2018年4月30日月曜日

Daitōku

お出かけの次女を送りながら、カミさんと「ぽん多本家」に。
ちょっと手間取ってしまい出遅れてしまった。
現着が開店から十五分後のAM11:15で、
らしくないけど、着席まで約50分並ぶ羽目に。

でもいいの、だってココ美味しいんだもの。
それにね、この店には他店にはない重厚な品格がありますからね。
「のようなもの料理」が多い中、
ココは料理はもちろん、御飯や漬物などのすべてが本物ですぜ。
ボクは毎度の「ポークソテー」と「ハマグリのムニエル」で、
カミさんは「海老コロッケ」で御飯と赤だしを。

麦酒が進むこと進こと。
ああ、なんて幸せ。




駐車場までの道すがら、
戦後臭の残る東上野のオールドカマー系コリアンタウンでキムチを買う。

この「李さん一家」風情、今夜夢に出てきそうで、、、


もう一軒、以前から気になってた店へ。
元来はシルバージュエリーの型枠ファクトリーですが、
面白い雑貨も雑然と並んでるショップに。
とーぜん買います。
鉄器のような陶器の器とキーホルダーを購入する。
東京っ子らしい店主、
言葉使いに出る育ちの良さに好感が持てまする。

見たまんま。








2018年4月29日日曜日

Suijin

もうすぐ江戸も祭りの季節です。
浅草での長唄のお稽古通いをきっかけに担いた御輿、
ここ数年は、
お歳ですから傍観者に徹しております。

ボク的にはそこでの人間観察が愉しみでねぇ。
たまーにいるんですよ、本物の江戸の粋人が。
ほら、
単にイキがっちゃっただけの「無粋な野郎系」じゃなく、
これ見よがしなど微塵も感じさせない粋な漢さんがね。

真似をしてみたいけど、
野暮と紙一重の江戸趣味だもの、
こればかりは田舎育ちのボクでは難しいかな。
たぶん一歩間違える。



今ね、
久しぶりにノベルティで日本手ぬぐいを作ってみるかと考慮中なのね。

んで、柄はコレクしてる昔の交換札(千社札)を参考に、
っつーか、パクってそのまま江戸趣味で。

『粋人深至』
ちょっと粋がってみますぜ。

Pensaki&Hikite

仕事終了後、夕飯食って豆助も自室に戻り独り呑みに。
なのに、グラスに注いたモルトもそのままに寝落ちした。

んで、今(AM3:00)起床。
嬉し、本日から連休でっす。

さっきの生温かいモルトに氷とソーダを足して呑み時間に。
机上の小物で遊びながら呑む。





2018年4月28日土曜日

Burabura



豆助と外飯&外呑みに。
ここんとこ、満席つづきで入店できなかった焼き鳥店に。
今週はどーにかOK、生エビス3杯にハイボー2杯で塩味肉を片っぱし。
たまの地元呑みも好いもんで、
帰宅の足の心配も無し、呑んだら夜風に吹かれブラブラと。

ブラブラついでに、またも「富士そば」。

こんな時間に独りで蕎麦食う同世代のナオンやオヤジたち。
その背中に勝手に(彼らの)人生を想像し、
またまた勝手に「人生の悲哀」を乗っけて愉しんじゃったりして。

(ヒヒヒ)


通称「第三埠頭の突端のBAR」は今日は通過で帰ります。

あと数日、
黄金週間でリフレッシュしないとネ。

2018年4月22日日曜日

AROMES

半袖で十分な宵にサマーセーターを重ねて体型修正し、
電車に飛び乗り飯田橋まで。(むんむん蒸れ蒸れ)
意外ときつい神楽坂を上り、毘沙門天を越えたら左折れ。
先月オープンしたフレンチの「Restaurant AROMES」に。
友人SINOちゃんとも現地合流し、野郎二人でおフレンチな夕餉を。

おおっ!懐かしや、岡部一己氏が総支配人の店です。


ところがアミューズとデザート意外、ぜーんぶ写真ピンボケで、
ちょっと焦った今朝のボク。



これとこれもどーにかダイジョーブ。



でも、メインの二皿がまったく撮れてませーん。
あっ、あの13種の野菜のテリーヌも。
トホホ感が拭えぬませぬ。
ここんとこ続く「悪酔い」をせぬように、
赤はゆっくり流し込んだつもりだったのだが、、、



驚きはシェフが平成生まれなのねココ。
と思ったら、世間的にはべつだん珍しくないらしい。






2018年4月21日土曜日

Mikadzuki




骨董商の説明書には、
<<その昔、横浜遊郭に三日月楼の名の妓楼が存在してましたので、
  そこの品ではないかと思います。>>

ムムム、そんなワケないよね、
だって、どー見てもそんなに古いモノではないもの。

でも、上部に画かれた三日月と胴に書かれた「三日月楼」の文字、
たまんないよなぁ、この無音でドラマティコな佇まいは。
もうひとつの月百姿(つきのひゃくし)でありまする。

