2022年12月26日月曜日

Hakuun

クリスマスですから孫のベビー子供服を探しに百貨店に出向く。銀座三越からオニツカタイガー、アシックス・・・・・とあちこち歩きまわる日曜午前です。んで、やーっとプレゼントを見っける。それにしても行く先々皆、香港人か?大陸人か?どの店もチャイニーズ系で溢れんばかりなり。マジ、日本人見当たらず。ボクには縁の無いショップだけど、みゆき通りのシャネル、晴海通りのエルメスは店外にまで彼ら彼女らが大大大行列しとりました。そー言えば、お得意様の銀座の飲食店も(お客様の)半分以上が欧米人と言っていた。インバウンド復活を横目で見ながら昼飯へ。旧知の新橋の鮨店から弟子が独立したので、漢独り鮨を八丁目にて。開店二週間目ですからね、彼自身もまだまだ自分の舞台と言うにはほど遠いようです。つい最近までは親方の下で、今が主としてのスタートですから。


香舗の西銀座【松栄堂】へ。以前は 店の開店前に必ず焚いていた香ですが、このごろカミさんの気管に負担みたいで止めました。残り香でも咳が止まらなくなっちゃうからね。
久しぶりに暖簾をくぐる。本日は友人の母堂様が亡くなり、ご時世柄、身内だけでの葬儀とのことでございます。ボクなりに、お世話になった母堂様を思い浮かべて【白雲】と【五山】の詰め合わせに。
静かに時代が変わってゆきます。





2022年12月20日火曜日

DISCOVER JAPAN 

2022年は鉄道開業150周年とか。1972年、鉄道開業100周年はボクは13歳でした。ご多分にもれずボクも鉄道ファンとなり、雑誌『鉄道ジャーナル』と『時刻表』は発行ごとに入手して、夜も布団の中にまで持ち込んで読んでいた記憶があります。63歳の今、【青春18きっぷ】での旅は無理ですが、これを眺めながら酒を呑むのが心の旅でございます。

銀座天賞堂によるHOゲージ用D51ー498号機真鍮製モデルなのだ。


D51ー498号機は、1972年10月に鉄道100周年記念で八高線にて運転されたイベント列車の牽引を最後に運用から外れた。(後々、1988年に復元復活)<<Wikipedia>>より。

50年前の1972年10月、父とボクは国鉄高麗川駅でのこのイベントにいました。白煙とともに重低音でホームに入るD51ー498号機は、震えあがるぐらいの迫力でありました。ボクは安カメラでその勇壮を撮り、即売会では琺瑯製の行先板を買ってもらいまして、それは今も冷蔵庫と壁の間で眠っております。

呑むほどに、ノスタルジアに胸が熱くなるのは年齢(とし)のせいでしょうかね?










2022年12月18日日曜日

Urei

お歳暮シーズンで少し忙しかったです。カレンダーも無事配布が終了し、年末仕事は大掃除を残すのみ。たぶん年末は無理でしょうから、例年通り正月休み中となるでしょうが。
嫁に行った長女の部屋に無断放置していた我楽多・古書・古本・古雑誌の類は今、クレームにより書斎に山積みとなりました。故に店の二階の『BAR宗愚』(書斎)には人を呼べずで寂しいかぎりです。三階は五部屋に老母独りなれど、健在の間はぜーーーったい物置使用は許されまいし。(家賃を払えば別だろうが、あの母のことだもの)

忘年会を兼ねて、友人に「新橋で鮨でも食うベェ」とTELすれば、高齢の両親がコロナに罹患中とのことで本人も濃厚接触者とのこと。あーあ、ザンネン。それにしても、見渡せば友人皆々が高齢の親を抱えてる。ボクも90の母、カミさんは91の義母。上記の友人(一人っ子)に至っては、車で一時間ちょっとにその両親(90代と80代)と、熊本には奥さまの母堂(80代)が独り暮らししている。月一で熊本通いだもんなぁ、ご苦労なことです。
子供の頃からの旧知の人に、よく「お母さんを大事にしなきゃダメよ」と冗談半分で言われるけど、すでに親を見送った人と、次から次へと難題が押し寄せる介護真っ盛りの人間とでは、どう説明しても分かり合えないだろうなぁ。

