2008年4月30日水曜日

LAHAINA

明日からオジも休暇です。(一週間)

今日は早く仕事を切り上げ成田に直行、明日の今頃はラハイナの風の中。
あー久しぶりのマウイ、トリー・メンドーサ似の娘とランデブーするんじゃよ。
『ホテル ハナ マウイ 』のプールサイドで、ラム系カクテルやりながら。(フフッ)

             「なんてウソ」

そんなセリフ言い放ってみたいけど、
「あれ~・見当たんねぇーな、先立つモンが!」ってとこっす。
しょうがないので、オジは京都で我慢。
まぁ・それでも『炭屋』『俵屋』『柊屋』に三泊だから、それで良しといたしましょう。

             「それもウソ」

この頃オジ、虚言癖が激しくて。この連休は昔ABCストアーで買った、
椰子の実ブラジャー&腰蓑でも眺めて、ハワイ気分を満喫でもしよーっと。
安いお酒を朝から煽り、買ったばかりの中古レコード聴いて。(70年代風)

     ホワイト&マッケイ
           『ホワイト&マッケイ』
プラスチィックのゴールドキャップが、70年代初頭のキューブリックっぽいっしょ!
         
     宇宙家族ジェトソン
           『The Jetsons
Kubrickとは関係無いけど、最近入手したサウンドトラック・LP(当時モン)
             (おちゃれ~)

近所のオバはんに、
「あーら・いいご身分ねぇ、豆腐屋が一週間も休んじゃってだいじょーブゥ~?」
       
なんて言われてしまった。「放っておいて、つかーさい!」
それよりオバはん、「豆腐屋」じゃなくて「豆腐屋さん」でしょ!(プン!プン!)

      まっいいか、明日から休みだし~!(ウレチ~)

2008年4月28日月曜日

酒のエッセンス

その店の常連さん(友人)に連れられて、名が知られたBARに行ったときの事。
チーフ・バーテンダーの方がとてもよく喋り、秘蔵の酒を呑ましてくれたりして、
楽しいってゆーか、店の喧騒とサービス150%って感じの対応にただただ驚いた。
世界的コンクールで優勝しているような方なのに、(もちろん大繁盛店)
「若いのに、なんてさくい男なんだろう」なんて感心した夜でした。
(ただ忙しいとはいえ、シャツの背中が出ていたのと、
 年配のお客が見当たらないことが気になったが・・・・・)

程なくして別の友人たちと再訪。
もちろんオジの顔など憶えているはずもなく、カウンターは空いてはいたがダメ、
テーブル席で呑み始めたが、放っておかれっぱなしで、
やっとオーダーしてもそのバーテンダー、慇懃も無い無礼な対応でしかなかった。

誤解をされちゃ困るんよ、
けっして必要以上のサービスが欲しかったワケじゃない。
ただその落差に驚き、その店(そのバーテンダー)のもう一つの顔が
見えてしまったことが残念なだけ。
常連さんや上客を大切にするのは当然のこと、(オジだって商売人)
でもプロとして一見さんにも、ごく普通に対応した方がよいのでは?
     (最初は誰でも一見さん)
その後呑んだシングルモルトが、可哀相に泣いてたよ!(ウ・ウェ~ン)

      銀座バーテンダーからの贈り物
  昨日買った本『銀座バーテンダーからの贈り物』

著者は『銀座・三笠會舘・BAR5517』の80歳の現役バーテンダー・稲田春夫氏。
銀座・酒・グラス・お客様・バーテンダー、
それぞれに対する思い入れと歴史、重みが違います。
なにより酒より先に人ありき、ですね。(良き本です)

2008年4月27日日曜日

旅愁

以前信州の山奥、下伊那郡大鹿村の大豆を使ってた時がありました。
    (今は諸事情で、上水内郡小川村の大豆使用)
年一回大豆の紹介者でもあるお宿、『旅舎右馬允』にお伺いしていました。
「鹿も通わぬ大鹿村」、なんて言われるほどの山奥、
時々現れるサルも日光のそれとは違い、ちゃんと人との距離を保っていた。
天の川のように蛍が舞い、早朝には鶏たちが声を上げた。
空気も水も、冷たく肌に刺さったっけなぁ。

