2020年6月29日月曜日

Shropshire Blue


頂き物のシュロップシャー ブルー(Shropshire Blue)があるので、長崎島原からこんな日本酒を取り寄せたのね。『萬勝』でございます。便利な時代ですねぇ、注文したら2日後には来るのだから。モルトでも好いのだけど、ひらめいたのはこの銘柄だったんだ。アナトー色素で色付けされたエゲレスのブルーチーズとこのラベルの橙色のマッチング。口中の悲鳴をあげそうな臭いを酒で洗うんだ。そして舌の上から獣の匂い立つ。考えていたより至上です。



2020年6月28日日曜日

Toranomon

梅雨らしい天候が続きます。コロナの心配はあるけれど、少しづつ気分は外向きに、

数か月ぶりに「神保町 はる駒」さんで鮨をつまんだ土曜日の夜。それにイラストレーターD氏とも数年ぶりの「呑み&食い」な週末で、なんだかうれしく浮かれポンチになってしまいました。そして今日は虎ノ門ヒルズの「虎ノ門横丁」のお得意さまの店を見に。都心の一等地でそれも森ビル、なのにリーズナブルな飲食商業施設。マッキー牧元さんプロデュースだから一級の店ばかりなのも面白い。お得意さんは営業時間前ゆえ、赤坂離宮でワンタンと焼き物で腹いっぱいに。


小野 食品の豆腐はこちらでドーゾ。


2020年6月26日金曜日

Ohako



昭和の男はあいみょん の「裸の心」に心が震える。
そのメロディーラインと「♬恋なんてしなきゃよかった,,,,,,,,,,,,,,」のサビに泣く。
三上寛的に歌う伊藤咲子の「乙女のワルツ」がボクのカラオケの十八番だけど、
これからはこれも十八番にしようかと。切なくとうとうと歌い上げるぞ。



2020年6月21日日曜日

Ippondachi

コロナ禍しかりもろもろ悩み多い年頃で。
還暦を越えたとき、血縁とは言え薄れゆく御縁を相手さまに教えていただきました。
他人より肉親が遠くに見えたとき、それが本当の一本立ちってことなのかしらん。
なんだかねぇ,,,,,,,,,,,

こう書くと意味深に取られるけど、べつだん深刻な意味は無しですぅ。





雨が降ったり止んだりの鎌倉へ。大混雑の紫陽花の寺や小町通に目もくれず、北鎌倉の円覚寺に願掛けに一年ぶり。祖父から伯父、親父、従兄、従兄の長男の僧籍がありますので、親父をはじめ物故者たちの木札名簿にも手を合わせる。「お祖父ちゃん、いろいろお願いいたします」と。年齢とともに分かってきました。小野家の素晴らしき血脈に感謝です。


現代モノの鎌倉彫に興味はなかったけど、
立ち寄った老舗専門店で、根来のお猪口用茶托と古代瓦文の中皿を入手。
ショートトリップだけど、いつもの旅先での記念の一品購入をはたす。
北鎌倉の御菓子司で「あじさい」を購入し初盛りを。

2020年6月17日水曜日

Yusura




昔から利用してる商店なんだけど、驚くほどコロナ対策をされてるのね。
もちろんアクリル板でガードし、声を掛ければ後退りされて距離を取られ。
それはそれで悪いことではないけれど,,,,,,,,,,,,,あからさま,,,,,,,,,,,,,
なんだかお客皆がコロナに見えてるようで、利用しずらくなっちまいます。


秋田の大豆農家さんから、それはもうたくさんのジュンサイが届いた。
自分で湯通しして出汁とレモされン酢で胃の腑に流す。
肴があっさりの分、酒は少し芳醇なもので。
山桜桃は常時セラーにある常備酒、酔いが心地よいから独り酒用で愉しんでます。

〆は頂戴したかき餅で。


2020年6月15日月曜日

Dōsei jidai


上村一夫の描いた女(ナオン)は、ボクらより少し年長の方々の記憶の中の残像かな。当時が思春期のボクも、この人の漫画には胸がギュン(キュンの上級)としたひとりだもの。「同棲時代」「しなの川」「菊坂ホテル」「サチコの幸」や北原ミレイの「懺悔の値打ちもない」のレコジャケなど、あの阿久悠氏の歌詞とあいまって、今も強烈に残る心象風景で御座います。情念とか血脈とか、思考や理性ではどーにもならぬ人間の性(さが)を,,,,,

