今年もあと数日なりましたが、当店は30日午前中までの営業です。んで、「追い込み」ってな感じの慌ただしい毎日を送っております。故にブログもインスタも更新ならずで。
仕事しながらの正月準備もそれなりに愉し。晴れの器や一張羅を自室に並べ準備も万端に。そして京都の『花屋 みたて』さんから取り寄せた根曳き松も店先で依り代に。
もうすぐ今年も終わる。
行き当たりばったりで(休暇中に)どっかへ出かけるでしょうが、近場でも遠出でも自然の中でのお茶は毎度のルーティンなのね。今年はどーすっかね?凍てつく深山の古刹でも行くかな。
帯同はこちらさん。李勺光の流れをくむ家柄であり、その名跡を継ぐ目前の54歳で逝去された坂田慶造氏の湯呑です。ボクは冬の筒茶碗に転用しています。茶碗は小ぶりが好み、なぜなら旅荷は最小限に収めたい。それに掌にスッポリ馴染む安心感と言うかいじらしさと言うか。仕覆にバスケット(茶籠)ではなく、ビクトリノックスのバッグを茶籠に見立てて持って行きます。
萩の七化けと言うけれど、亡くなられて17年経ち確かに少し化けてきた(よーな)。カイラギが泣けます。
明日小雪 夫の旅荷を ひとつ足す (渡邉きさ子)