そんなこんなで明日は我が身でございまする。



2022年12月10日土曜日

Long, long ago

来週は三十代の頃に稽古に通ってた長唄のお師匠さんの命日です。浅草生まれの彼女は浅草寺の奥山にあった旅館のお嬢さんで、長唄は杵屋、日本舞踊は歌右衛門さんの中村流で名取でもありました。一時期は百人以上のお弟子さんを抱えた売れっ子でもあり、まーね、それは昭和40年代頃までの話で、ボクが通った頃はボク以外は女子医大の70代の女医さんだけでしたが。全盛期は国立劇場で藤娘まで演じて(やっちまっ)た人でしたから、気が付けば旅館も手放し、最晩年は浅草二丁目のマンションに。それだけ邦楽系はつぎ込んでもキリがないのだよ。

彼女の自慢は「アタシがこれまで家元に入れた金銭があれば、東京の一等地に何軒も家が建ったわよ」でしたが。(後の祭り) あともう一つ彼女の自慢は、「向島に向かうバスの車中で、悠玄亭玉介師匠(幇間)に誘われちゃってねぇ(ナンパ)。ほらね、あの頃はアタシもよく山田五十鈴と瓜二つなんて言わ・・・・・」 そんなお師匠(おっしょ)さんを思い出しながら、今夜はやります。 

三社祭の宮出しで、見やすいからと浅草神社の狛犬に着物で跨ったお師匠さん。新門の若衆に引きずり降ろされたこともよく自慢してたっけ。昨今は振り返るとき多し。(内容によっては以前も書いたかもしれません。重複御免)

 ウイスキーと大人の菓子。ハイブランドショコラはには「気取ってんじゃねーよ」的な拒否感も無きにしも非ずだけど、先入観抜きにしてこれは好物。だからときどき取り寄せる。欧羅巴じゃなくNYってぇことに、舶来品と言えばHershey’sで育ったボクら世代が抱いてる安心感かも。アソートのそれぞれが旨く酒に合う。これはMarieBelle(マリベル)のセカンドブランドでっす。
酒は1960年代の寿屋(サントリー)角瓶で。晩酌する親父の胡坐の中から眺めていたボトルです。不思議に角瓶だけは劣化率が低いのだよ。旨いよ。Long, long ago.




2022年12月9日金曜日

PSB

バナナの皮で転んだり胡椒でクシャミが止まらなくなることは、昔は漫画の世界だけのことと考えていました。加齢が影響してるのでしょうか、最近は胡椒でクシャミが出てて困ります。昨日も中華食堂でラーメンに胡椒を振ったら、止めようにも止められぬソレに襲われてね。ご時世柄無理に口を押えたら、今度は鼻から激しい爆発音と鼻水が。歳は取りたくねぇーもんだ、とつくづく。

んで、この中華屋さんで「生中とワンタン麵と餃子と葱チャーシューとモツ煮で」とパーフェクトサントリービール(PSB)のCMっぽく注文したら、最初に生中とワンタン麺だけが運ばれてしまいましてね。そして生中二杯目をやっつけてる最中にやっと葱チャーシューと餃子がお出でになり、モツ煮のことを忘れて帰ろうとしたらモツ煮がお見えに。
まったくこの店は間違ってはいないのだよ。けどなんだか変なのだ。最初にワンタン麺で満腹だもの。
最近この手のことが多いのよん。「暗黙の了解」は通用いたしません、ってことがネ。
嘆く老人でっす。

写真は他店で、ただのイメージなのね。



2022年12月3日土曜日

December 2022

本日、2023のカレンダーが出来上がって来ました。
お取り寄せでの顧客様には発送の荷とともに、ご来店での顧客様には12月5日より店舗にて配布させていただきます。数に限り(250部)がございますので、よろしくお願いいたします。




日々の食卓で利用していただくのが豆腐屋としての本望ですが、当店のお客さまの約3割は飲食店様で、自宅用でのお客様はやはり3割に留まります。あとの4~5割はギフト利用でのお客様で、来店時に「手土産を探しても今どき2~3千円では何にも無いのよ、だからお豆腐は助かるわ」と言われます。

今どきの2千円かぁ・・・・・

この時季(12月限定)だけのセットをやってます。ハイパー豆腐4種から3丁選んでいただき、豆乳2種(秋田みどり種と安曇野ナカセンナリ種)をギフト袋で。サーヴィス価格にて¥2,000でいかがでしょうか?(限定豆腐ですので、出来ますればご予約でお願いいたします)

どうぞ、得意満面でお相手様に。