ああっ、これで呑んでみたい、、、
ボクの美意識と徳利が発する手招きとでお買い上げ。(ヘヘヘ)
意外な強気値段に揺れたけどね。


二十世紀末に廃業した琵琶湖畔の老舗旅館「三日月楼」のじゃないかな。






Chitosemidori

豆助と外呑みに。
先週の金曜日の失敗がありますから早めに行動を。
無事に今夜は洋風居酒屋のカウンタースツールに着地できました。

半信半疑のお初の店で、いやはや申し分のない接客と料理で嬉しい思い。
愉しく呑んだ今年の初夏日でございました。

定番の「富士そば」で、
こりゃまた定番の「冷やしきつね」で今宵の〆となり。




「暑いです」

帰宅後、夏が似合う平茶碗で茶を点てる。



漆喰白にジャパンブルーと薄茶の千歳緑、
この組み合わせ、けっこうお気に入りなのね。

ところでこの平茶碗、古伊万里か古平戸かそれともどこぞの地方窯なのか、
江戸期はあるでしょう、
丹精に薄手に削られて造形されてます。
見込みには余白を十分に生かして、楼閣山水人物の染付が施されています。
元々が飯茶碗なのか何なのか、ボクにはまったく分かりません。

季節で筒や椀形なら掌で包み込むけど、
平茶碗は盃で酒を呑むようにサラっと薄茶を。
白雲に見立てたクレームドゥーブルを浮かべ、
最後に啜って遊んじゃったりして。

(あらら、お池に雲さんが)



2018年4月18日水曜日

Kiriko

今年も嬉しい 器替えの季節です。
ちょっと時間があったので、飛龍頭を揚げた後の昼休みに実行する。

泥物を緩衝用和紙で包んで棚奥に。
んで、夏用の磁器やガラス器を前面に持ってくる。
3番目(ミッドセンチュリー時代のチェコスロバキア製)以外は戦前製だけど、
アンティークってほどの器ではないので、
ガンガン生活の中で使います、ただし自分用にだけ。
ソーメン鉢、果実&水ようかん用、猪口で向付、みつ豆皿、、、、、
飲み友達に使ったところで、
歳時記や風情が分かるモンがいませんのでノベルティでじゅうぶん。

ガラス器は夏の盆ぐらいまでかな。

ほんの一部ですが。





2018年4月15日日曜日

Whereabouts

ここ半年、ミシュラン系飲食店で
嫌ーーーーーーーーーな接客の憂き目にあってしまい、
いっそのこと「大暴れしたろかー!」などと、
殿、ご乱心!な気分の連続でございました。
と言っても二軒でしたがね。

そんな気分をブッ飛ばし、
黄金週間の美味探訪先に予約を入れるのが愉しい今日この頃でっす。
鮨屋はあっこと天婦羅屋はあっこで決まり、
残すはチャイニーズとフレンチなのね。
誰か道連れになってくださる御仁、いましたらご連絡を。

でも黄金週間まで待てませぬ。
んで、今日も鮨っ食いな日曜日ってことに。
珍しく電車に揺られ初訪問の鮨屋さんに。

おやじ独り鮨、、、





おぅ、、、
いいねぇ、、、

ここには写ってませんが、
ボクも愛用する高内 秀剛氏の器が多用されてます。
そんな大人な鮨屋でございました。



懇意にしていただいてた東銀座のととやさんが亡くなり、
旧・神田鶴八の親方も次に向けて準備中ですし、
ただ今、あっちこっちと何かを求めて放浪中でございます、ハイ。



2018年4月14日土曜日

Drifting

昨夜は豆助と外呑みに出かけたのだけど、
どこもかしこも満員御礼で、飯難民となり漂流するはめに。
いつもの焼き鳥屋さんもタイレストランも時期的な歓送迎会で一杯、
どーにか座れた居酒屋さんも、滞在30分のビール2本だけでお支払いを。
板前さんが一人だけで回してるので、料理は一時間後とのことで。

腹ペコ度合いもマックスとなり、
この際なんでもイイや!と、
手招きされるままにビニールカーテン張りの店に。

ありゃりゃ、、、

何十年ぶりだろ、ピザトーストで酒を呑んだのは。

太田スセリ似のママさんはボクの壷なんだけど、、、
その(料理の)クオリティーがなぁ、やっぱありゃりゃ、、、


帰宅後はちょっと古酒のフィディックを。
ブログを知ってくれてる人たちが、
「ウヰスキーは呑まないから呑んじゃって」とよく貰います。
古酒ですから、トップノートに多少のひねた香りもありますが、
コムハニーな甘さやビターな柑橘の薫香、味はよくできた優等生でありまする。
微かにオイリーな麝香も口中に。
なのに安価なモルトなところもご立派で。

ありがたいですねぇ、サンキュ。



2018年4月11日水曜日

ATELIER GOUT


南青山の「アトリエ グー」の幸子先生から届いたロールケーキ。
いちご大福のロールケーキなのね。
いちご大福のロールケーキなんてキワモノと思ったら大間違い、
京橋や尾山台に匹敵するか、ボクはそれ以上と太鼓判。

