2008年3月5日水曜日

黄瀬戸

何時だったか、行き付けの鮨屋で日本酒を呑んでる時のことでした。
常温がオジ好み、作家物(三上亮)の陶器の徳利と猪口でクピクピと。
「ん~・コックリ・とろり~ん・唇と猪口が一体感ですねぇー」(甘露)
お代わりしたら、次は銅のチロリ(有次)で出してきた。
「おー・・・!」酒の味がシャープにきりっと尖ってた。(それも好し)
同じ酒(銘柄)とは、ぜんぜん思えなかったことがある。
また陶磁器同士でも、作家や陶土が違うと酒がまるっきり別物になるんだなぁ。
ガラスコップで飲むのか、紙コップで飲むかで変わるビールの味ってとこ?(変)
まぁ・シチュエーションによってはケース・バイ・ケースですがね。

料理にとっても器は大切、器によって香りの立ちや温度・味も左右するし、
視覚においても、季節によっては温(暖)かみであったり、涼を感じたりもする。
デパ地下で買ってきた惣菜だって、それなりの器に盛れば立派な一品になるし、
テイクアウトのお寿司、たとえば八竹の大阪寿司(好物)を折箱から出せば、
より至福の御馳走になるもんね。
メラミン食器が悪いわけじゃないけど、漆のお椀で味噌汁なんて最高の贅沢だし、
確かに値段は張るけど、上手く使えば一生物だもんね。(修理も利く)
      (器は使えば使った分、よい風情に化けますよ)

        お抹茶茶碗でも使えます。
           高内秀剛作・黄瀬戸御飯茶碗
昔個展で買っておいた品、オジ今はこれで『御飯ですよー』

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