  「あー旅に出てぇー」

夕方山の中腹のお宿に着くと、小さな門にポツンと外灯が灯っていた。
けして辺りを煌々と照らすモノでなく、旅の宿に相応しいともしびでしたねぇ。
オジは白熱電球の明りが好きだなぁ、何か暖かく郷愁を誘う、まさに旅愁ですなぁ。

今はまだ使う当ても無いけど、買ってしもーた、こんなガラスシェード&ブラケット。
              (戦前)
       照明

2008年4月26日土曜日

La Vie En Rose

        酒とバラの日々
       Santa Maria Novella ・ELISIR DI ROSE
                (バラ・リキュール)
「恋をしましょう 恋をして 浮いた浮いたで 暮らしましょ~」
なんてことやってるヤツら、オジの周りにもたくさんいるんだよねぇー!
まぁ『恋は神代の昔から』じゃないが、それも浮世に咲いた珠沙華、
美しい花の根元には、とても怖い毒も潜んでいるんじゃよ。

「あなたの燃える手で 私を抱きしめて~」なんて、
48年の人生の中で、言われたことは・・・・・・・「ありません!」

たまーに赤坂あたりの、綺麗なおネェさんのいる店に連れて行ってもらっても、
このオジ「ぜーんぜん嬉しくない」タチ。
マホガニー・ローズの唇から、「オニイサン、カコイイヨ~、モテルアルヨー!」
なんて挨拶代わりのお世辞言われても、「チトモウレシクナイ、アルヨー!」
だって、カッコいいかカッコわるいか、自分が一番よく「シッテル、アルヨー!」
(そーゆーお店で奢ってくれるなら、鮨でも奢ってちょーライ、アルヨー)

なのに今日のテーマ曲はコレ!(ちょっと憧れ)

2008年4月23日水曜日

床山

同級生に久しぶりに会うと、さすがに50歳一歩手前、容姿も変貌しています。
昔からホルモン活発系のヤツは、ほぼ100パーセント通気性のよいヘアー。
   (岩場のワカメちゃん)
あの時代のあのリーゼントが懐かしいっすねぇ。
オジなんか、未だに地毛でショート・ボブだもんねぇ!
「よかった、ホルモンを無駄遣いしないで」(?)
今も街中で、カッコいいヤングなお兄ちゃんたちを見る度、
「若いうちだけだよ、自分のヘアーで楽しめるのも」なんて呟くオジひとり。

女性も安心してちゃダメだよ~ん!
オジの行きつけの理容室(美容室も兼ねている)のベテランさんが言ってました。
「この頃女性が変わったんですよ~、驚くほど薄毛が増えてるんだよねぇ!」
何十年も毎日女性の髪を見ていると、
ここ二十年で随分変化しているのに気づく、と言ってた。
女性の社会進出が影響してるのか?それともストレスか?もしかして♂化?
女性が総『デン助』化する日も、そんなに遠くはないかも。(夫婦で波平)

       40年前のMG5
           MG5(資生堂)
ありゃ、また変なモン入手!(ママに怒られる~)
1967年8月1日以前のMG5(ジャスミン)だよん。(当時の定価¥300)
なぜならそれ以後は、シルバーと黒のチェック柄に容器が変わったので。
40年以上の時間が経った今も、ちゃんとジャスミンが香ります。
ヘアケアは大切に、ね。

2008年4月22日火曜日

pheromone

オジの知人の話。(実話)
或る日、意を決してご主人に「あなた、この頃加齢臭酷いわよ!」
なんて忠告したら、すかさず「そーゆーお前も結構臭いぞ!」
って切り替えされたとか。(あ~ヤダヤダ40代後半)

ほぼオジ東京タワーと同い年。(厳密に言えばオジより一歳上)
そんな訳で(どんな訳?)、こんなモン入手いたしました。

     どーじゃ、凄いべ~!東京タワー・バックル

昭和30年代のベルト用『東京タワー・バックル』、(きゃ~SEXY~)
これならD&Gにも負けねぇ~ぜ!

