などお土産に頂いちゃったりもして。
おきゃんな奥様と、その後ろに立ち言葉少なにいつも微笑んでる旦那さん。
ボクたちから見ても、ふたりは理想の70代です。

先日、2-3か月ぶりに奥さまがお見えになり、
「いろいろバタバタしていて来られなかったの。
 これ、主人からの最後のプレゼントよ、豆腐屋さんに届けるようにって」
と米焼酎の一升瓶を。
ご主人、越後湯沢で倒れられ、川越で家族に見守られお亡くなりになられたと。







『よろしく千萬あるべし』
最後のお土産が宜有千萬とは、、、
なんだかなぁ、出来過ぎだよ旦那さん。

合掌。




ボクなりの出来過ぎ、
肴は新潟餅の磯辺でっす。

2019年11月2日土曜日

Flower arabesque

しば漬けとちりめん山椒は京都モンで、
味噌漬け大根と切烏賊の佃煮とおでんの練り物は江戸モンじゃないとボクはダメ。

買い置きの常備菜はありがたい。
白菜漬けは作れても、しば漬けやすぐきは自分では作れないからなぁ。
「ああ、しば漬けたべたーい」って昔のTVCMを思い出します。
故 山口 美江さんのやつね。
もちろん美食も好いけど、
理想は一汁三菜、できれば一汁一菜ぐらいが今のボクには良いのだが。

へへへ、また骨董屋(京都伏見)で向付買っちゃった。
次女に「馬っ鹿じゃない」と呆れられてしまってるけど、
花唐草文に菊花の形状、余白の白の品の良さ、
富貴長春の上手モノだもの。

大丈夫、パパは身の丈知ってるからね。

粗食も器で美食にするのだよ。





2019年11月1日金曜日

Hot

熱々の鼻毛ワックス(※)で、鼻毛をゴッソリ抜いて涙目な夜。

(※)ドンキで売ってます。


秋深し、今秋初の 温かい蒸し寿司の夕餉。

2019年10月31日木曜日

Searchlight

スーパーマーケットで買ったアルコール度数5度のシードルが、
意外に飲みやすく旨かった。
子供の頃のシャンメリーみたいで。
イッキにボトルを空けてしまったら、
のちのち気持ちが悪くなりました。

口当たりの良さ、微妙な甘さ、炭酸のゴクゴク飲みの誘惑、いけませぬ。



昭和15 年に発行された木版画の記念絵葉書を入手。
なんだかボクには分かりませんが「航空日制定記念特印」なんだって。

このアートデザインに惹かれて思わず手に取る。
飛ぶ飛行機と夜空に灯台かサーチライトの光が走る図。

好いねぇ。

切手は乃木希典、スタンプは昭和15年9月29日の日付に、
撃墜王らしき男子と「空だ男のゆくところ」のコーピーが。
こっちは時代を反映しちゃって、版画とミスマッチ。

1940年生まれは現在81歳。
故 原田芳雄、浅丘ルリ子、張本勲、筒美京平、アル パチーノ、板東英二、
故 たこ八郎さまも。



2019年10月30日水曜日

Entire

古書店で1934年のエンタイアを見っけた。
神田にあった萬崎洋服店(テーラー)の年頭のご挨拶状(年賀状)です。
神保町1丁目、白山通りとすずらん通りの交差点にあったらしい。
取り壊された旧 村田簿記学校(閉校)のビルは、もともと萬崎洋服店だったとか。


それにしても戦前なのにこのダンディさったら、
燕尾の方は、コンビ靴に手には煙草で紫煙までくゆらせてさ。
たぶん洋書からの複写だろうけど、
金子 國義氏の油彩のように、細身の紳士が平面的に描かれている。

この時代の神田は、租界のような地域だったと聞いたことがある。
魯迅ゆかりの街だけあって、
だから中国料理店が今も多いのかもね。
こーゆー紙モノを手にする度、
帝都の時代に遊んでみたい、で御座います。





Kikujutō

予定していた今週末の京都行は、残念ながら諸事情で中止に。
主用は願掛けとは言え、年に数度の京都詣では何よりのお愉しみだからね。


その代わりと言っちゃなんだけど、
この季節のボクの定番干菓子を取り寄せた。
鍵善良房「菊寿糖」を。
和三盆はもちろん好きだけど、それ以上にこれは目のごちそう。
萩の窯元、田原陶兵衛(十二代目の)の銘々皿に乗っけて遊ぶ。
んで、気持ちだけは錦繍の京都に。



仲の良い東京の鮨店主と、
ボクより数百倍は外食依存の食べログレビュアーの知人と、
年下だけど信頼のおける友人との3人にその割烹を薦められ、
お初の店に予約したのは一か月も前のコト。
皆常連で、皆絶賛で、皆「一度行ってみて」と言う。
鮨屋の主は「私の名前を出してください」とは言ってくださるのだが、
こーゆー場合、ボクは一見さんから始めます。

ところが上記の通りキャンセルやむなしに。
早急に「気持ちばかりのもの」に手紙を添えてお詫びを出した。
予定日の2週間前のこと。

一週間後、
礼状が届いた。
んまぁ、人柄を表す絵手紙で。

残念でならないけど、
富永町は次回のお愉しみ、ってことで。