2024年2月23日金曜日

Moegi iro

昨日は胃カメラと大腸の内視鏡の予約に病院へ。そろそろやっておかねばなりませぬ、もう10年ぐらいやってなかったもの。胃カメラはトラウマあるし、大腸内視鏡は勝手に恥ずかしさ満載だし。60代半ばともなれば何があってもおかしくない、そんなお年頃ですからネ。

ここんとこ、 暖かいやら寒いやら。本日は外出する気にならぬ雨日和です。

鄙にも稀なあの御菓子司できんとんを。去年の練り切りの西王母から一年、その一年のなんと早いことか。抹茶はリキュールグラスで、きんとんの菜の花は同系の緑で南洋浪漫の皿に。ちょーっとちぐはぐな無理があったかな。




2024年2月22日木曜日

Going out of business.

今月で、また同じ川越市内の豆腐屋さんが廃業される。当店より歴史ある豆腐屋さんで、当代さんも寄る年波には勝てぬとのことらしい。これで市内は3軒残すのみ。半世紀近く営業していた仙波小学校横のセブンイレブンも終わるみたいだし、寂しいねぇ、個人商店の生き残りはどんどん厳しくなるばかりです。



先日、古書店で購入した1990年発刊の『東京の老舗(下)』で、江戸期や明治・大正時代からの老舗の特集本です。頁を開き検索してみましたら、25年後の今はその半分以上がすでに現存しておりませんでした。本所『麩一』本郷『藤むら』新橋『胡萩堂』浅草『金龍山』西麻布『和泉家』その他もろもろ・・・

ひとつ終わればまた新しいひとつが生まれる。
なら好いのだが、消えた本物はもう戻らないのだよ。


2024年2月19日月曜日

Dignity

母の介護の合間を見計らって、今日は月一での豊川稲荷詣でに。約40~50分かけて境内の神々に祈りと感謝を。

んで、お参りの後はやはり月一のぽん多本家で昼食を。最近、外国人旅行客に人気の日本のトンカツであります。とーぜんのこと、ここも開店時には長蛇の列なのだが、不思議とボクが行く日は日本人だけでございます。まーね、外国人で占拠されてしまう日も近いのでしょうね。ボクは覚悟を決めて一時間前には現着し、松坂屋でトイレを済ましてから堂々の先頭に。いつものポークソテーに赤だしと旨いご飯、単品でカキフライも追加をいたします。カミさんは海老コロッケを。なんだろうなぁ、ほんとに旨いのだよ。老舗(人)としての志の高さ、気高さ、高潔さ、崇高さ、高い精神性、至高なのですよ。





2024年2月17日土曜日

Art Déco Modern


酒器や珈琲紅茶のC&Sは風情優先でありますから、どこかにストーリー性のある器を求めてしまいます。ウイスキーグラスなら、経験で知るオールドでも現行品でもバカラです。濃い目の珈琲好きのボク、C&Sなら戦前製がそのほとんであります。現代の製品より小さめで華奢、どこかにアールデコの意匠が見られるモノに魅かれます。 
ただし、使用頻度が高いほど「かたちあるものはすべて壊れる」の諸行無常でもあります。先日のこと、このセットのC&S二客を棚から落下させてしまい割ってしまった。

あれから半年ぐらいかな、ヤフオクのおかげで見つかりました。100年前の品も待ってれば補充用が出品されること大概でっす。遺品の整理品でないコト祈りつつ、だけどね。











2024年2月16日金曜日

UNION WORK

古い建築物愛に溢れております、とくに戦前に施工されたビルヂィングには。不法侵入にならぬように気を付けて、大丈夫そうなら見学をする。『インペリアルビル』です。ここは元外国人アパートメント(1930年施工)の現商業施設でありますので、一応遠慮気味に入館を。ひっそりとお洒落であります。ゆゑ、そこにオフィスやショップ展開されていることにも羨望の眼差しを。
 
