2019年5月29日水曜日

Yamamura kōka

グェッ!

ヤフオクで久々にやられちまいましたよ。

役者絵(浮世絵)のつもりで落札した紙モノが、
届いてみたら、ただの、ほんとにただの紙切れ以下のシロモノなのだ。


ボク、ドブにお金を捨てました。



しょーがねぇーや、
モヤっと感を打ち消したのは自分だもの。

ちっ、十一世片岡仁左衛門も笑ってらぁ、、、




写楽は買えんが、近代のこの人のならまだまだ。

2019年5月28日火曜日

Sotobori dōri


店用の香を松栄堂で買いがてら、
『銀座ウエスト』でバナナサンデーをついばむ。
ここは品の良い淑女たちが多い。
スプーンを持つ手も小指が立ってるし、
運ぶお口もなんとなくオチョボになってるような。
そーゆーお客が多いのか、はたまた店がそうさせるのか。
流れるクラシックに聴き入ってるフリしながら、
残り少ないクリームソーダの底を音を立てずに啜(すす)るボクです。

こー見えて気遣い屋さん。

2019年5月26日日曜日

Ikebukuro nishiguchi


スマホ片手に猛暑の池袋を彷徨う。
池袋西口は、まだまだ戦後の痕跡が残る地域ですね。
そして今、ここは中国系の言語しか聞こえてこない街です。


台湾フリークの次女に誘われ『新珍味』に行く。
オーナーは百歳の現役の台湾人革命家・史明氏とのこと。
(ボクは無知故に知らんかった)


この店が闇市時代からの台湾人活動家たちのアジトとは。
なんだか分からんが、ワクワクしてしまうボク。
『台湾独立運動』『地下工作活動』『ヒマワリ学生運動』『日本赤軍』
『池袋モンパルナス』『熊谷守一』『長沢節』『蔡英文総統誕生』・・・

狭い階段を二階に上がり、
次女はターロー麺と餃子、ボクはチャーハンと冷やし中華と餃子を注文して、
ついでに冷えたビールをゴクリと。




意外、
思っていた以上に優しい町の中華でした。
ただし、ターロー麺はニンニクが強ーーー烈だよ。

2019年5月25日土曜日

Rakuhoku

5月に猛暑日なんて、、、
やばいね、今年の盛夏が思いやられます。


うれしいねぇ、
本日の夕暮れ時、京都洛北から団扇立て が届いた。
先日、『京の竹 松井竹材店』さんに注文した品です。
じつに端正な姿で、団扇無しでもじゅうぶん美しいではないか。

今年は『牛十図』団扇を夏の室礼にしたかったのだ。
以前、近江の骨董店で入手した手描きのやつね。
禅の修行によって、高まりゆく心境を十段階で示したものです。
いかがなものでしょうか、夏風情も好いものでしょ!

藪入りまでの室礼です。



来週は循環器科検診です。
「転ばぬ先の杖」ってやつで、
心配してくださった親しいお医者さんの手配で大学病院まで。

トマトジュースでリコピンは摂取してきたのだけど、
バクバクのドッキドキよん。

2019年5月19日日曜日

Engakuji

事情により、いつもとは違う 逆方向の『藤沢駅』から江ノ電に乗る。
天気予報では曇天だった日曜日は、こんな感じの好天に。
若い子よりも、中年からボクら世代のサーファーが多いみたいですね。
AM8:00を過ぎる頃には皆海から上がり、
バイクや自転車にボードをくくりつけ去ってゆく。
たまんねぇ、かっこいいなぁ。

ボクは稲村ケ崎温泉でヌーディなおじさんになる。
根昆布出汁のようなヌルみのある湯は浮力もあるようで、
油断をすると臀部がぷかぷか湯に漂います。(📷NG)




小学校の修学旅行以来の大仏さま。
ここも日本人より欧米人が多い。
いつまでも手を合わせ祈る白人に、なにか旧き日本人を見るような。

由比ガ浜を見下ろせる、小津安二郎氏の通った中華料理で昼食を。
想像していたより満足度200%、サーヴィス、室礼、料理満足。

タクシーで鎌倉山の『House of Flavors』まで。
あのホルトハウス房子さんの店ね。
数年ぶりにグラハムクラッカーのチーズケーキを購入する。











そして最終目的地の円覚寺に。
戦前に得度した父の名前を確認すること。僧籍を。





おやじ、あったぞ!

