東京駅から有楽町へ向かう道すがら、VIRONでバゲットを購入したり、道草で大江戸骨董市も冷やかしてみる。ここ数年で骨董市も様変わりしてきたような気がします。とくに若い人によるハイセンスな店が増えましたねぇ。べつだん何でもない鉄屑から生活雑器までを上手く展示しています。見せ方を知ってるのだね。ただ『べつだん何でもない鉄屑から生活雑器』と言っても、旧態依然の店とはセレクト視点がまったく違うのも興味をそそられます。
たまたま寄ってみたブースの女性主人が、お客様に商品を入れていたのが親友の店の紙袋だったのね。それは西宮の佃煮店『清左衛門』さんのだったので、この皿を手に順番を待ってお支払いをしながら話し掛けてみた。そしたらこの骨董屋の『ENGAWA』さんは西宮からの出店で、『清左衛門』さんの常連でもありました。そこからは信じられないような奇跡の連鎖がありまして、まぁ書いても長くなるのでこの辺で。
あまり考えずに手にしたイゲ皿でしたが、よく見れば見るほど購入して大正解。 (正月前の)この季節に羽子板で追羽根を突くお多福さまの絵柄だもの、「こいつぁ 春から縁起がいいわえ」と台詞回しで。