何屋だか分からんが、商売屋とは分かる扉の覗き窓。開けて入ったら靴の修理屋さんでありました。きっとジョンロブとかの革底高級紳士靴ばかりでありましょう。アパレルも少数ではありますが置いてある。入ったからには一点でも買わねば男が廃る。しかーし、作業着っぽいオーバーオールもデニムもカバーオールもボクサイズは無しとのことで残念。「入らなくもないのですが、キチキチとなりますので・・・」と靴職人くんにやんわりと(ホッ)。んで、ハイソックスを3足購入。







2024年2月12日月曜日

HAMA


ヤボ用で伊勢佐木町に。強面の御老人や見えない敵と闘っているご婦人はすれちがいましたが、そうは言っても昼の伊勢佐木町はいたって健全です。
ボクら世代にハマは特別な場所であります。バンドホテル、リキシャルーム、レッドシューズ、ゴールデンカップス、ああ無常であります。

♬・・・波止場の別れ 惜しむよに 伊勢佐木あたりに 灯がともる 
 夢をふりまく ドゥ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥバ 灯がともる・・・♬

SINCE1913『浜志゛まん』さんのボストン クリーム パイ(Boston Cream Pie)を購入する。ボク好きなんだよね、ハイカラもんがさ。美味いぞ。




帰路前に、10代の終わりの頃に悪友KやAとよく行った瑞穂ふ頭に次女夫婦を案内する。

Absurdity

数日前、「糖質カットを謳っている炊飯器には何の根拠も無い」と、消費者庁から4社の企業名が公表された。
ありゃりゃ、BSの深夜の通販番組で買ったヤツじゃんか。数名の芸能人によりその優秀な機能を説明していたのにね。謳い文句は「糖質45%カット」と「(炊き上がった)お米の味は美味しさそのまま」だった。届いて2度ばかり使ったが、なにしろ炊き上がった御飯が不味いのなんの。その後次女にあげたのだけど、同じ理由で戻されてお蔵入りとなったのね。やはり糖質カットより不味いご飯の方がわが家では大問題と捉えて、「しかたがねぇ」自己責任と諦めてはいたけれど。
なんてぇことはない、糖質カットの方も「ナンだかなぁ」ってな感じだったのね。

ウソつき。






2024年2月8日木曜日

The Blue Bells of Scotland

モノは増やしたくはないのだけどね。
オークションで昭和40年頃の東洋時計製手巻き置き時計を購入する。プラスティック製本体の箱入り未使用品で、アラームがオルゴールの品です。この類の曲はアイルランドやスコットランドの民謡が多く、これはスコットランド民謡『つりがね草』です。


戦前に神田に在ったテーラーのリーフレットも入手。デザインがモダンだったもので。





2024年2月3日土曜日

Lake Yamanaka

明日は定休日。今宵は予定も無いので書斎呑みを。昨今のモルトは転売屋ぁ向けらしく、好みのニューリリースがまーーーったく入手できません。かと言って手持ちのモルトもプレミアな値上がりしてしまいまして、貧乏性なもので開栓できずにモヤモヤと。なんだか変なスパイラルにボクまでも、なワケないよね。最近購入した台湾モルトとアードベッグのオフィシャルを愉しんで。一本のボトルに数千万の値が付く愚かさよ。

『1960~1970年代のカニ族が闊歩していた時代の空気感』が今の書斎インテリアのテーマです。山小屋(ロッジ)とか高原ホテルなんかね。まさにアルプス天国な感じに。んで、こんな油彩を購入する。




小泉 元生『山中湖』

実際は1979年の作品なのだが、日活映画『高原のお嬢さん』(1965)な時代がよく表現されてるでしょ。スカーフを被った女性たちにくすんだパステルカラーの湖面と対岸の山々、それとペパーミントグリーンの貸しボート屋といいリアルレトロです。油彩自体はたいした価格ではありませんでしたが、劣化した額はヴィンテージ加工の別フレームに替えました。ソレっぽくなったでしょ?書斎が一気に高原ホテルの一室に。
戦禍は絵画などの美術品を容赦なく焼き尽くしてしまいますが、第二次世界大戦以降は平和な日本でございます。故に市場にはいくらでもモノが溢れているのです。贋作が出回るような人気作家は避けて、タイプかタイプじゃないか、そんな基準で入手できる時代でありますよ、っと。