2019年5月17日金曜日

NERI

昨晩、十数年ぶりに煙草を吸う夢を見た。
吸いたいなどと思いもしないのにね。
夢の中で自己嫌悪になってるし、
目が覚めてから正気に戻るまでもそんな感じで。

嫌煙家ではありません。

んで、夢占いを検索すると、、、

<<タバコの夢を見るのは、 現実に強いストレスを感じていて、  
  それを発散したい気持ちのあらわれと言えます。
  また、不摂生な生活習慣への警告の可能性もありますので>>


💀💀💀💀💀



新商品のパッケージが出来てきた。

てっ、天使のオレ!

うれし、、、






2019年5月12日日曜日

Marriage

噂には聞いてはいたけど、縁結びの神は日本に限らず各国の女子を呼んでます。


20歳で我が店に来て、
17年後の今日、薫風抜ける鎮守の杜で豆助が結婚式を挙げました。

おめでとう。


Dawn

暑かった昨夜、うっかりエアコンをつけたまま寝てしまい、
先ほど寒さで目が覚めました。
んで、ただ今熱々の風呂で生き返りを。
太目の暑がりなのに、一度冷えるとなかなか元に戻らない。

少し暖房で部屋を温めて、缶酎ハイでユルリな時間を。


2019年5月11日土曜日

Seven changes

Tさんは呑み上手な先輩、
たまーに酒場で会っても、呑み方も会話も切り上げ方もキレイな漢です。
今日の来店時、「最近はどこで呑んでるの?」と聞けば、
「孫が増えたら、そっちの世話で外に呑みに行くことも無くなったよ」と言う。

Sさんは70代に突入した呑ん兵さん。
高校・大学もその後の職場も都心で過ごしたあか抜けた先輩で、
リーマン時代は荒木町を根城にして、
「酒のなんたるか」をじゅうぶん知ってる御仁であります。
そんなSさんも家呑みが多くなり、
「年なのかな、酒量が減ったよ」と言う。

ここんとこ、
「街に繰り出しても若い子の店ばかりでつまらん」と嘆くことが多かったけど、
夜の社交界も世代交代してるだけのことでした。

静かに景色が変わってゆく、、、
ちと寂しい今日この頃のボクです。



元は小さい湯呑茶碗だけど、
酒を呑んで、茶碗はどんどん化けました。
七化けした萩は酒器でも好いし、
筒型の覗き猪口として酒肴を落としたりしても愉しです。



2019年5月10日金曜日

Darkness

今朝、我が家のごみ集積所が猫に荒らされて酷いことに。
一般ごみと違い、業務で出たごみは夜間に収集にお出でなります。

猫ちゃん、夜陰に乗じやがったな。

残ってしまい申し訳なくも廃棄した白あん最中(モナカ)、
その残骸が散乱した路上掃除が朝一番のお仕事となりました。
それにしても皮を食べずにアンコだけきれいに食べる猫がいるなんて。
食べてもいいから皮も食え、もったいネェだろ。

猫のことは言えませんネ、ボク。


久しぶりに照明器具を購入する。
古い洋館の廊下を照らしてたブラケットと電笠です。
骨董屋曰く、紡績関係のお大尽宅にあったライトらしい。

以前に入手してた照明と同時代で、少なくも時代は戦前のでしょう。
たぶん大正時代かな。
暗闇にこれが1つ点いているだけで、なんとも言えない穏やかな感じになりますぞ。


2019年5月8日水曜日

Nappa

親戚も皆代替わりして、
伯父も伯母も鬼籍には入ってしまったり介護施設に入所したりで、
気が付けば縁も薄くなってしまいました。
届いてた季節季節の作物も来なくなり、
その季節になる度、あの味が恋しくなるばかりです。

この季節、からし菜の漬物も懐かしい。
それも畑栽培のではなく、土手で摘んだ野生の方ね。

食いテェな。


直売所にうる抜き大根があったので、
自分で漬けてみた。
鼻にツーンとくるからし菜とは違うけれど、
青菜のつよい香りとしょっぱさでお茶漬けに。


2019年5月7日火曜日

Ryoshū


GWをくすぶって過ごしてしまい、
今となって激しく旅愁を夢見てしまいます。

夏こそは洛北か湖北か湖西に行き先を決めてはいるけど、
一人旅で、良き宿で、良き料理で、良き人間に出会ってみたい。
誰か耳打ちしてくれないか、誰も知らぬ良き隠れ宿を。


