2026年10月26日月曜日

Salt and sugar

 「塩分減らそうね」「悪玉コレステロール値高いよ」とお医者さまに指摘されて早二十年。

分かっちゃいるけど止められない。




ウェルダンな半身の焼タラコがモルトの友となる。カラスミのように薄くスライスするなり、一本を端からホロっと齧ったりと。とーぜん前浜モンのひと腹モノでね。こんな上物は地元のスーパーでは売ってない。だからボクは取り寄せる。

先日の十三夜、
知人の坊ちゃんにいただいた栗粉もちを供え、干菓子で華やかに。



2026年10月24日土曜日

Andon

店の入り口の行燈を新調。25年間で四代目であります。
日が短くなり、行燈に灯がともる夕暮れ時がいちばん好きです。


小学校の同級生と駅でバッタリ。「ちょっと呑みに行こうか」と誘われ、彼の行つけの焼き鳥店に行くことと。67歳にして彼と人生初の対座呑みです。子供のころから彼は学力にしろ人格にしろ優秀で、どちらかと言うと優等生の学級委員長タイプだったのね。それに誰に対しても優しいヤツだったし、子供ながらにひとかどで。
67歳現在、カレも身体は厚みを増し髪は薄く(鶴鶴)はなりましたが、今でも立派に教育者的役職をこなしているとか。

意外だったことは、会話と言うより彼のサクセスストーリーが大半でね。それはそれで面白かったけれどね。数時間が過ぎ、さすが生活の時間帯の違いで睡魔に勝てず、トイレついでに勘定を済ませてお開きを促した。

「それでは申し訳ない・・・」と彼は恐縮、「大丈夫だよ」とボク。
「それじゃぁ近いうちに必ず豆腐を買いに行くからね」と彼。

あれから半年以上が過ぎ、待てど暮らせど彼は来ない。

なんかそんな気もしてた。(笑)



まぼろしぃ⤴








2026年10月18日日曜日

Ardbeg Heavy Vapours, Committee Release,


冬に向け階段の電笠を替えた。静岡の古道具商から遠来。今回は逆さ菊花の型吹き硝子で、微かに青のサンドブラストです。微ブルーは寒色ですが、電球を電球色に替えると階段全体が小津映画風に。 
うれしくて灯る照明の下で酒を呑む。独りピーティーな夜、御開栓です。 

アードベッグ HEAVY VAPOURS 

寒からず暑からず、階段で灯りを眺め過ごす晩秋の宵。肴は美しい御菓子を。 『旬月神楽』のお酒とペアリングできる琥珀糖『酒とソルト』で。




 
【余談】 
若いころはふくらはぎ、なのに最近は内腿がたまに攣(つ)る。ふくらはぎなら足指を反らして復帰できますが、内腿の場合は指で押しても叩いてみても伸ばしてみても痙攣が止まらない。攣(つ)ったらツムラの68番芍薬甘草湯を服用してみて」と割烹のお内儀が教えてくれて、後日箱で送ってくださった。それ以来「ヤバぃ、来た来た」となったら即頓服です。 漢方が喉から落ちると同時に、「ありゃ不思議」攣った時のイヤな痛みもスーっと消える。

2026年10月12日月曜日

Sairei


10月17日(土)でございますが、当店『小野食品(別称・仙波豆腐)』は臨時休業となります。

17日(土)と18日(日)は『川越祭』でございまして、当店の隣の公民館が神酒所となります。山車の運行時は人々で大混雑となり、店舗前の道路も通行止めとなります。
「んじゃぁ休むべ」
となりまして、ご迷惑をおかけいたしますが、祭礼ゆえにお許しを。

小さい頃から慣れ親しんだ祭礼です。今は「遠くで囃子を聴きながら」息をひそめてお籠り呑み。(の予定)

2026年10月11日日曜日

Ginza Lights

青山通りのプラタナス(街路樹)もそろそろ秋色に。
赤坂の豊川稲荷さんに月一詣でと、築地の波除稲荷さんにも出向き鈴 を鳴らす。
平穏な日々にこそ、祈りは穏やかな心で対話するように手を合わせます。(タカラクジ当たれ)