なにやら噂によると、ミュージカル『マンマ・ミーヤ』の会場も、
カブトムシに『味の素』を振り掛けたような臭いが・・・・・漂っているとかいないとか。
    (観客にオジ世代多し、なにしろABBAですから!)
ひと頃会うオヤジたち、みんなバラの匂いのガムを噛んでいたっけ。

     「40代・50代のみんなぁ~、いいじゃんそれで!」
20代・30代のオコチャマなんか蹴散らして、片っ端から街中にマーキングしようぜ!

2008年4月20日日曜日

an abortive flower

先々週行ったばかりで、また茅場町『みかわ』に。
早乙女さん(店主)とず~っと喋ってお食事。「いや~美味しい」(舌も身体も心も)
だんなに「あれ~滅多に来ない小野さんがマタ来た、こっちが驚くよ~」
なんて言われてしまった。(スンマセンね!)
御一緒した友人夫婦、愉しんでくれたみたいで、なんかオジも嬉し!

アイビーは、永遠に眠らない     BIBAをつくった女・傑作

昨日本屋さんでのお買い上げ二冊です。まだ熟読はしてはおりません。

オジ、シニカルではあるが、ブログでエラそうな書評なんて出来る立場じゃない。
でも『アイビーは、永遠に眠らない』は、ん~・きっと石津謙介さま泣くよ!
第二次IVYブーム世代のオジが読んで、筆者の想いは分かるが空回り。
VAN・石津謙介・その時代・その功績、もっと豊かな表現で伝えてほしい。
表紙の石津謙介さんで思わず買ったが、実に悲しい。(特に食談義は不要)

対照的に買って正解、『BIBAをつくった女』(バーバラ・フラニッキ自伝)は最高。
自伝なので、いっぱいデフォルメされてはいると思いますが、読み出したら止まらない。

1964年~1975年、バーバラ・フラニッキの傑出した才能のもとで、
わずか10年あまりで小さなブティックが、BigBIBAなるデパートにまで成長、
その美の帝国の最期は儚く呆気なかった。(その時の状況が克明に記されてる)
パレスチナに生まれ戦火の中での生い立ち、その大きくなったブランドに忍び寄る影、
BIBAの終焉、それでも前に進んだバーバラ・フラニッキの生きた道。(息が詰まる)

監修・長澤均 訳者・金子美雪が、BIBA(ファッション)含め60年代に造詣が深い。
ゆえにただの翻訳本ではなく、確かに痛く重いけど、
その伝説を紐解く価値はタップリ。

2008年4月19日土曜日

嫌よ嫌よも好きのうち

       古本(復刻版)
      『東京芸者の一日』(ジョルジュ・ビゴー)
           先週の御買い物

観た(聴いた)と同時に、「こーゆーのダメ!」とか言いながら観て(聴いて)しまう。

たとえば『エド・はるみ』さん。
人の神経のイヤ~な所を衝いてくる挙動、(少しムカッ!)
こんなオジでも、
「おやめなさいよ~、せっかくお顔は美人さんなのにぃ~!」(少々年は食ってるが)
って思えるほど、他人にゃ見せちゃいけないその表情。(他人事ながらハズカシイ)
でも見続けているうちに、サブリミナル効果(スプラリミナル効果?)ってゆーの?
潜在的に残像がオジの精神に巣くうってしまう。「もっと観たい~、そのダンス!」

またそれに似た現象で、これも!→
「ひぇ~・・・・・・・・・・・・・・
オジ初めてコレを観た時、なんともいえない感情が沸き起こり、
思わずもんどりうって毛穴が開いた。
「コレ無理~!」でもなぜか『お気に入り』にインプットしているアタチなの。

とにかく濃い、
やがてオジの心の水面に波紋が起こり、自然とそのリズムに組み込まれ、
自分も同じダンスでバーチャル体験している。
『松方弘樹』のアイリッシュダンスを観てる様じゃ。
アイリッシュダンスにおいて独自のスタイルを確立したお方、Michael Flatley様。

では最後に脳髄トロけるミュージックでも。『Foxy - Get off

フォクシーと言っても、かの前田義子先生様の御婦人服ではなくてよ。
      (なんであの店でドアマンいるの?意味解んねぇ~!)
サァ!みんなもスウェイでダンシン・Good~(グ~)!