2024年1月30日火曜日

Auspicious

桃の節句には入手困難となりますので、一ヵ月ほど早めに桃カスティラを食します。今年も長崎から本日届きましいた。ノリタケ製ティーカップ(マルキ印1955年製造)に注した台湾茶とともに。

わが家は娘がふたりでしたので、雛祭りがいちばんの年間行事でありました。30数年前に人形の街の鴻巣で、お内裏様とお雛様をカミさんと探したのも懐かしい思い出であります。おかげさまで、そのふたりも無事に嫁ぐこともできました。初孫は男の子でしたので、しばらくはボクら夫婦で愉しむ雛人形でございます。立春過ぎたころ、今年もまた再会をいたします。(器・鎌倉彫 山水堂)





2024年1月29日月曜日

Hikarimono

母を連れての散歩です。車イスでの行動は意外に体力を消耗いたします。へへ、自分自身の運動も兼ねておりまする。



文句無しに美しく旨い「つきじ宮川本廛」(※)での昼食後、先週の深夜番組で「芸能人の差し入れ№1」に選ばれていたシフォンケーキを買いにGINZA SIXに。相変わらず売価がお高いモノばかりのGINZA SIX、っつーか、原価率の低さのイメージは保たれておりまする。へへ、ヒガミは入っとります。まーね、地代の高い銀座ですから。一本一千万円超えのサントリー山崎が複数並ぶB2で、このシフォンのワンホール3千円台はある意味驚きでありまして、そのうえ旨いのであります。

(※)銀座でそこそこの鮨なら3~5万が相場だけれど、なぜか『野田岩』でも『竹葉亭』でもココでも鰻は川越と相場はほぼ同じ。


三越で夕餉用の鯖寿司を購入をする。東京ですと京都の鯖寿司は主に祇園のココか鯖街道のアッコだけ。あとは「さいき家」が最近テナントで見掛けるぐらいで。もっともっと東京進出してほしいなぁ、求めてる消費者は多いと思うけど。
秋から冬のこのシーズン、江戸前鮨でも京都系でも鯖の御寿司をよく食べました。

ボクはやっぱり鯖が好き。

2024年1月28日日曜日

Fūdo



骨董商で見つけた徳利。古丹波焼とのことでしたが、ボクには江戸末期~明治初頭の民窯の飯能焼じゃねぇか?と。なんだろーね、醸す風土かな。よく知らないから自信は無いのだが、陶土とイッチン使いに少々の確信も。そりゃあ丹波は六古窯だもの、長い歴史の中で数々の名品が生み出されているし、今も人気の作家が活躍されている陶芸の里であります。かたや明治中期には廃窯となった高麗郡の飯能焼は、旧時代の器の現存数がめちゃめちゃ少ない。へへっ、だから同じ徳利でもレア物でございまして。
自分の審美眼を自慢してるのではなく、なにしろ飯能焼が欲しかったもので。花器で使わせて頂きます。

耳順がう六十となりましても、まだまだ骨董の旅はやめられませぬ。






2024年1月21日日曜日

Syndicate

築70年から経つカミさんの実家なのだが、先月の末に昨今話題の屋根修理の詐欺師がお出でになすった。防犯カメラには「近くの建設現場で作業をしていたら、お宅の屋根に破損個所を見つけたので」で始まり、いでたちも『寅壱』の上下に頭には手拭いをかぶってソレっぽく。そして対応した次女の婿に「写真を撮って来るから屋根に上がらせてくれないか」とグイグイと。台湾国籍のムコ殿、すかさず「ハクビシンの罠が仕掛けてあるので、危ないからダメよ」(嘘も方便で)断ったらしいが。たしかに正岡子規の旧宅のような日本家屋だが、これはこれで詐欺の標的になるものなんだねぇ。世も末、ああ怖ろしや。


