2008年4月28日月曜日

酒のエッセンス

その店の常連さん(友人)に連れられて、名が知られたBARに行ったときの事。
チーフ・バーテンダーの方がとてもよく喋り、秘蔵の酒を呑ましてくれたりして、
楽しいってゆーか、店の喧騒とサービス150%って感じの対応にただただ驚いた。
世界的コンクールで優勝しているような方なのに、(もちろん大繁盛店)
「若いのに、なんてさくい男なんだろう」なんて感心した夜でした。
(ただ忙しいとはいえ、シャツの背中が出ていたのと、
 年配のお客が見当たらないことが気になったが・・・・・)

程なくして別の友人たちと再訪。
もちろんオジの顔など憶えているはずもなく、カウンターは空いてはいたがダメ、
テーブル席で呑み始めたが、放っておかれっぱなしで、
やっとオーダーしてもそのバーテンダー、慇懃も無い無礼な対応でしかなかった。

誤解をされちゃ困るんよ、
けっして必要以上のサービスが欲しかったワケじゃない。
ただその落差に驚き、その店(そのバーテンダー)のもう一つの顔が
見えてしまったことが残念なだけ。
常連さんや上客を大切にするのは当然のこと、(オジだって商売人)
でもプロとして一見さんにも、ごく普通に対応した方がよいのでは?
     (最初は誰でも一見さん)
その後呑んだシングルモルトが、可哀相に泣いてたよ!(ウ・ウェ~ン)

      銀座バーテンダーからの贈り物
  昨日買った本『銀座バーテンダーからの贈り物』

著者は『銀座・三笠會舘・BAR5517』の80歳の現役バーテンダー・稲田春夫氏。
銀座・酒・グラス・お客様・バーテンダー、
それぞれに対する思い入れと歴史、重みが違います。
なにより酒より先に人ありき、ですね。(良き本です)

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