2025年7月15日火曜日

Kamishichiken

長いお付き合いの割烹さんから「長刀鉾」と「菊水鉾」の粽が届きましてね、ちょうど店のメンテでしたのでカミさんを誘い思い立って京都まで。あの空気感を味わいたいもの。新幹線チケットと宿予約だけ取って、間際ゆえに料理店には予約を入れず、ほぼ行き当たりばったりの旅となる。初日は滋賀の湖西を歩き、泊まりは京都で祭りを観たり祇園囃子を聴いたりと。今年も愉しませていただきました。



たとえ飲食店の予約をしていなくとも大丈夫、東京や京都には名店がいくらでもあるからね。高級店から街場の店、和洋中エスニック・・・なんでもござれの街だからさ。
フっと思い出し、上七軒の町中華で呑むことに。昔から行ってみたかったし、食してみたかった店であります。
キリンラガーを大瓶2本とカミさんはウーロン茶、ふたりで10皿10種は食したでしょうか。クリアーな餡の酢豚、これ以上ないシンプルな春巻き、カシューナッツと鶏肉との炒め物の奥深さにはため息が出た。「ああっ、美味しい」と。とくに手間の掛かった揚げ焼きそばが好い。

料理人の腕はもちろん、ご家族や従業員の連係プレーの素晴らしさよ。とくに司令塔の女将の仕切りには無駄が無い。それでいて従業員やお客さまに対してのユーモアは、いちだんと楽しい舞台(店)を作り上げています。

突然のスコールのような夕立も、退店とともに上がりました。




2 件のコメント:

SMILE さんのコメント...

私ごときがいうまでもなく、センスのかたまりです。

なごり雪 さんのコメント...

心地よさがミストのように浮遊している店でした。接客良し、料理良し、客も良し、そこに身を置けた幸せかな。