60'sの日活の無国籍映画や青春映画のポスターを蒐集しております。石坂洋次郎原作の裕次郎作品がマストですが、ちょっとB級感のある無国籍モノも好み。あと和泉雅子さんや山内賢さんの青春モノとかね。裕ちゃんのはかなり高額ですが、この宍戸錠さんのは以外に安め。『アジア秘密警察(1966年作品)』あんまり古いモノたちで埋め尽くしたくはないが、上手く現代モノと合わせて書斎の雰囲気を自分なりに。

2024年1月17日水曜日

Ken & Mary

年末の日産ギャラリーにケンメリが展示されていた。懐かしいねぇ。つーか、頭ん中は半世紀を一気に遡り、出来る事ならボンネットに頬ずりをしたくなりました。中学生のボクには絶対に手に届かぬ憧れでね。一度だけ、父がどちらかで借りてきたGTで海水浴に行ったことが記憶にあります。数年後の高校も卒業近くなる頃、皆GSなどでバイトして中古で手に入れてさ。

呑みながら陣内たけし(物故)とダイアン・クレイのCMをYouTubeでループ再生し、CMのような未来を夢見ていた当時の自分のウブさに苦笑しとります。




Pollock roe

狭心症持ちでありまして、お医者様からは「年齢的にも塩分は控え目に」とご指導されております。なのにボク、、、、、

酒の肴に「たらこ」を常備しております。とくに潮気を感じるモルトには海の魚卵が合うんじゃね⤴と、前浜から取り寄せてはいるのだが、切らしてしまいまして銀座三越のデパ地下で調達を。B3の専門店走ったら、小指の第二間接ほどのショボいやつしかありません。んで、松屋のB2でどーにか見つけた。
酒の肴の場合、ボクは焼たらこがお好みで。どーよ、焼き具合が好いでしょ?たらこ用の器は作・正木春蔵で。




2024年1月15日月曜日

Le Manoir D’HASTINGS

基本、ボクの外食は鮨、天婦羅、懐石、トンカツなど和食専門であります。外食でイタリアンの選択はまーったく皆無で、フレンチも自ら欲することは100回に1回がいいところであります。
だいぶ以前に少しご縁がありまして、「会ってみたい」と考えていながらこんなに月日が経ってしまいました。んで、初訪問のフレンチに。

Le Manoir D’HASTINGS(ル・マノアール・ダスティン)

五十嵐シェフの厨房から聞こえてくる会話は実直そのもので、スタッフに伝える作業手順も穏やかに的確であります。客席のボクらの耳にも心地良い。パワハラが当たり前の料理人の世界で、ましてや現代より厳しい時代に修行されたでしょうにそれを微塵も感じさせません。良き上司、良きBOSS、良きリーダー(経営者)であります。
ここの料理を「古典的なフレンチ」と表現されてる人もいるけれど、いやいやどーして、かなり斬新でパワフルでありまする。ボクより年長の60代後半、その静なるエネルギーを発しているシェフに心震えましたもの。
日曜の昼の銀座、この店がなぜ満席なのかが分かります。





2024年1月6日土曜日

Nanakusagayu

一年の無病息災を祈り、七草粥を母に。副菜は塩鮭辛口と山椒の実。
古道具商曰くだが、江戸期(?)の古瀬戸染付の湯飲みを椀に見立てる。大ぶりで口広、それに柘榴文様は吉祥文だから正月にピッタリかと。んで、鬼子母神が手に持つ果実ですからね、自己愛が露わな母にまたまたピッタリかも。と、母に言ったら「あらまぁ」とフザけたことをヌかしおって、と流された。へへへ、、、、、






Hisureba hana

正月の休業も後半となりまして、今日からは静かに過ごします。
50代ぐらいから滅多にテレビをつける事も無くなりました。んで、書店やオークションで入手した古書や雑誌を積んで、菓子(写真④)や珈琲や、ときどきハードリーカー(写真③)もやっちゃって。
先日の武原はんさんの『のちの雪』(写真①②)もあと数頁となりまして、ちょっと息抜きにこんなんカストリ(写真⑤)も。この表紙絵の挿絵は誰でしたっけ?記憶にはあるけど思い出せぬモヤモヤな松の内。