2022年10月22日土曜日

Nimporte quoi

美味いモンは見た目で分かる。

久しブリに食いたかったんだ。西原金蔵パティシエからの一子相伝、『ナンポルトクワ』のタルトタタンとアップルパイを。

主治医のKさんに怒られちゃうが、2個食っとこ。ヤバヤバ血糖値。

甘味は心の栄養です。



2022年10月21日金曜日

KAWABATA

飲食業や食品販売業において、味とサーヴィス(接客)は同等と考えてます。どんなに有名店でも、どんなに味の評価が高くても、自分の中での良き店の判断はそこを大切にしております。

数年前、たまたまネットでここの存在を知り、それ以来上洛時に利用させてもらってる割烹です。当時も今も食べログの口コミは少数ゆえに高評価ではありません。けして知名度があるわけでもはありません。少々不安を抱きながらの初訪問時、それが良い意味での驚きの連続であったこと。料理良し、器良し、清潔感含め室礼良し、そしてサーヴィスは文句無しに良店だったこと。
それとは見せぬ主の料理に対する一瞬一瞬の集中力と、味の構築はかなりのハイレベルかと。酸いも甘いも嚙み分けている年齢ながらシャイであり、空気感からもその実直さが伝わってきます。
そして松下奈緒さんに瓜二つの女将さん(ここポイント)、若いながらも誠実なもてなしには頭が下がります。今回のカウンターはどこぞの夫婦二組と独り客のボクでありましたが、それぞれ存じ上げぬ同士でも気が付けば皆が朗らかになっておりました。

川溿










2022年10月17日月曜日

Ryō-shō

『凌霄』で料理を食うことになる。電話では日曜日の昼は予約が入ったときだけとのことでしたので、「伺うのは一人ですので、それでは申し訳ない」と遠慮をすると、「大丈夫で御座います」との返事をいただいた。予定日の半月前のこと。
それから数日後のミシュラン京都2023で、この店(開店は今年の一月)は初登場★二つの割烹となりました。なんとラッキーなボクでしょう。

身支度を整えて祇園町に。店前にて暖簾が下がるのを待つ。ほどなくして「お待ちしておりました」と案内されてカウンター板場前に。(ん?)あらら、ボク独りでの貸し切り状態でございました。料理は店主に任せて、ワインは料理ごとのペアリングに。

料理の仕上がり(味、器使い・・・)は料理人の歩んだ人生でもあります。勢いのある人の料理は面白い。

愉し。







2022年10月16日日曜日

The Hotel Seiryu KyotoKiyomizu

昨日から地元の祭礼なのだが、残念ながらどーしても行かねばならぬ要件がありまして、早朝AM6:00発の『のぞみ1号』に飛び乗る。んで、京都まで。
午後3時には用事を終わらせてチェックイン。とにかく独りなもので静かでよろし。
10月半ばの京都も暑かった。そのうえ歩き通しでしたからひとっ風呂浴びることに。部屋にもバスタブはあるけれど、猫足のヤツではボクの大きい肉体は受け止められぬ。90分6,000円でプライベートバスに。熱めの湯舟で手足を伸ばし、15分ぐらい寝落ちしてしまいました。自分のイビキで目が覚めましたもの。危うく土左衛門になるトコだった。あぶないあぶない。






2022年10月11日火曜日

No shoplifting

野菜やギョーザの無人販売所での万引きが横行しているってニュースをよく見ますが、あれは嫌だねぇ。まーね、そりゃ万引きやお金を払ったフリでの持ち去りがいちばん悪いのだけど、反対にきちんと支払っても「誤解されてるのではないか」って不安にもなるし。昔、近所にあった無人販売所の主は、少し離れたご自宅から双眼鏡でずっと注視していたってことも聞いたことがある。だからどんなに良い野菜を販売していても、ボクは無人販売所は通り過ぎることに。内心、ほんとは寄ってみたいけどね。そりゃ人件費云々(うんぬん)と言うけれど、だれか一人でも売り手の人がいてくれれば好いのになぁ。

と、ボクは思っています。



2022年10月9日日曜日

Garibenmegane


眼鏡を掛けたまま寝てしまいました。んで、翌朝の枕の横には微妙に歪んだ眼鏡が落ちていたのね。修理を依頼。「鯖江の工房になりますので、約一か月半後になります」と。
眼鏡の無い生活はかなりのストレスです。しょーがない、早急にもう一個作ることと。昨日に出来上がりましてね、また出費となりました。あーあ、これもストレスです。

先日まで冷房生活でしたが、日によっては暖房になってる10月半ばです。

2022年10月5日水曜日

Doma

たまたま通ったら、昔のお得意様の自宅兼店舗が取り壊されていた。十数年前までは稲荷寿司屋さんだった店で、街の寄合や運動会などの折り詰めが専門だった。暖簾も出していなかったので、知ってる人も少ないのではないかな。その昔は指定地(遊郭)横の握り寿司屋でしたから、店前の坪庭には粋に柳が植えられていてね。ボクが高校生ぐらいまでは、隣に木造モルタルのカフェー建築の廃墟もあり、ファサードには埋め込まれた『LIGHT』の色ガラス製ネオン管が残ってたもの。
我が店が油揚げを機械揚げから手揚げになった時点で、量産ができませんので取引を終わらせていただいたのだけど。調理場は土間でね、血圧の高そうな赤ら顔の女主人が、いちだんと顔を真っ赤にして薪のかまどで油揚げを炊いていたのね。知らなかったっとは言え、だいぶ以前に廃業されていたみたいです。成田山新勝寺の末院近くにあったので、名は『成田寿司』と。
衛生環境の整った店舗が昨今の当たり前ですが、大汗を流しながら大杓文字を使い煮炊きをしていた女将の姿も懐かしい。

外は雨です。少々寒いけれど、ポテサラと冷酒で晩酌を。







2022年10月1日土曜日

Intelligent

老いることは誰にでも来ることで、長く生きれば痴ほうだって致し方なしです。痴ほうとは違いますが、我が母の周期的なヒステリックは90歳の今もお出でになります。生前、父が言ってた「歳を重ねれば穏やかになるさ」はいつになったら訪れるのであろうか。(オヤジのウソツキ)まぁね、昔ほどではありませんが。(泣笑)

「徹子の部屋」に桐島洋子さんのご家族が出演されていて、アルツハイマー型認知症を患っている洋子さんの近況を話されていた。ローランドさんやカレンさんの「最近凄く穏やかで、やはり前はいつも角が立ってた感じなんですけれども、最近凄く優しいし、いつも笑顔でハッピーそうだから良かったなって」「ようやく普通のおばあさんになったっていう感じがします」と。
お会いしたことは無いけれど、豆腐の注文時の電話ではいつも快活におしゃべりをされた洋子さん。時に骨董趣味の話で盛り上がり、自身の著書『骨董物語』を送ってくださったことも。ご自宅で主宰されていた『森羅塾』にも誘われたのだけど、当時は恐れ多くてねぇ。

「聡明な女性」は今、良き家族に囲まれているのですね。よかったです。