2008年4月17日木曜日

京に学ぶ

まぁ・このオジも、30年豆腐屋を生業としているわけですよ。
オジが知っている限りなぜかこの業界、会社が大きくなると潰れるジンクスが。

先日もこの世界を熟知している方が、
それまで下馬評にも上がっていなかった豆腐製造業者(業界では大手)を、
「あの会社、業界誌では景気が良い風に書かれているけど、内情は断末魔ですよ!」
なんて聞かされた。その時オジ、その意外性に「嘘だろ~!」って感じに驚いた。
           (でも、無きにしも非ず)
今豆腐業界を見渡すと、スーパー卸の販売価格が2丁100円・3丁100円なんて、
無謀な値段で営業していた業者は、ここ数年でことごとく皆倒産してしまいました。
『己で、己の首を絞める』 (なんてぇ、こったい!)
確かに安いっつーのは、大多数のお客様に対しての一番のキーワード。
安い商品を製造するって、どんな原材料を使うのでしょうね?
誰も本気で『赤字覚悟』なんて、やれるわきゃないしね。
でもね、安いだけで商品を求める人は、より安い店があれば、
皆そっちに流れちゃうんよ、そしてそのお店も『当店はもっと安く』と悪循環の連鎖。
『豆腐屋とオデキは、大きくなると潰れる』 (痛く悲しい、豆腐業界の現実)


スーパーの朝市の詰め放題で、
袋が立つ(商品が原型を留めていない)ほど詰め込む人、
オジ言い方が悪いけど、「露骨でえげつないわぁ~!」(商品にもっと慈しみを~)
(あれを全部食べるのかいな?飽きるでぇ~!)

「必要なモンを必要なだけ買う」
京都の『錦』『古川町』『出町』などの商店街に行くといつも想う。

おじゃこや木の芽、その他もろもろを、
なんの躊躇いもなく「エッ、たったそれだけ?」って量で、
お買い物している御婦人たちをよく見かけます。
それは確かに割高につきますが、「賢いなぁ!」って。
旬の物を美味しく食べる。必要以上の「始末の悪い」買い物はしない。
いつも決まった商店街の決まった店で、自分の目で吟味しての御買い物。
京都人はしぶちんだけど、えげつなくないと思う。(傾向)
京都の人たちに見る、無駄を嫌う姿勢に本物の知恵を感じます。
それに厳しいけどお店も育つと思う・・・なぁ。
(でもオジ・・・京都に住むのは嫌だけどよ。だって怖いジャン!)

  京都老舗(水曜社)¥3.200     ロイヤルサルート

今日も晩酌はウィスキー!
『ロイヤルサルート』呑みながら、『京都老舗・暖簾のこころ』を読んでみる。
悔しいけれど、京都の老舗はやっぱりステキ。
なにより自分の身の程を知り、静かに革新の連続を続けている。

内輪話(お残りさま~、最後の部分パクリました。ゴメンなさーい!)

2008年4月16日水曜日

punishment

「火事・喧嘩・伊勢屋・稲荷に犬の糞」
江戸の昔に、市中にゴロゴロたくさんあったモノ。
とは言え、自分のエリアで置いてけ堀の犬のウンコは腹が立つ。
昔から「罪を憎んで人を憎まず」なんて言うけれど、
どーもこの頃飼い主マナーが悪すぎて、「人を憎んで犬を憎まず」になり、
場合によっちゃ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」に変わりつつある自分が怖い。

てなわけで、そんな場面も目撃すりゃー注意もするわな。
たいがいの場合、「あっごめんなさーい!気づかなかった~!」なんて素っ恍け。
それでもマァ!お持ち帰りしてくれりゃーそれはそれでOKなんだけど、
中には一切無視をきめる御婦人も!(許せーん!

