豆腐屋の秘そかな愉しみ・小野食品
好奇心の赴くまま、その時々に感じた・物・人・出来事・エトセトラ・の記録ざんす。 仙波豆富店主
2007年9月15日土曜日
名残の鱧
この場所に来ると、何時も時間が止まります。
ほんの少し日のあるうちに腰を据える。
やがて黄昏から夜にむかう刻、特に家々の明かりが灯り始め、
稜線が闇に溶け込もうとする夕暮れ時の美しさは格別であります。
中村外二棟梁の最晩年の仕事、見事に簡素な空間での美味と酒!
無音の世界で感じます、職人達が創り上げてきた美意識を!
京都の街を眼下に、遊びはしばし続きます。
「ああ・今年も此処に来ることが出来た!」
この店で沢山のことを教わってきたような気がします。
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