2018年10月28日日曜日

Antiques

いざ、数年ブリ(10年ブリぐらいかな)に地元の骨董市へ。
軍資金 の1万円をコンビニのATMで調達し、
途中、ここんとこブログに登場する遊郭跡を抜けて骨董市会場に。

まだこんな妓楼建築も数軒残ってます。





残念なことに、
会場を周回すれど欲しいモンが無いゾ。
リサイクル品と半端モンとバッタモンと疵モンとパチモンがほぼ全体を占めているし。

25-30年前は骨董市だったけど、
らしい品は出尽くしてしまったのかな、これでは骨董市ではないでしょう。
掘り出し物を探す楽しみも、やはりネットの時代なんだろね。

でも、せっかく来たからには一つでも買いたい。
昔、アルフィーの坂崎幸之助氏を毎月見かけたガラス専門店で買うことに。
店主曰く、「骨董でつながった友人なんですよ」と。

断捨離意識など毛頭ないけど、もうこれ以上増やしたくないのも事実、
なのに今更ながらラッキョウ型の地球瓶と、
昭和30年代のゴブレットを買ってしまった。
まぁ、値切ってみたら予想以上に安くしてくれたモンね。
サンキュです!

来年の夏、この中でランチュウが泳ぎます。



I appreciate your kindness.





H子ちゃんから西宮の洋菓子が届いた。
カミさんの大好物、「ツマガリ」の焼き菓子であります。
毎度ありがとうございます。

中身はカミさん、箱は物入としてボクがいただきます。

Hanako

いつものことで、定休日とは言え早朝に目が覚める。
明日の油揚げの生地作り用の豆に水を張り、
また呑むことに。
ちなみに豆腐用の豆は、今の季節なら昼過ぎ頃になります。
油揚げ用は漬け過ぎぐらいの方が出来がよろしいので。

昨日、お客さまのご住職からいただいた山葵漬けを古伊万里の濁手白磁に。
あの細切りの芋(根)が入った信州松本の旨いやつね。


さて、もうひと眠りしたら骨董市でも冷やかしに。




遠慮気味にご案内を。


もしよろしければマガジンハウスの<<Hanako>>を閲覧していただいて、
もしよろしければ注文でもしていただけましたら、

ボクの生活が楽になるんですけど、、、(ポッ!)




Yumeutsutsu

一昨日のスナックで出会った元銭湯の主の話は興味深かった。
他の町とは違い遊郭に隣接した銭湯だもの、
お女郎さんと風呂屋との間柄を面白おかしく色っぽく教えてくださったのね。
落語とは違うリアルな廓噺ってぇの、
湯舟に浮く白粉のくだりは遊郭ならではでしたねぇ。
主の上手な話で、ボクの鼻腔が錯覚を覚えましたから。

ボクも来年還暦だけど、
酸いも甘いも嚙み分けた大人たちの中では、
どーにもこーにも敵わないんだよなぁ。
心地よいトホホってやつね。


ここ半年で、自室(ストック)の20本ぐらいはボクの身体でろ過して消えた。
久しぶりにニューリリースを購入することに。

グレングラントね。
新顔の招来は、やっぱウレシイのぅ。

2018年10月26日金曜日

Cope of night.

友人と豆助とボクとで地元呑み。
一軒目でそこそこ呑んで、
二軒目は絶滅危惧種の酒場、「スナック」の止まり木に。


古刹の裏手の静かな住宅地で、その昔は指定地と呼ばれてた遊郭の有った場所ね。
ここは20代前半の頃に、一度だけ同業者に連れてきてもらったことがある店。
妓楼の娘の80代のママに60代後半のチーママ、
BGMはご近所の元銭湯経営の旦那様による「熱き心に」や「北帰行」、
ソーダで割ったホワイトホースをガブガブやってしまいます。
「お腹が減ってないかい?」と、
お赤飯をおにぎりで出してくれるママの気風の良さ。
(プププ、5日前の祭礼の残りモノらしい)


ボクらはただの一見だけど、
やさしい止まり木に笑った夜。

2018年10月24日水曜日

Boutique Troisgros



こんな時間、豆腐屋だから起きてます。
ただ今風呂から上り、珈琲すすって、
よせばいいのにパン食って。


もちょっとで仕事です。


2018年10月22日月曜日

Toufa 



台湾フリークの次女が、
数日前から「豆花が無性に食べたいの」と。
今日は日曜日だし、「そんじゃぁ行ってみんべぇ」とさっそく新宿ミロードの店に。
んで、豆腐屋なのに豆腐を食う。



「なんなら食べ比べてみっか」とボク。
んで、神田須田町の「藪そば」真ん前の店にも。
んで、豆腐屋なのに豆腐を食う。


そして飯田橋のサクラテラスで〆ってことに。
んで、豆腐屋なのに豆腐を食う。



ボクはいちばん淡い味の須田町が好みかな。
凝固剤の硫酸カルシウムの酸味も少なく、
豆腐もトッピングもナチュラルなんじゃないかな。
それに台湾の若い子たちの接客も素朴でステキだし。
ここ好いネ。


