2025年4月28日月曜日

Mochigashi

首都高5号線、高島平界隈の新緑のなんと美しいことよ。もう季節は初夏でございます。
 
扇大橋経由の向島ICで下車し、濹東綺譚で早朝からヤボ用を。そのヤボ用終了後は、せっかくなので『志 ゙満ん草餅』さんに寄り道を。駐車場が無いので開店まで路駐で待つことと。ボクの前にはオープントップのアルファロメオ・スパイダーで(足立区ナンバー)、後車はメルセデスベンツのGLS、そのまた後車は同じくメルセデスの、、、、、何なん?この草餅屋さんは。
んなワケで、AM9時の開店時には大行列に。知人の手土産用に餅菓子数種を数組と、自宅用に柏餅5ヶと笹餅5ヶを御購入。 

ココの笹餅は飲み物です。


またまた餅菓子モードも加速して、帰路途中に【ゆく春や 鳥なき魚の 目は泪】の地、北千住の『かどやの槍かけ団子』さんにてみたらし団子も20本購入する。 上生菓子は上方にはかなわない。でも餅菓子と稲荷寿司はだんぜん甘辛の江戸モノ(関東)が好みであります。 

ココのだんごはもっと飲み物です。


2025年4月24日木曜日

Yakko

都内の和食店さんですが、カウンターだけの小さい店ですがやたら豆腐の注文が多いんですよ。サイドメニューで葱や削り節を乗せて出す店が大半だけど、フレキシブルに切ったり潰したり裏漉ししたり、また煮たり焼いたりと皿ごとに違う料理に仕上げられているんだね。それも完成度(感性度)の高いひと皿に。あれじゃぁ、だれでも食指が反応するでしょう。豆腐屋にとって、本当にありがたいねぇ。


大正時代の切子鉢を購入したので、ボクも涼やかに冷奴の盛り付けを。

和洋ハーブ、柑橘やドライフルーツを多種類用意しておき、鴻商店の生砂糖で生成り蜜も作って冷やしておきます。(今回は黄金柑とスダチと花紫蘇)
アガーで薄板ジュレを多めに作り、冷奴の冷水代わりに豆腐にまとわせる。水より透明感が生まれます。そこに上記の和洋ハーブ、柑橘、ドライフルーツを散りばめれば完璧OK。やり過ぎぐらいが丁度よいかな。個々のセンスが出来を左右いたします、へへへ。今も生意気盛りでございます。

豆腐は塩味系で食し、後に薄板ジュレは蜜で葛切のようにして。



2025年4月13日日曜日

Saturday Night

昨夜は中野『Lanterne Rouge』にてシーズン最後の牡蠣を食す。
終わりに近づくほど、その身はより美しい味覚でありました。



帰宅が早かったので家呑み。

昔から吉行エイスケや乱歩のいた時代(大正時代後期~戦前頃)に憧憬の念を抱きます。
その時代の花サフラン(クロッカス)の組食器(大1小6)を購入する。ほぼデッドストックであります。たった100年前の製品ですから骨董とはいえません。でもたった100年前ですから意外に現存しております。んで、リーズナブルだし。

モボやモガが闊歩していた時代だぞ。なっ!浪漫だろ。

御酒肴は、祇園サンボアを真似て和辛子の利いたキューバンサンドっぽものを。チャチャっとね。








2025年4月10日木曜日

Hamaguri

昨日、本年度初となりますミドリカメムシと遭遇いたしました。ああ、もうすぐ『夏は来ぬ』であります。
本日、警視庁捜査一課を名乗るサギ電がありました。ハキハキ受け答えをいたしましたら、あっけなく切られてしまいました。ケッ!



豆腐で遊べ。

今年も浜栗(蛤)の旬が間近となり、少し早いが鹿島灘より取り寄せました。んで、恒例の摺り流し作る。ひたひたの水と適量の塩で煮て、口が開いたら一晩の放置プレイを。その濃い目の煮汁と水切りした同量の絹ごし豆腐をフードプロセッサーでなめらかに。筒形向付に流し込み、カットした身と山椒の佃煮を置き、微量の醤油で味を調えた煮汁ジュレを掛けまわす。豆腐によってドロリ感が生まれ、ヴィシソワーズのような喉ごしに。クレームドゥーブル(固形分を高めた高脂肪クリーム)を少量掛けまわしてもエエよ。今回から山椒は京都宮川町の『津乃吉』謹製で。思い描いていたシミュレーション通りに仕上がれば、まーね、簡単でそれなりに品よく旨いです。香るチーズ系の焼板を添えて。

『食』は知性でございます。



2025年4月6日日曜日

CountryGentleman

朝飯の時に日テレを観ていましたら、「購入した豆腐を洗うか?洗わないか?」をアンケートしていたのね。当店でもたーまにお客さまに問われるコトですが、結果は大半が「洗わない」方でございました。番組内では池袋の豆腐屋さんも「豆腐を洗うんですかぁぁぁ⁈」と苦笑していましたが。
だいぶ以前に「おぼろ豆腐(汲み出し豆腐)を洗ったら、流れて無くなっちゃったのだけど」と苦情をいただいた記憶があるけれど、それをしなくてもいいように、手洗いはじめ衛生面には気を付けております、ハイ。

『ざる豆腐』と『翠薫香(二色木綿)』に使用する青大豆ですが、本日『秋田みどり』種から『秘伝』種となりました。どちらも八郎潟の大越昇氏による作品でございます。『おぼろ豆腐』や『豆乳』もろもろは、順次2~3日後から秘伝種となります。緑色は優しくなりますが、力強さはそのままで糖度はアップいたします。