2019年8月29日木曜日

End of August

今月は前半に母が入退院で、後半に父がまた入院。
姉も行ったり来たりで留守がちですから、家族皆せわしない八月でした。
ありがたいことに、夏は仕事量も多いですからね。
すっかり外呑み行く元気などありゃしない。
家呑みで一日の完結を迎えておりまする。


子供の頃のこの時期はブルーでねぇ、
重症なサザエさん症候群みたいな。
この年齢となると、早く過ごしやすい秋になってもらいたいっス。
猛暑では出没しなかった蚊に、今日はブッツブツに刺されてしまいました。

自室ストックからカリラ 22を開栓。
アイラなら、外呑み一発目はアードベッグがダントツ多いけど、
自宅なら1にカリラ、2にカリラかな。
ボトラーズにもよりますが、ほどよいヨード香がナイトキャップにちょうどいい。
高額過ぎて、最近は国産モルトなど買う気も起きませんモン。
スコッチは適正価格でありがたい。
常飲するならお安くないとネ。


2019年8月23日金曜日

Ito Biscuits Co.,Ltd.

近所に激安スーパーができたおかげで、
入手しづらいマイナー系の菓子や食品が並んでるのが嬉し。

会社自体はメジャーだけど、
マイナーなミスターイトウの「かーさんケット」、
意外にそんじょそこらじゃ見かけない。

好物なのよん。


休み明けは身体がしんどい。
いくぶん和らいたと言うけど、まだまだ暑い。

なのにエアコンの修理はまだ来ない。
毎度のことだけど、たぶん電気屋のおばちゃん忘れてる。

ニャロメ~

直接メーカーに言うことにすっか。





2019年8月17日土曜日

Follow me, please.

雑誌のCREAで拝見した、
ホフディランの小宮山さんが推奨してた日本蕎麦店まで家族で出かけた。
日本蕎麦屋の作る冷やし中華とラーメンが一押しだったのが、
その写真ともども食指を動かされてねぇ。



あはっ、
ちょーっと期待値を勝手に上げすぎちゃったきらいで、
もちろん美味しいのだけど、味は昔ながらの蕎麦店でござんした。
ところがここのお運びさんが好い感じでね、
ボクの記憶の中の昭和中期のおばぁちゃんなんですよ。
ちょっとしたお愛想も気の付くお冷の継ぎ足しも、
少し早口の江戸弁で、それがしゃがれ声気味の粋筋系でね。
嬉しい接客、それだけで☆☆☆☆☆よ。




サーヴィスと言えば、
少し前のこと、驚くようなラーメン店に遭遇しちまいまして。
ボクらは写真を撮る気も無かったし、
ジャリ銭だけしか持ってないから問題は無かったのだが。
ビールを呑みながらゆっくり食ってると、
後から入ってくるお客さまが、ことごとくコテンパンにやられちゃってるワケよ。
30代ぐらいの男女2人での営業らしいのだが、
男は命令口調で、女性は冷酷にバッサリ言い放つ接客でねぇ。
怒って帰られるお客さまもいるし。

いやでも聞かされるこっちの身にもなってくれぇ~
これでなんで商売してるのだろ?
もったいねーな。

Google Maps

2019年8月15日木曜日

Roots



今回の大分行の一番の目的は、
自分のルーツを知りたかったこと。
自分の祖父が養子に入った経緯やら、
祖父の実家のことやら、またどうして養子先から出て埼玉の寺の住職になったのか。
うっすらと親戚からは聞いてはいたけど、
何しろ戦時中に還暦で亡くなってる人ですのでね。
自分で訪ねてみて、この目で耳で確かめてみたかったのね。

大分空港からレンタカーで竹田市に向かう。
意外に遠い。
豊後竹田の初めて見る景色は、山々に囲まれた静かな城下町です。
祖父の育った碧雲寺さんに着きました。





寺の関係者に会えたら聞いてはみたいけど、
アポイントを取るほど近しい関係でもないので、
「今回は訪ねるだけでも」と考えて伺いました。

残念ながら碧雲寺さんは御留守で、
少しお庭でも見てから帰りましょうとカミさんと。
庫裏内でもうひとり、
檀家らしき高齢女性がインターホン代わりの鐘を撞いていました。
やはり留守ということで、帰り支度をしてましたので話し掛けてみることに。

「私の祖父はこの碧雲寺出身らしいのですが、
 なにぶん大正時代の終わりの頃の話で、、、」と。
すると、その女性は大きく目を見開き、
「それは関東の方で住職となった宗愚さんのこと?」って驚かれて、
ボクも「そう、そうです」と驚いてしまい、
聞くところによれば、祖父の弟の長男のお嫁さんでした。(親父の従兄の嫁さま)

