2022年5月18日水曜日

Old photograph

奥歯のクラウンがとれてしまいましてね、さすがに限界かなとなり抜歯してまいりました。以前「小野さんの歯は根がしっかりしてますから丈夫ですよ」とお墨付きをいただいてはいましたが、さすがに終わる時は終わるんですね。丈夫ゆえに抜くのも手間取りまして、30分は口を開いたままでした。まぁね、何度やっても怖いのは歯茎への注射(麻酔)で、刺さるあの感触は腕への採血の針より数百倍嫌なモンです。抜歯した根っ子に、多少の歯茎のお肉が付着していたのにも心中で思わず「ぎゃっ!」と。

野球のボールを顔面キャッチで前歯を折り、半世紀前の差し歯からお世話になっている歯科医の先生です。その差し歯は今も上アゴと一体化したままなんの支障もございません。S先生、さすがです。


クレゾールに匹敵するようなヨード香に精神まで殺菌されていくよーな気分です。
普段呑み用の強烈ピート香アードベッグで消毒がてら、昔の気の強そうなおなごさんとサシで呑む。
骨董屋で何気に手にした古寫眞に魅せられましてね。明治後期に麹町三番町、市川寫眞館(寫眞師・市川慎一)撮影による。
キリっと太い眉に大きい瞳、鶏卵紙寫眞コレクターのボクの収集品の中でもこんなタイプは初めてです。明治時代の男前女史でございます。
二百三高地な束髪に矢絣と女袴、「花子とアン」と同時代の女学生かおなご先生か?

この娘(こ)、どこのどんな娘(こ)で、どんな人生を送ったのだろうな、、、
これもひとつの歴史浪漫、、、







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