年が明けたらシーズンオフで、
「お茶をひく 身にしみじみと 雁の声」になり候。
そんな寂しい冬の情景を払拭すべく、
すでにお店の投げ入れじゃ、見事に桜が満開ですのよん。(ヤラし~)
この時季、ご来店のお客様の反応がオジは好きです。
「あらぁ・・・もう桜なのぉ~」とか、(スゲェだろ)
言葉を発することも無く、ただ見入ったりとか、(買い物も忘れ)
三月末の奈良の『吉野桜』まで、
オジの店では毎日が満開で御座いますのよん。
BAR宗愚の障子の下で咲き誇る、啓翁桜を肴に今日はハイボールです。
1960年代の角瓶をウィルキンソンで!
花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき。
と云うのは林芙美子の名作「放浪記」の一節ですが、
たまに会う友人から聞く、同級生達のその後の人生には驚いてしまう。
「S男のヤツ、ルーマニア人と再婚したぜ」とか、
(ぜーんぜん羨ましくニャイ)
「不倫の末結婚したM子、亭主がまた別の女つくって離婚したんだって」
(ヒョエ~)
「まぁ本人も、すぐに彼氏が出来たみたいだけど」
(ダブルでヒョエ~)
おいおい、エネルギーがあるって云うか、
バイタリティーに溢れてるっつーか、
花の命は短くないじゃん!(もう何回目?)
「別れ上手は恋上手、なんて昔の人は言いました。
でもね、すんなりと別れるなんて出来ないの、
だってそれこそが男と女の茨道ですから」
なんて考えは古いのでしょうか?
だって皆さん潔すぎる。(未練のみの字もありゃしない)
それとも、ホンマモンの恋上手に到達したのかちら?
(ウブいオジには、解らしまへんニャー)
5 件のコメント:
こんばんわ!
『花語らず』
花は、黙って咲き、黙って散ってゆく。
そうして再び枝に帰らない。
けれども、その一時一処に、この世のすべてを託している。
一輪の花の声であり、一枝の花の真である。
永遠にほろびぬ生命のよろこびが、悔いなくそこに輝いている。
柴山全慶作
好きな詩ですが全てが解るまでには時間がかかりそうです。
それと44年間、生きてきましたが未練だらけです。ま、つまらない事の集まりかもしれません。
なごり雪様のレア角瓶の写真を見ていたら、
♪ウイスキーが、お好きでしょ
と、石川さゆりサマの歌声が頭の中を流れ…
バックが門司港のあのCM、好きなんです。
花っていいですよね。
初めてやったバイトが花屋さんでした。
当時は「お兄ちゃん」と声をかけられ、好き
な人にも「アニキィ」と言われちゃうような
ソフトボール部員でしたが、いつもそれなり
に私らしい花を咲かせている気がします?!
田舎者様
散り際の潔さに、人生の理想を観ますね。
花は何も語ることはありませんが、
山の中の一本桜は、
花の時季にその存在を教えてくれますよね。
生涯に一度でも、私は開花出来るのでしょうか?
いつも想う、田舎者様の心はまさに櫻守ですね。
うにに様
なんてことない角瓶ですが、
ハイボールで呑むと本領発揮です。
ましてや60年代のは美味いです。
(60年代じゃ、貴女はまだ生まれてないじゃん)
間違ってたらごめんなさいネ!
うにに様は、『向日葵』だと思います。
いつも溌剌と、周りの人まで笑顔にしてくれる!(ホントは深紅のバラかぁ~?)
あらためて、こんばんわ!
なごり雪さんは、いつも咲いています。
笑ったり、叫んだり、怒ったり、などなど
志村ふくみさんが、生地を桜色を染めるのに必要なのは、桜色の花びらではなく
冬を乗り切るために蓄えてある皮だそうです。
見えない物の中に真があるとすれば、
咲いたら散り、咲いたら散りの繰り返しなのかも知れません。
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