そこからいろいろ話をしてくださりました。
子供のいなかった住職さまが、
檀家であった仲村家の次男の祖父を跡取りに迎えたこと。
寺の子として育った祖父ですが、
後に住職さまが再婚され、直系の跡取りの男の子が生まれたこと。
すでに僧侶の修行を終えてた祖父は、
跡取りさんの独り立ちを見届けてから、
自ら埼玉の空き寺に移ったとのことでした。

聞きながら、少ししんみりとなる。

そしてボクの先祖である仲村家の墓や祖父の生家にも案内され、
もう、ただただ感無量でねぇ。
ありがとうございました。

この方は大分市の人ですから、月に二回のお参りだそうで、
たまたまの偶然ってことでした。
こんなミラクルなことって、祖父が結び付けてくれたのかな。


以前、ボクより先に訪ねた姉が、
「碧雲寺の庭園を見て分かったことがあるの、
 私たちの子供の頃の養竹院(埼玉の寺)の庭によく似ているのよ」と。
「お祖父ちゃんは模した庭を造り、きっと豊後竹田を懐かしく想ったのよ」とも。

姉ちゃん、ボクもそう思う。
ここにも百日紅が満開だもの。


この街で和菓子屋によってみました。
そのセンスには脱帽モノ。
誰かに依頼して作った美意識ではない志の高さ。
週明けに届く菓子が愉しみで。

但馬屋老舗 本店






2019年8月14日水曜日

The House of the Rising Sun. 

杵築市にて。
この街、手入れの行き届いた武家屋敷や保存状態の良い豪商の屋敷などが多いけど、
公開されてる無人の文化財よりも、今も人が住んでる古い家が壺。
あっ、廃墟もデェ好きよ。









     

城郭や武家屋敷や古い商家なら文化財とやらで保存されるけど、
なぜか遊郭や花柳界の文化は黙殺されて朽ちるだけなのね。
ついつい旅先で訪ねてしまうのはそんな跡地。
観光案内所の旦那さんが『旭楼』の存在を教えてくださった。

正面は洋風建築の旧産婦人科の看板があり、
裏に回れば見事な木造三階の妓楼建築です。
産婦人科以前は大籬な『旭楼』なる娼館で、
一時、あのオペラ歌手の藤原義江も芸者(女郎?)の母と住んでいたのね。
スコットランド人の商人に棄てられ、
混血児の子供を連れ九州を転々と流れ、たどり着いたは杵築の『旭楼』。
詳しくはWikipediaでどーぞ。
まんま「The House of the Rising Sun」ではないですか。
戸籍も無かった他人の義江を認知した妓楼主、以後藤原姓を名乗れた義江、
ここではどんなドラマがあったのだろう、などと思いを巡らしてしまいます。

それにしても大籬の妓楼から産婦人科病院ってのも驚いたが、今は朽ちた廃墟、
高尚とは対極だけど、これだってひとつの歴史的文化財なのだが。
この街にはたくさんの魅力的な建築物が残っているのに、皆風前の灯火であります。





観光客もまばらな杵築の街を歩く。
やはりその案内人さんに教えてもらった老舗洋食店で昼食を。

味、ポーション、サーヴィス、こちらが頭が下がる良店です。
この旅では、ひとつも外れが無しだったことが嬉し。



そろそろ大分空港に向かわねばと駐車場に戻り、
最後に気になってた骨董屋による。

骨董『晨』ASAさんに。



ボクの決め事、必ず旅の思い出に一品を購入すること。
ここでは大正以前のプレス硝子小皿5枚組に。


Hinabita

台風より数日早く大分まで。
最初はレンタカーで豊後竹田に向かい、
用事終了後はその日の宿のある別府に。
別府湾は海より空がうねってます。


宿に落ち着き、散歩がてら夕飯は外に出ることに。
この街のことは何の情報も無いので、自分の嗅覚を頼りに彷徨ってみます。
商店街も飲食街も町全体がかなり寂れてますが、
つげ義春マニアのボクには背筋がゾクゾクする空気がそこかしこ。













飯難民になりかけたとき、
シャッター商店街の外れ近くにここがあり、
行燈の灯に誘われ暖簾をくぐる。
店主は若いし先客無しだし、
多少不安を抱きつつもコースを所望。

