2017年4月10日月曜日

Inban

最近入手した印判の雑器五客なのね。 (口径約8㎝ 高さ約6.4㎝)
酒の肴用に好いかなって。
海鼠腸とか塩雲丹、イクラの醤油漬けかな、花山椒(醤油焚き)も似合うな。

どーよ、

桐に菊唐草に雷文、こんな小さな器に奈良時代伝来の唐草の意匠だもの、
とくに菊唐草は皇室の文であり、雷文は中国皇帝の「権力の象徴」で、
古代中国で鳳凰が棲むといういわれのある桐、
かすれた文様と口縁部の輪花、それも虫食い状態がまたよろしですねぇ。
たかだかの雑器であるのだけれど、そこには気高さもあるよーな。

理想は立原正秋の見立て力なのだ。



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