2020年6月15日月曜日

Dōsei jidai


上村一夫の描いた女(ナオン)は、ボクらより少し年長の方々の記憶の中の残像かな。当時が思春期のボクも、この人の漫画には胸がギュン(キュンの上級)としたひとりだもの。「同棲時代」「しなの川」「菊坂ホテル」「サチコの幸」や北原ミレイの「懺悔の値打ちもない」のレコジャケなど、あの阿久悠氏の歌詞とあいまって、今も強烈に残る心象風景で御座います。情念とか血脈とか、思考や理性ではどーにもならぬ人間の性(さが)を,,,,,

初見時、このボトルに息を呑んでしまった。うれしいねぇ、忘れていたものが一瞬でよみがえったよ,,,,,,,, このさいボトルの中身などどうでもいいんだ。(表向きはシークレット、実際はグレンロセス)

♬ あれは八月暑い夜 すねて十九を越えた頃
   細いナイフを光らせて にくい男を待っていた ♬




2 件のコメント:

嶋中労のプロファイル さんのコメント...

なごり雪様
『同棲時代』とかあったよね。
ボクは読んでないけど……

ゴメン、ボクは漫画とかアニメはほとんど知らないんだ。
比較的よく読んだというのは『ゴルゴ13』と『カムイ伝』かしら。
あとは『こち亀』かな。

それでも必死こいて読んだという記憶はなし。
誤解を恐れずに言うと、ボクは活字派で、
小学生の頃からもっぱら読むのは活字媒体だった。

だから漫画はほとんど知らないんだよな。
他で忙しかったもんで……

なごり雪さんは、どんな青春時代を送ってきたのか知らないけど、
趣味や好みから想像するに、かなりナイーヴだったことが知れますね。

自己韜晦の名人だから、なかなか生の自分を出すことはしないようだけど、
気まぐれでいいから、たまさかにはホンネの部分をチラと出してほしいものですね。

「ちょっとだけよ」といって、チラと見せる。

なごり雪さんは、ボクにとってひとつの〝謎〟です。
謎は謎のままがいいのか、それとも……

いつも抑制のきいた文章。
感服しております。

なごり雪 さんのコメント...

嶋中 労さま

たしか90年代頃、「いい歳した大人が電車の中で漫画など読んでる」と話題になりましたよね。
今ではそれが主流で、それも紙媒体ではなくスマホですもんね。
ボクもアニメとかオタク文化とか、まーったく知識がないのです。
ただ上村一夫氏の作品は、思春期のボクにとって刺激的でかっこいい世界に見えたのかも。
ほら、天井桟敷とか花園神社のテントみたいに。

労さん、いつもありがとう。
友人の中で、唯一精神的に身をゆだねさせてもらってます。

重いでしょう,,,,,,,,,