2019年9月15日日曜日

Autumn day

先週のコト、ご贔屓様の70代のお客さまが嬉しそうに言うのね。

電車の席に座っていたら、
「若いんだから、お年寄りに席を譲りなさい」
と隣席の同世代の老人に叱られてしまったと。
んん、確かに大柄でガッチリした身体で年齢より若く見える男性(ひと)です。
勘違いされたあげく、自分と年齢も大して変わらぬ老人に席を譲ったらしい。
若く見られたことが相当嬉しい出来事だったらしく、ゴキゲンで話してくれた。




たまたまさっき、姉と親父の入院先の病院からの帰り道、
停留所からバスに乗ったら中学生たちで満員だったのね。
姉とボクがステップを上がるなり、
座っていた子供たちが立ち上がり、席を指さし「あっ、どうぞ」と親切に。

「あっ、大丈夫ですよ」と言いながらも座るはめに。
初めてのことで動揺してしまい「ありがとう」も言えずして、、、


超フクザツなこって、、、




先週、農産物直売所で「きぬかつぎ」 を見つけた。
辛子醤油か田楽味噌か甘く煮物ににするか、
芯を硬めに茹でで、後ほど二次加工を施して豆助に。

日常使い用に、ごくありふれた骨董を入手する。
根強い人気の蛸唐草や花唐草よりも、
少々雑器扱いされる微塵唐草に愛しさを覚えます。
それでも幕末から明治にかけて作られた磁器食器だもの、
ボクにとっても嬉しい不思議な縁(えにし)です。

昔々のこと、
親父の実家の寺の庫裏には、根来の漆器とこれが山と積まれてた。
故にボクの原風景にあるのはこの微塵唐草の器なのかも。
胎土の白さ、呉須の発色、輪花の仕上がり、この類の中でも上々の出来。

深めの膾(なます)皿ですから汁モノもOK、
毎朝の豆助の朝食用で重宝いたします。



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