深窓の令嬢ってほどではないが、Y子ちゃんはお嬢さまでして、
オジより一つ年長の小学校ではお姉さん的な存在でした。
クラブ活動(郷土クラブ)では、よく一緒に神社仏閣を訪ねましたが、
お育ちの良いY子ちゃんは、住職さんのありがたいお話も、
きちんとノートに記すような優等生で御座いました。
熱心にピアノを習い、
音楽室で『乙女の祈り』を弾いていた姿がとても印象に残ってる。
(当時『明色アストリンゼン』のCMで、オジもその曲は知っていた)
Y子ちゃんは中学を卒業後、華の東京の音大付属高に進学し、
しばらく経って、確かオジが高一の夏休み前ぐらいに、
駅前商店街でバッタリ再会した。
Y子ちゃん、長いスカートで茶色いリーゼント風の髪、
当時のツッパリの必須アイテム、△●◆バッグを提げたイデタチ。
似たり寄ったりのオジでさえ、
思わず「Y子ちゃん、何が何してどーしたの?」
なんて驚いた記憶があります。
少しして、そのカバンを「欲しきゃー、もってきなぁ」なんて言ってくれ、
「ラッキー」なんて手を出したら、
「タダじゃねーよ、三千円!」
なんて、買わされてしまった。
それでも彼女は、無事に音楽大学を卒業し中学校の先生になった。
先日郵便局でまたバッタリ!(二十数年ブリ)
現在は普通の主婦に納まり、実家の経理を任されているとか。
若い頃の宇野千代さんに、嘘の様に瓜二つのY子ちゃん。(濃厚)
(『スタイル』を発行・編集していた頃の)
お嬢さまだったY子ちゃん、これも女の性(さが)なのでしょうね。
こっちの『乙女の祈り』は、オジの愛唱歌っす。(ゴーゴー)
(歌っている歌手は、けっして吉本新喜劇の女優ではありません)
昭和20~30年代のセルロイド製・鉛筆立て
(温度計がオシャレのポイント)
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