カミさんとは久々の銀座なのね。せっかくだから大好物の『築地宮川本廛』で鰻を食す。
甘露煮のような甘い鰻は苦手でね、ボクは江戸の辛口が好みです。ここと新御徒町の『やしま』が自分の中でのツートップでございます。
ついつい咀嚼も忘れてガッツいてしまう。これよこれ、やっぱ旨いねぇ。





ウンチクを語れるような珈琲の知識はないけれど、嗜好品として多分他人(ひと)の数倍は摂取してきたんじゃないかな。ましてや器(C&S)マニアですからね。「晩年はのんびり喫茶店でも」とささやかな願望も抱いてはいたのだけれど、さすがこの歳では諦めました。
帰路前に『十一房珈琲店』で「コロンビア」を。最初に訪ねた『ランブル』が混んでまして、こっちも好いのです。カミさんは小指を立ててカップを摘み「エチオピア」を。
自宅用に「コロンビア」と「タンザニア」の豆を購入し、電発ビル地下駐車場に向かう。



銀座から帰宅した夕食後、豆を挽き戦前に作られたノリタケ製カップで淹れる。デミタスではないけど戦前の製品は小振りであります。絵ズラ良く銀座ウエストの菓子をやはり昭和初期頃の皿に置く。書斎で使う食器は作家モノ以外は皆古い器で、とくに大正から戦前ぐらいまでの製品が多いのね。ボク、乱歩がいた時代が好きなんだ。

連休です。明日も休みであります。






2026年10月4日日曜日

That day


本日は知人の家の取り壊し前の掃除に。食品関係のお宅ゆえ、四半世紀前からの料理本やら雑誌が山積みでね。片づけるつもりがついつい読書に。1990年代から2000年代は、ボクらがいちばん『食』を愉しんだ時代だもの。スマホで片っ端から検索すれど、「ありゃまぁ!」想像以上に店が現存してなかった。

25年かぁ、人も景色も変わるわけだな。


今日は『シナモンロールの日』です。そして67歳のボクの誕生日でもあります。
次女のくれたシナモンロールのざく切りにメイプルシロップを流し、あとは孫の手作りケークで乾杯を。残り少ないチンザノオレンジと炭酸に、酔いの加速用にラムを足す。

あとどれだけの食事を愉しめるのかな?



2026年9月28日月曜日

Kippu


知人に「眠れないときは、YouTubeで雨音(強い雨)を流すとすぐに(眠りに)落ちるよ」って聞き、「まさかでしょう・・・」と思いやってみたらすぐ落ちた。
ボクの場合、連休の最終日などの「明日から仕事」ってときほどなぜか睡魔が訪れない。そして翌日は寝不足で、絶不調の休み明けが多いのね。 
以前はナイトキャップ(寝酒)、今は睡眠導入剤のような「豪雨の雨音」のおかげで助かっております。
 

とは言いつつも、宵ともなれば呑むのは染みついた習慣で、酒の相手は綺麗どころを取り揃えておりまする。 今宵は江戸の粋の象徴、深川の辰巳(巽)芸者であります。髷は前割れの手古舞姿、甲田益也子似のクール系ですねぇ。 なんでだか辰巳芸者の写真は皆手古舞姿。

 ※巽(辰巳)芸者とは (一部Wikipediaより)

薄化粧で身なりは地味な鼠色系統、冬でも足袋を履かず素足のまま。当時男のものだった羽織を引っ掛け座敷に上がり、男っぽい喋り方、気風がよくて情に厚く、芸は売っても色は売らない心意気が市井の人々に受け、辰巳芸者は非常に人気があったという。また芸名も「浮船」「葵」といった女性らしい名前ではなく、「音吉」「蔦吉」「豆奴」など男名前を名乗った。現代でも東京の芸者衆には前述のような「奴名」を名乗る人が多い。なるほど、歌舞伎の演目『名月八幡祭り』の美代吉もうなずける。舞妓・芸妓が京の「華」なら、辰巳芸者は江戸の「粋」の象徴とたたえられた。

戦前の芸者・半玉・太夫の写真蒐集は断捨離の対象外であります。先週もボクの文箱に遠来してくれた佳人たちです。次の上二枚は江戸美人で、最後はかの宗右衛門町の富田屋八千代さまであります。真ん中は新橋のぽん太でしょうか?