四半世紀が過ぎ、ご縁で夏目 有彦・作の根来大鉢(径42cm)とつながりました。茶道具商で出会ったそれは、個展のリーフレットとともに真綿と包まれて桐箱に。長い時をどこかで眠っていたような美品です。
思わず抱きしめましたよ。
そんな彼の知人の店で、4人での漢フレンチを。ハロウィンで賑やかな渋谷の隣ですが、代官山の夜は静寂。とくにこの店は大人御用達、隣席は偶然前回と同じ70代のご夫婦でありました。奥さまのお召し物やセットされた御髪とご主人の気品、松濤辺りにお住まいかなと想像すれば南平台とのことありました。江戸の貧乏長屋住まい風体のボクら4人とは、ソフィスティケートさはどー見ても違うのよ。生まれ変わったら、今度はそっちに属したい。(ヘヘヘ)
穏やかな時間が流れます。