店主に話を振ると、大阪で修業に入り湯河原の「石葉」にもいたとか。
強肴の蒸さない鰻の白焼きは秀逸。魚介素材は良きものです。
写真は〆のかき揚げごはん。
んで、一人6,000円ですよ。(生ビールをグラスで7杯呑んでだぜ)

こっちが恐縮でございます。


調子こいて呑み過ぎまして、宿に戻り上掛けの上で朝まで眠る。
んで、目覚めと同時に初別府の湯に。
毎度のカラスの行水で、10分も浸からずさっさと着替え、
200円のコインマッサージ機で極楽至極。
エコノミーのせいか、慣れないレンタカーでの運転のせいか腰痛がキツかったのね。
朝食のオープン時間に、ちょっと小馬鹿にしてたバイキングも食べちゃいに。
おおっ、
それがね、想像以上にレベルが高いこと。
新宿のパークハイアット東京「ジランドール」なんて目じゃないもん。
地方の温泉大型ホテルなんだけど、この時代にこれだけの繁盛は分かりますねぇ。
お客さま本位の居心地の良さに感謝です。

朝食後、まだチェックアウトには早いので高架下まで散歩する。
お盆ですから、惣菜店から鮮魚、青果、生花、餅菓子屋などすでに営業を。


鮮魚店でこんなん見っけ。
モーリタニア産じゃないよ、茹でたての地蛸だよん。
思わず「太いトコ2本ちょーだい」と。

その場から口にくわえ贅沢を。


2019年8月11日日曜日

Living room

ボクの書斎のエアコンが壊れてだいぶ経ちました。
前回書いた通りに毎度の技術屋さんにTELすれど、
まーーーったく愛想の無いオバちゃんの、
「伝えておきます」のただ一言のみで。

んで、あれから数日、今だにナンにも言ってこない。
(オイッ!バァさんよ、はよせんかい)
だんだんボクの表情から笑顔が消えてゆくぅ。

干からびちゃうよ。


明るかった早朝 4:00の空が、最近は夜の延長のまま暗いです。
やっと年間の日照時間の折り返し地点を過ぎたようで。

暑さで汗びっしょりの毎日、早く秋になっていただきたい。


昨日の連休前の最終日は、
どーにか生産量とお客様の注文数がほぼ合致いたしまししてめでたく終了、
不足も無く、ほんの少々の余剰で安心いたしました。
予約数より足りなくなるのが一番怖いからね。

本日から夏季休業でございます。

まずは朝呑みして眠ります、リビングの冷え切った床の上でね。

2019年8月8日木曜日

MERRY BRAND

こんな時期、ボクの部屋のエアコンが壊れた。
天井埋め込み型なので、そう簡単に入れ替えられないのね。
いつもの技術屋さんにTELすれど、
まーーーったく愛想の無いオバちゃんの「伝えておきます」から連絡無しよん。
ただ今、冷え冷えのリビングのフローリングに転がることが唯一の暑気払い。
さてさて、あと何日蒸し風呂生活なんだろね。

不穏な動きだぞ、お盆休みに合わせて台風がコッチに向かって来る。


いつまで続くんだろ、あっちの不穏な動きは。

事務所にあれだけ巨万の富をもたらしてくれたのに、
独立となったら、徹底して商品価値を失くすまで追いやる手段。
興行の世界は昔も今も893なんだね。

スマップの3人、がんばれ。



2019年8月5日月曜日

Across the river

ここ二か月忙しかったねぇ。
とくに昨日までの二週間はオーバーワーク気味。
正直もう若くないし、
あの頃出来た無理も今は負担が大きくてね。

体温以上の暑さも、、、

「泣き」も入る今日この頃です。
仕事があること、それもありがたいことなんだけどね。
まぁお盆休みもそこまで来ているし、
呼吸を整え走りぬきましょう。

旨いモンを食ってさ。


豆腐の関係者と向島で昼の鮨っ食い。
ボクは豆助と参加する。
(写真は「向島百花園」でのひょうたんと豆助)

正午に『うを徳』さんに集合。
約3か月前に予約して、最短でも本日8月4日だったのね。
すごいねぇ親方、相変わらず食べログは4.18 の高得点だし。

銀座でも日本橋でも浅草でもない、ここは墨東川向う。
粋人の握る鮨に時を忘れた3時間でした。
焼は関西仕上げの木曽川の天然鰻、東京湾のギンポウ、千葉の鮑と群馬の茄子、
息するのを忘れたよ。





〆は腹を抱えて笑って食った。
思わず二貫(巻)も。
親方サンキュ!