2008年5月18日日曜日

山桜桃実る頃

茶道は総合芸術です。(茶の心には、華の心も)
京都は女性より、男性の茶道人口が多い街。(嘘か本当か、わしゃ知らん)
京町家の一般家庭にお邪魔しても、茶花が当たり前に生けてあるんだよねぇ~!

西麻布辺りの『ナンちゃって和食屋』によくあるような、
「ホ~ラッ観てごらん!こんなに桜の花を投げ入れてるこの店って、スッゲーだろ!」
みたいな、「すっげー下品ジャン!」的じゃない趣味の良さ。
もちろん花を生けるには、知識・教養・計算・センスがあるはずなのに、
季節季節の山野草が、自然な佇まいで迎えてくれる。(ん~好きやワ~)

オジも花で移り行く季節を感じ、
その感性の鋭い自分自身に、あらためて驚くコトも多いっス!(馬鹿で御免)
花が先か花器が先か、お見立てはケースバイケースです。
そんなこんなで、オジお気に入りの花器二点を御紹介。

 古備前   飛青磁写し

左は銀座の骨董屋さんで見っけた『古備前・鶴首』です。
こーゆー物は使い勝手が良いんじゃよ!夏椿一輪で絵になります。

右は京焼きの物故作家の作品で、『飛青磁』です。
(この作家、当然美術年鑑にも載ってる)
とある道具屋さんで、リサイクル物に混じって転がってた。
     (ちゃんと銘も箱書きもあるのに)
どっちもお高いモンじゃありません。なんせ右は¥4.500でした。

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