「オバはん、伝馬町に送ったるでぇー!」(いっそ、鈴ヶ森!)

         ペパーミント・リキュール
      HERMES・PEPPERMINT(オールド・ボトル)
こんな時はミントのお酒で、スッキリと仰天リフレッシュ!
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(1899-1961)も好んだ『FROZEN DAIQUIRI』で!
ペパーミント・リキュールを垂らすのがオジ好み。↓グラスはこれで。

    憧れのモーゼル、やっと入手
               MOSER

2008年4月15日火曜日

アグネスぽっくり

日曜日、またこんな本を買ってしまった。
オジにとっての70年代は、人生で一番印象に残るエキサイティングな時期でした。

       ビバ!70年代
      『70s 日本の雑誌広告』(ピエ・ブックス)

70年代は、オジ11歳~21歳の多感なお年頃を過ごした時代。
穢れを知らぬ澄んだ瞳の美少年から、
大海原を目指し、力強く舟を漕ぎ出すような精悍な青年となり、
   (分かっているとは思いますが、全部嘘!)
大阪万博・EXPO'70から始まり、成人式で終焉を迎えた十年だったっス!

当時オジ達よりは一回り上、カッコイイ団塊世代のお兄さんお姉さんたちが、
いろーんな文化を街中に溢れさせ、おマセなオジ達もそれに憧れ真似してた。
たとえばガロの『学生街の喫茶店』の影響で、ボブディランを買って聴いたら、
中学生だったオジ、恐ろくつまんなかった。(大野真澄のネオ・ロマネスク、好き)
男用ヒールの高いロンドンブーツやぽっくり靴にも憧れたっけなぁー。
まぁ・それも束の間、一気に流行は『VAN』や『JUN』のIVYになっちゃったけど。

今観たら「なんでぇ~?」って感じのアイドル、『天地真理』に世間は熱狂し、
雑誌の特集でも、[天地真理ちゃんはミルクティーorレモンティー]なんてやってた。
近所のタケミちゃん、エラそーに『マリちゃん自転車』転がしてたっけ。
オジ的には絶対この人の方が、本当の70年代アイドルNo. 1だと思うけど。
ハイッ!正解は『小林麻美』ちゃんですがな。

先日『チューリップ』の現在をTVで観たら、
メンバーで唯一アイドルっぽかった姫野君、ただの太目のオヤジに変身していた。
あれから随分時間も流れ、カッコよかった団塊世代もいいおトシ、
当時のオジ達から見た、『植草 甚一』みたいになっちゃいましたねぇ!(笑)

2008年4月13日日曜日

空想科学小説

よく女性から言われます。(特に我が家の女どもに)

「そんなもん買ってどーすんの?」

まぁ、分かんないでもない。(女は現実的だもんね!)
しょーがないじゃん!欲しいんだもーん。
男にゃ、変なモン集める習性(DNA)が生まれつき有るんじゃい!
それは浪漫なんよ。(文句あっか?)

     この琥珀色、宝石にも勝る美しさ

今週のお買い物。
古~いガラスペンのペン先(24個)ダス。(ペン先をインク壺に漬けて使うペン)
無色透明は普通にまだあるけど、未使用(デッドストック)それも琥珀色。
3cm四方の箱も中身も、『クラフト・エヴィング商會』の空想世界の様で、

「あ~美しい~」

見ているだけで、オジ・・・・・・・・恍惚じゃい。(ecstasy)