ちなみに「アトリエ グー」とは、
料理研究家の林 幸子氏が主宰する料理教室です。

ためしてガッテン!の先生ね。

2018年4月10日火曜日

Intelligence


昨夜はタラコ、今夜はコンビーフご飯を。
連日の単純飯。
「千駄木 腰塚」のコンビーフがあったので、ご飯に乗っけて醤油をたらす。
脂が熱いご飯で溶けてバターライスの風味に。
これに刻みすぐきを混ぜるといくらでも食える。(緑はオリーブ)

味覚は知性です、へへ。





2018年4月9日月曜日

Salt sparingly

昨日の北千住、
丸井の地下の北野エースの催事で買ったタラコです。
「塩分控えめの甘口です」の言葉に釣られ2腹2,500円で買った。
そしたらもう半腹乗せて、
「3,000円でいいよ」と提示してきたので、
なんとなくノリで「それでいいです」と承諾したボク。

魚卵好きですもの。



今日の夕餉はプリン体とコレステロールの摂取の日。
ヴェルダンに焼いて、
白米に乗っけていただきまーす。



めちゃめちゃ塩辛いんですけど。



店員さーん、なんデェ?


LIFE

出物があればコレクしてきたアメリカンな雑誌のLIFE誌、
1950年代から75年までが対象で、
それなりにボクの手元に集まってくれました。
先週も1951年発行の三冊ご購入でっす。

子供ん頃、アメリカがカッコ良かった。

ボクにとっては、
「巨人 大鵬 玉子焼き」じゃなく、
「ペプシ ハーシーズ リーバイス」なのね、今も。





ただねぇ、、、
もともとがペラペラな雑誌ですから紙質が上質ではありません。
60-70年も時が流れますと劣化が進み、
頁をめくるだけでも破れてしまうほどなのね。

何か良い保存方法はないものですかね。


2018年4月8日日曜日

Edo taste


 昨日の仕事中、豆助とみたらしだんごの話になり、
さっき無性に食いたくなって北千住まで出かけてきた。
もちろん「槍かけだんご」を買いにです。

行く途中の荒川河川敷の新緑の美しさったら、、、
今日は首都高も空いていて川越から一時間弱で千住大橋出口に。
ほどなく橋を越えて信号を左折、
めんどくさい細い道を入りタイムスに駐車する。

珍しく行列の無い時間帯でラッキー。
ここ、だんごの食感も好いし、みたらし餡の甘じょっぱさも好い。
自宅用でみたらしだんごを26本と、あんこのだんごを11本をテイクアウト。
本当はここで食べるのが一番だけどね。
だんごを口中に入れ、歯で挟んで串だけをこそげ取る。
「だんごは飲み物だったんだ!」と分かりまする。

早う食いてぇ、、、




一本一本、だんごにあんこをねび付ける店主らしき漢さん、
黙々と続ける姿がいつ見てもかっこエエ。



さぁ、トンボ帰りで。




Lady Marmalade

しばらくぶりに福生のタイランド料理店に行ってみたら、
居抜きで経営者が変わってまして、
料理はポーションが半分となりお値段は倍値となっておりました。
味は以前と比較にならず、
ベースのアメリカ軍属で満杯だったのがウソのように人っ子一人いなくなってた。

おったまげぇ!



そんでも食うだけ食って「赤線通り」を一軒一軒覗いて品定め。

なんでだか、ボクにだけエロマッサージのアジア系小姐や、
ピンクキャバのその筋オヤジがお誘いを。

ありがたいけど、間に合ってまっす、フフ。






とある一軒、ミラーボールの下でファンキーなボク。

     

2018年4月7日土曜日

KORANSHA Co., Ltd.

なぜだかお気に入りな器に受難が起きる。


先週のバカラのグラスに次ぎ、
オールド香蘭社の茶器を割ってしまった。
手の中のエアコンのリモコンが、するりと滑り落ちての茶器に命中。

この一杯の為だけの急須サイズが好かったのにぃ、、、

2018年4月5日木曜日

Belle Époque

雑誌「東京人」 の4月号の特集『写真のちから』が面白く、
ボクん家にもある古写真を引っ掻き回してみる。

どーやら、どっかの大学のボート部らしい写真があった。
旗の紋章から一橋大学(旧制東京商科大学)のボート部でしょうかね。
旗に記された皇紀2580から、たぶん大正9年ー10年の写真。
このほかにも競技中の写真や集合写真が数点ありますが、
時代的なもので当時は男子校なのでしょう、女子の写ってる写真は皆無。

女子マネージャーとの恋バナなどありえないバンカラ至上の時代ってことか。



妻を めとらば 才たけて みめ美わしく情けある、、、

ベルエポックな時代の婚礼。
戦前の婚礼写真も数あれど、この方たちが№1かな。
そのお召し物で分かるハイクラスさ、
まぁ当時は考えられぬようなハイソサエティたちがいーっぱいいた時代だもの。
その代わりに、踏み台されてる系貧乏もあふれていた時代ですけどね。

なんて美しい花嫁さま、、、

(東京本郷 市川寫眞館)