先日のCMは1986年の夏ので、
これはサントリーオールドの1987年冬ヴァージョンなのね。
こっ、これは、、、、、まず今では作れないCMでしょう。
なぜなら、、、、、見れば分かる。

オープニングから、
たまんねぇーほどの旅心を掻き立てられてしまうぞ。




多分、日本画家・小倉遊亀の『浴女』を意識してるでしょう。
構図もすっかり同じだもの。

2019年5月6日月曜日

Kyōka


大正時代以前の和蝋燭をときどき灯すのね。
御香は鼻腔から、蝋燭は視覚からのマインドフルネスだもの。
炎の揺らぎに魂が無になります。

現行品でもよいのだけど、
「現代の名工」の手による芸術品は気安く扱えねぇ、お値段で。
ボクはヴィンテージ専門で。
骨董屋、骨董市、オークションでアンテナを張り巡らせ、
運の良い出会いの連続で愉しんでます。
和紙の芯に火を移し、融ける櫨の木蝋の匂いは100年の昔だぞ。







2019年5月5日日曜日

Last day of consecutive holidays.

今回は出かけることも無く、
ただのんべんだらりと過ごしただけでございました。
今日は明日の仕込みを。
次は夏季休暇まで。

カミさんと近所飯。
料理は旨いんだけど、(うへっ)やっぱ生ビールがドブ臭いぞ。
お願いだから、サーバーは毎日きれいに洗ってちょーだいな。


2019年5月2日木曜日

Shimomura Kojin

留守番は暇であります。
昨日は1949年東宝製作の『青い山脈』で酒を呑む。
あの原節子さま主演のやつね。
芸者・梅太郎役の小暮美千代はおみごと。

今日は1948年の松竹『四人目の淑女』と、
1955年の新東宝『次郎物語』をたて続けに観てる。

どちらにも小暮美千代と望月優子(『四人目の淑女』では望月美恵子)が出演していて、
タイプの違う役柄の対比が面白いねぇ。
しかし『四人目の淑女』の駄作さには観終わって苦笑い。
それに比べて『次郎物語』には感心しきり。
すっかり下村湖人の世界にどっぷり感情移入してしまいました。
実母(花井蘭子)の死と継母(小暮美千代)との打ち解ける場面など、
やばいねぇ、、、

女優たちの着物の着こなし裾裁きのなんと美しいことよ。

八分の八のラスト部分だけですが。

Complaint

ホームセンターで、10年ぶりぐらいに旧知のK氏とバッタリ。
長い間、商売を営んでいたが諸事情で一度閉めている。
年齢は少し下ですが、「身体はボロボロですよ」とも愚痴を吐く。
30代の頃、たまに呑んだり旅行に行ったりした仲間でね、
「そうだったんだ」
その諸事情で知る、彼の心痛を。

でも、近々別の場所で再開が決まったと少し笑顔に。

まだまだ走らないとね。


毎日、両親の介護をしてくれてる姉が旅行に。
その代わりはできませんが、
後半戦は家を留守にすることはせずに番太郎に徹することに。

こういう時こそ父もショートステイのお世話になっても良いと思うのだが、
母親の「そんなこと、みっともない」と一蹴されてお終い。
要介護認定も申請すれど「そんなこと、みっともない」と外してしまい、
紙オムツ給付及びオムツ代助成制度も「そんなこと、みっともない」で行動できず。

何が「みっともない」のであろうか、
母さん、あなた以外の家族にドカンと負担があるのだよ。

困ったものです。






2019年5月1日水曜日

Last day

平成の最終日、
思い立ってご先祖様の墓参りに。
なんと、結婚後二度目の墓参り。
三十数年ブリのバチ当たりモンです。
こんなことではいけませんね。
お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、伯父さん、伯母さん、従兄のMちゃん、
ご無沙汰してしまいました、すみませーん。
小雨降る中、花を挿し線香を手向けてきました。

ありがたいねぇ、
スッキリ気分になれたのも確かです。



豆助から「呑みましょうよ」とTELあり、
お得意さまの焼き鳥店までバス停2つ乗り。
平成最終日は焼き鳥と梅茶漬けとビールと竹鶴ハイボールで。