2024年1月30日火曜日

Auspicious

桃の節句には入手困難となりますので、一ヵ月ほど早めに桃カスティラを食します。今年も長崎から本日届きましいた。ノリタケ製ティーカップ(マルキ印1955年製造)に注した台湾茶とともに。

わが家は娘がふたりでしたので、雛祭りがいちばんの年間行事でありました。30数年前に人形の街の鴻巣で、お内裏様とお雛様をカミさんと探したのも懐かしい思い出であります。おかげさまで、そのふたりも無事に嫁ぐこともできました。初孫は男の子でしたので、しばらくはボクら夫婦で愉しむ雛人形でございます。立春過ぎたころ、今年もまた再会をいたします。(器・鎌倉彫 山水堂)





2024年1月29日月曜日

Hikarimono

母を連れての散歩です。車イスでの行動は意外に体力を消耗いたします。へへ、自分自身の運動も兼ねておりまする。



文句無しに美しく旨い「つきじ宮川本廛」(※)での昼食後、先週の深夜番組で「芸能人の差し入れ№1」に選ばれていたシフォンケーキを買いにGINZA SIXに。相変わらず売価がお高いモノばかりのGINZA SIX、っつーか、原価率の低さのイメージは保たれておりまする。へへ、ヒガミは入っとります。まーね、地代の高い銀座ですから。一本一千万円超えのサントリー山崎が複数並ぶB2で、このシフォンのワンホール3千円台はある意味驚きでありまして、そのうえ旨いのであります。

(※)銀座でそこそこの鮨なら3~5万が相場だけれど、なぜか『野田岩』でも『竹葉亭』でもココでも鰻は川越と相場はほぼ同じ。


三越で夕餉用の鯖寿司を購入をする。東京ですと京都の鯖寿司は主に祇園のココか鯖街道のアッコだけ。あとは「さいき家」が最近テナントで見掛けるぐらいで。もっともっと東京進出してほしいなぁ、求めてる消費者は多いと思うけど。
秋から冬のこのシーズン、江戸前鮨でも京都系でも鯖の御寿司をよく食べました。

ボクはやっぱり鯖が好き。

2024年1月28日日曜日

Fūdo



骨董商で見つけた徳利。古丹波焼とのことでしたが、ボクには江戸末期~明治初頭の民窯の飯能焼じゃねぇか?と。なんだろーね、醸す風土かな。よく知らないから自信は無いのだが、陶土とイッチン使いに少々の確信も。そりゃあ丹波は六古窯だもの、長い歴史の中で数々の名品が生み出されているし、今も人気の作家が活躍されている陶芸の里であります。かたや明治中期には廃窯となった高麗郡の飯能焼は、旧時代の器の現存数がめちゃめちゃ少ない。へへっ、だから同じ徳利でもレア物でございまして。
自分の審美眼を自慢してるのではなく、なにしろ飯能焼が欲しかったもので。花器で使わせて頂きます。

耳順がう六十となりましても、まだまだ骨董の旅はやめられませぬ。






2024年1月21日日曜日

Syndicate

築70年から経つカミさんの実家なのだが、先月の末に昨今話題の屋根修理の詐欺師がお出でになすった。防犯カメラには「近くの建設現場で作業をしていたら、お宅の屋根に破損個所を見つけたので」で始まり、いでたちも『寅壱』の上下に頭には手拭いをかぶってソレっぽく。そして対応した次女の婿に「写真を撮って来るから屋根に上がらせてくれないか」とグイグイと。台湾国籍のムコ殿、すかさず「ハクビシンの罠が仕掛けてあるので、危ないからダメよ」(嘘も方便で)断ったらしいが。たしかに正岡子規の旧宅のような日本家屋だが、これはこれで詐欺の標的になるものなんだねぇ。世も末、ああ怖ろしや。


60'sの日活の無国籍映画や青春映画のポスターを蒐集しております。石坂洋次郎原作の裕次郎作品がマストですが、ちょっとB級感のある無国籍モノも好み。あと和泉雅子さんや山内賢さんの青春モノとかね。裕ちゃんのはかなり高額ですが、この宍戸錠さんのは以外に安め。『アジア秘密警察(1966年作品)』あんまり古いモノたちで埋め尽くしたくはないが、上手く現代モノと合わせて書斎の雰囲気を自分なりに。