2008年4月11日金曜日

ミルキーはママの味

酒好き・甘味好きのオジが千疋屋(銀座)でパフェを食べる理由は、
まずコーンフレークが入ってない。そしてなにより生クリームの美味さである。
オジの持論、パフェの命は生クリームである。
昔はコーンフレークなんて入ってなかったし、模造ホイップクリームでもなかった。
どーしても植物性生クリームはいただけない。(原材料はサラダ油でしょ!)
カロリーが本物より低くても、なんかソレってやだなぁ!
やっぱ、お牛さんのオッパイがナチュラルで美味しい。
(脱脂粉乳に似た、スキムミルクは好物)
とか言いながらもマーガリンはOK。(給食で出されたミヨシのマーガリンが懐かしい)
クリームソーダに浮かんでいるアイスも高級品はダメ。
ましてやたま~に見かけるが、『天然果樹』のソーダはもっと不味い。
やっぱりアメリカ人が喜びそうな、原色丸出しの身体に悪そうな色じゃなきゃね!
あ~もう味わうことも出来ぬ、チクロの味も懐古だね!

なんか結局育った環境が、その人間の味覚の原点(基準)になっちゃいますねぇ!

        あいすくりん

アイスクリームは絶対これで、器にこだわってみました。(これもオジの原点)
最近古道具屋で入手したアイスクリーム・カップ。(い~でしょ~、レトロで!)
娘に見せたら、最初仏壇の供物入れと思ったらしい。(ん~なワケねぇ~っしょ!)

2008年4月10日木曜日

コンテンポラリースーツ

      EUROPA・7JEWLS
    1950~1960・アトミックデザイン時計

40年から昔のこと、オジの親戚筋のその人に会うたび、
子供ながらに「このオジちゃん、なんか違う!」なんて感じてた。

おぼろげな記憶ながら、
コンテンポラリースーツに細いネクタイ、先の尖った黒革靴にサングラスで粋に。
いい匂いのするポマードでキメた髪に、パナマ帽(麦藁帽子?)を被っていた。

「大人って、なんかいいなぁ!」

「僕も大人になったら・・・・・・・」なんて思っていたけど、
その頃にゃ、そんなカッコは原宿のホコ天にしかいなかった。



オジ、この曲好きです(意味無く泣けます)。オジ、The Temptations大好きです。
1973年のポール・ウィリアムスは悲劇だったけど、(ピストル自殺)
オリジナルメンバーのオーティス・ウィリアムスは今も健在。

          コッチも好き!(おちゃれ~)
                             

2008年4月9日水曜日

びっくり仰天して口もきけなかった。

今日店番していたら、運転手付きのお車で颯爽たる風姿の紳士が御来店。(50代?)
サイフはエルメス、キーホルダーはフェラガモ、靴はブランキーニ(ありゃ~)、
香りはブルガリ(それも日本未発売、だそーです)、腕時計は・・リングは・・・etc
超細身のスーツに極太ネクタイで、「見て・見て・見て・・・・・」
お顔も喋りも実演販売のマーフィー岡田ソックリ。(目元が涼し過ぎ)
手足も長く、喋っている間も片足を前に出し、お尻を少しひねってモデル(女)立ち。
立ち振る舞いは、上質(んっ?)な社交ダンス風にセクシーなんだけど面白い。
エルメス自慢とグルメ(死語)自慢をタップリとテンポよく話された。(ゲップ~)
普通だったら辟易(へきえき)するところ、
自己顕示欲の強いオジさえその卓越&超越したキャラに完敗。
     (お仕事は、医療関係とのこと)

「ほ~んと、凄いキャラだった!」(ホレたぜ!)

     スナッキーで踊ろう・1968年
       インパクトはこんな感じ!でした。

2008年4月6日日曜日

「あー時代が変わったなぁ~!」なんて思うときがある。
デパートは、時代の変化を一番感じることが出来る場所であります。
たとえば一階にある化粧品売り場、昔から綺麗な美容部員さんが良い香りを発し、
生きているマネキン人形として、人々の眼を釘付けにしてきました。
       (妙齢の女性だけじゃなく、男性も)

ところが昨今は、Bobbi Brownを筆頭にDiorなどなど、
『A面B面僕イケメン』的、男性メイクアップアーティストがいっぱい。(皆、日焼け)
オジの若い頃位までは、「殿方に肌を触られるなんて!」が、
日本女性にはあったはず。
今はそれの方が、女性が嬉々としてメイクされている気がする。
まぁそれでも、メンズたちにメイクしてもらっている女性のタイプは、
ほぼ皆同じですがネ。