初見時、このボトルに息を呑んでしまった。うれしいねぇ、忘れていたものが一瞬でよみがえったよ,,,,,,,, このさいボトルの中身などどうでもいいんだ。(表向きはシークレット、実際はグレンロセス)

♬ あれは八月暑い夜 すねて十九を越えた頃
   細いナイフを光らせて にくい男を待っていた ♬




2020年6月14日日曜日

Rainy Blue



久々に銀座ウエスト本店に。浅草で泥鰌のフルコース後でしたので、珈琲とハムサンドとバナナサンデーな雨の昼下がり。鍋はマル、「ぬた」と「うざく」で呑み、カミさんは特上鰻で、ボクは泥鰌丼を食らう。あっ、合羽橋の飯田屋さんね。「捕らぬ狸の皮算用」(給付金)で、少し贅沢などこいた日曜日。




2020年6月11日木曜日

Sukī masamune



亜米利加の遺伝子検査サービス会社によると、
血液型O型はコロナに感染しにくいらしい。
ボクはO型なので、なによりな情報です。
だけどね、なぜだかO型は蚊に刺されやすく、
今年もすでにやられっぱなしに。
皆とたむろってても、不思議と餌食はO型のボクだけに。

今日は激暑です。

以前、大正~昭和初期の日本製受け皿付き切子グラスを入手したのね。
箱入り未使用品で、いつもの横浜の骨董屋さんからです。
暑い夏だもの、酒器も酒の銘柄も涼を意識してね。
さてさて肴はなんで呑むか。
明日になれば西宮の清左衛門さんの水ナスが届くのだけど、
この暑さでは今日呑みたい。
そーだ、
一昨日買ってきた神茂の真丈に溶き芥子を垂らしてみっか。


2020年6月8日月曜日

Liqueur



リキュールはおもしろい。それも4-50年経ってるヤツね。オールドボトルは劣化でヤバいのもあるけど、意外に大丈夫なのも多い。まず欧州製の未開封は大丈夫。しかし当時の日本製は合成酒が多いので、透明グラスで沈殿物が有るか無いか、一口含んで味覚で判断した方が良いよ。それがクリアできれば、モルトとは違うエキセントリックな酔い方が出来まする。物によっては二日ぐらい体調がおかしくなるけど。


2020年6月7日日曜日

Nihonbashi

数か月ぶりに都心まで。前回が桜咲く前ですからね、
千鳥ヶ淵から英国大使館サイドを抜け皇居まで、その繁れる青葉の勢いに驚いた。
もう街はすっかり夏ではないか。
赤坂で用事を済ませ、日本橋に向かう。
八重洲地下街に駐車して、カミさんと久しぶりに日本橋を散歩する。
のんびり高島屋から三越、誠品生活日本橋まで。
マンダリンホテルはまだ休業中だったけど、ゆっくり昼食をとり食材仕入れを。
街に出ること、やっぱり好いもんです。

ああ、やさしい風が吹く。
リフレッシュ,,,,,,,,,,,,




2020年6月4日木曜日

En

今年はいろんな行事も中止になり、歳時記さえも意識しなくなってしまいました。夏だから鮎が食いてぇ。「川上」で白味噌仕立てのくじら汁を食いてぇ。できることならもう一度、吉右衛門と福助の「名月 八幡祭」を観てぇ。欲求はつのるばかりに。

今年も六月になり、店の室礼を夏風情に。去年と同じで、京都洛北で作ってもらった団扇立てを漆喰壁にセットして、骨董の明治期に描かれた「牛十図」を差すことに。牛と牧人で表現した禅の教えですね。室礼用であって実用ではないのだが、お客様まで、たまーに煽(あお)いている人もいるのね。一瞬「ぐえっ」っと胸中混乱。出来ますれば観賞用の絵画的扱いでお願い申し上げます、ご理解のほど...............





2020年6月3日水曜日

MITAMA

また夏が来て夏用の小地谷を出してはみたが、今年は機会があるのでしょうか。先々夏に袖を通してほったらかして、気が付いたら襦袢が汗染みで酷いモンとなり、専門の玉ちゃんの洗い張りで蘇りました。九段の御霊祭で!と考えていたけど、やはり今年は中止なんだね。朝顔市も四万六千日も中止となり、夏風情は今年はどこで愉しんだらよいのやら。