2024年1月17日水曜日

Ken & Mary

年末の日産ギャラリーにケンメリが展示されていた。懐かしいねぇ。つーか、頭ん中は半世紀を一気に遡り、出来る事ならボンネットに頬ずりをしたくなりました。中学生のボクには絶対に手に届かぬ憧れでね。一度だけ、父がどちらかで借りてきたGTで海水浴に行ったことが記憶にあります。数年後の高校も卒業近くなる頃、皆GSなどでバイトして中古で手に入れてさ。

呑みながら陣内たけし(物故)とダイアン・クレイのCMをYouTubeでループ再生し、CMのような未来を夢見ていた当時の自分のウブさに苦笑しとります。




Pollock roe

狭心症持ちでありまして、お医者様からは「年齢的にも塩分は控え目に」とご指導されております。なのにボク、、、、、

酒の肴に「たらこ」を常備しております。とくに潮気を感じるモルトには海の魚卵が合うんじゃね⤴と、前浜から取り寄せてはいるのだが、切らしてしまいまして銀座三越のデパ地下で調達を。B3の専門店走ったら、小指の第二間接ほどのショボいやつしかありません。んで、松屋のB2でどーにか見つけた。
酒の肴の場合、ボクは焼たらこがお好みで。どーよ、焼き具合が好いでしょ?たらこ用の器は作・正木春蔵で。




2024年1月15日月曜日

Le Manoir D’HASTINGS

基本、ボクの外食は鮨、天婦羅、懐石、トンカツなど和食専門であります。外食でイタリアンの選択はまーったく皆無で、フレンチも自ら欲することは100回に1回がいいところであります。
だいぶ以前に少しご縁がありまして、「会ってみたい」と考えていながらこんなに月日が経ってしまいました。んで、初訪問のフレンチに。

Le Manoir D’HASTINGS(ル・マノアール・ダスティン)

五十嵐シェフの厨房から聞こえてくる会話は実直そのもので、スタッフに伝える作業手順も穏やかに的確であります。客席のボクらの耳にも心地良い。パワハラが当たり前の料理人の世界で、ましてや現代より厳しい時代に修行されたでしょうにそれを微塵も感じさせません。良き上司、良きBOSS、良きリーダー(経営者)であります。
ここの料理を「古典的なフレンチ」と表現されてる人もいるけれど、いやいやどーして、かなり斬新でパワフルでありまする。ボクより年長の60代後半、その静なるエネルギーを発しているシェフに心震えましたもの。
日曜の昼の銀座、この店がなぜ満席なのかが分かります。





2024年1月6日土曜日

Nanakusagayu

一年の無病息災を祈り、七草粥を母に。副菜は塩鮭辛口と山椒の実。
古道具商曰くだが、江戸期(?)の古瀬戸染付の湯飲みを椀に見立てる。大ぶりで口広、それに柘榴文様は吉祥文だから正月にピッタリかと。んで、鬼子母神が手に持つ果実ですからね、自己愛が露わな母にまたまたピッタリかも。と、母に言ったら「あらまぁ」とフザけたことをヌかしおって、と流された。へへへ、、、、、






Hisureba hana

正月の休業も後半となりまして、今日からは静かに過ごします。
50代ぐらいから滅多にテレビをつける事も無くなりました。んで、書店やオークションで入手した古書や雑誌を積んで、菓子(写真④)や珈琲や、ときどきハードリーカー(写真③)もやっちゃって。
先日の武原はんさんの『のちの雪』(写真①②)もあと数頁となりまして、ちょっと息抜きにこんなんカストリ(写真⑤)も。この表紙絵の挿絵は誰でしたっけ?記憶にはあるけど思い出せぬモヤモヤな松の内。







2024年1月4日木曜日

2024/1/2



2日の早朝は箱根駅伝のスタート応援に行って旗を振り、帝国ホテルで朝食をとる。



後々、三越と高島屋の初売りバーゲンでアパレルと食品を買い揃え、大混雑の中、今年初の豊川稲荷さま詣でも済ませてきました。
かなりの皆さんが『二拝二拍手一拝』してるけど、ここは曹洞宗の寺院なんだよね、柏手は止めた方が・・・(伏見稲荷さんは神社でありますが)豊川さまでは真言(横の柱や板に書いてあります)を唱えまする。

地震はいつ起こるかは分からんが、吉祥の夢を抱く元旦ってぇのがキツいねぇ。