美しい女性(ひと)は、やっぱり美しい。
外人さんに、流暢なイングリッシュで対応していたLancômeの女性、流石です。
銀座のデパートは、日本の美容部員の代表たちの集まるところ。
オジ、デパートの何が楽しみって、毎回の美容部員ウォッチングっス!
今日の『銀座・三越』、LancômeClarinsSUQQUが「グー!!!」でした。
    (変な意味に取んないでネ!ささやかなオジの楽しみですので)

       サンタルブラン(白檀系)

オジが今日買ったコスメ、SERGE LUTENS『SANTAL BLANC』

不思議の国

日曜日の茅場町(日本橋)、オフィス街ですのでとても静か。
ビルの谷間の公園で遊ぶパパと小さい子供たち、
少し離れたベンチでママが笑っている。(なんかいいなぁー)
その公園や並木の桜が、見事な花吹雪となって舞っている。
その中を歩くオジも、一幅の絵画(劇画or漫画?)の様っス!

『マンダリン オリエンタル 東京』一階の『千疋屋』で買った土産を持って、
(ここお高~いけど、お土産としての威力は発揮してくれますよん!)
向かった先は天麩羅『みかわ』、この時季の定番白魚が目的だよん。

店の前で店主の早乙女さんとバッタリ!
ありゃー早乙女さ~ん!今日も『GIORGIO ARMANI』?それとも『VERSACE』?
なんて褒めたらよいのやら!(言葉を捜すが見つからず、そのままスルー)

御一緒する御方とも合流し、『みかわ』の天麩羅を十分に堪能いたしました。

白魚もちろん、稚鮎もあった。 「ん~やっぱ美味しい!」

オジお鮨屋さんは、ケース・バイ・ケースで使い分けしておりますが、
天麩羅はここだけ。

        個性強いでしょ!このお顔
            店主・早乙女哲哉氏
パワフルな62歳、沢山の料理店・銀座のクラブ・陶芸(骨董)ギャラリーなどなど、
楽しい遊び方を教えてくださいます。
オジにとって、教師であり反面教師でもある不思議な親仁。

2008年4月4日金曜日

春夏秋冬屋形舟

オジ連日連夜の呑んだくれ、春の夜の闇塊都市での大祓。(お酒で鎮めます)
昨日の夜のパトロール、隠れや的『焼き鳥』BARでお清め三昧やりました。
たまたまL字カウンター、角と角とで男と女のドラマが見えた。(オジの側から)

ロマンスグレーのオヤジ、年の頃なら50代半ばってとこ。
連れのおねえさん、「んー」30歳ちょっと前って感じ~?、
なにやらモニョモニョ『二人の世界』!(まだ交際歴浅そうな雰囲気)
オヤジの横顔をジっと見つめるおねえさん、男は男で何やら人生語ってる。
                        (とてもスカしてます)
だってオジの席から、丸見え・丸聞こえなんだもーん。
桜花の夜は、人の心を婆娑羅に導きますねぇ~!

フフフッ・・・・・・・でもオジは知っている。
   『そのロマンスグレーの氏素性』
その人の奥様を、よーく存じ上げておりますの。
ただロマンスグレーにゃ顔がわれていない。(オジの)

「あっそー、そーゆーコト、なるほどねぇ~!」って感じの春の宵。

その二人、お互いに『えーかっこ』見せてたけど、
ロマンスグレーがトイレに立ったとき、連れの女性皿の料理を一気食いしてた。
                       (あ~・ショボい)
とか言いながら、異彩を放つ婆娑羅なカブキ者にもなれず、
大豆問屋とチマチマ呑んでた桜の宴。(もっと、ショボ~い!)

       放課後
      『放課後』主演・栗田ひろみ(東宝1973年)
           大昔オジ憧れの小悪魔