月一早朝のお決まり、墨東奇譚でのヤボ用を済ませて、いつもの通り寄り道を。
櫻花満開の半月ぐらい前からですかね、『長命寺のさくら餅』を入手するには大変な労力が必要となります。行列がすごいんだもの。だからほんの少し季節先取りで、本日開店時間に合わせて隅田の堤まで。今なら多少の待ちで買えまする。
甘味とするなら道明寺も好物ですが、この時季はお決まりで長命寺を選択します。櫻葉三枚に包まれた白い薄衣のさくら餅、江戸趣味ながら淡く上品な美(味)しさです。コレは餅菓子の分類ではないような上等さがあります。江戸が誇る菓子の最上位でしょう。
『言問団子』も買ったので、『志”満ん草餅』はさすがに今回はやめておきます。とは思ったけれど、通過はできずにやっぱり買った。御三家勢揃い。日曜日でなければ菊最中の『青柳正家』で四天王だったのだが、残念。
時間があったので、戦前まで江戸の花柳界で最上位の格式を誇った柳橋を歩く。あの新橋より格上だったのだよ。幸田 文の『流れる』の舞台であります。ほぼなーんの面影も残ってはいませんが、お稲荷さんの石柱に当時の栄華が偲ばれます。朝飯抜きでしたので、言問い団子の都鳥最中を二個三個。
御徒町の『ぽん多 本家』で独り昼食を。ポークソテーと蛤のバターソテー(ハーフ)をノンアルとともに。もちろん白米に赤だしを付けて。食べることはボクの至上の幸せ。