行きに関越のサービスエリア「パサール三芳」で野菜を大量買い、(農家直送で新鮮)
京王デパでは食材を調達し、わが家の冷蔵庫はただ今満載な幸せ。


2018年10月21日日曜日

PYG

地元の喫茶「ルノアール」で、
晩年の故・井上堯之氏がアコースティックなコンサートを定期開催をしてたのね。
古い商業施設の、それもあの大衆店の「ルノアール」だぞ。
たまたま隣店にいたとき漏れてきた音で知ったのだけど、
キャパ30人ぐらいの会場でね。
ボクら世代なら、
「あの大御所の井上堯之氏がぁ?なんで?」と驚いたけど。
当時の観客のブログを読むと、とても好い感じなコンサートなのが分かる。


人それぞれの心の置き所だけど、時の流れは致し方無いよなぁ。
なんだか沢田研二残念。

2018年10月17日水曜日

Karako

五十代最後、外呑みより家呑みが多くなった。
陰にこもり気味になってるよーな。
こーゆー感じで老いてゆくのかしら。

いやいやそーじゃない、我が家がいちばん居心地の良いBARなんだモン。
どんどんボクの理想に近づいてく。
好きなモノに囲まれてさ、それが何よりです。

だから、またしてこんなん買いました。



ボクの机上に江戸期の唐子が遠来。

嵯峨人形やマイセンのパゴダにも通じる古(?)伊万里のフィギュリンを見っけ。
身の丈六寸、太鼓を打つ唐子なのね。
ボク、こーゆーモノにそそられてしまう。
呑みながら触ったり眺めたり、
とーぶんの間、机上で遊んでもらいます。

こよなく愛玩。







2018年10月14日日曜日

Picnic

戦前の観光絵葉書を手掛かりに、
現在との対比をしたく「武蔵嵐山」で豆助と史跡巡りなど。
京都の嵐山(あらしやま)の風景によく似ていたことから、
昭和の初めに林学博士・本多 静六氏により
「武蔵嵐山(むさしらんざん)」と命名された地域なのね。


上部に写ってるのが与謝野晶子も逗留した「松月楼」でっす。

<<槻の川 赤柄の傘をさす松の 立ち竝びたる 山のしののめ>>



現在は河原に降りられず、ここの少し奥でした。


けっきょく分かったのは料理旅館「松月楼」の跡地だけでしたが、
里山を散策したり、中世の山城跡まで登頂したりしてのんびりと。






んで、昼食難民に陥る寸前に、隣接する小川町の「二葉(楼)」にどーにか滑り込み、
上等なお茶漬けの「忠七めし」をサラサラと食す。
これ、旨いと思う。







2018年10月12日金曜日

Sentence spring

遠い記憶のクラスメイトが、なぜか40年ぶりにfbに友達リクエストをくれた。
在学中もべつだん親しかったワケでもないけど、、、
近所だけど、19歳の時の同窓会で会ったのが最後だったよーな、、、
メッセージには一行、「小野ちゃん、今度豆腐を買いに行くよ」って。

嬉しいねぇ、速攻承認を。





あれからだいぶ時が流れたが、一向に彼は来ない。(なんデェ?)

毎日の昼もしくは夕方、古本文庫から引っ張り出して、読みながら店番しとります。
今日は60年代の「週刊文春」と創刊程ない70年代「anan」を。


「週刊文春」の表紙の女性が誰だか分る方、正解で粗品進呈いたします。


Nouveau

多少(時代は)前後するけど、約百年前の日本の絵葉書をたくさん買いました。
そしたらその中にフランス製のポストカードも数点あったのね。
一枚換算たった¥245のアール ヌーヴォー、それも当時のホンモノだぞ。

一部公開、、、





2018年10月8日月曜日

Asakusatanbo

友人たちと浅草で昼食を。
現着したのが正午過ぎだから、どこもかしこも有名店は行列になってるし。

まいったな、、、

駐車は毎度の浅草五丁目だけど、ちょっと散歩がてらで「とんかつ ゆたか」に。


それでも先客が外に15人ぐらい、30分は待ったかな。
やっとお座敷で。

この店の徹底した清潔感と、
観光地でありながら、老舗の人気店でありながら、
厨房からフロアの従業員全員のその的確な接客、
とくに言葉遣いの優しさには嬉しくなります。
とーぜん酒の肴からとんかつまで絶品だもの。

友人はヒレかつで豆助とボクはホタテフライ、
その他にカキフライなど数皿を単品で。
もちろんアルコールもだよーん。

ありがたい店でございます。



酒がまわり、少しいい気持で浅草寺境内をそぞろ歩き。
欧米、アジア、中東もろもろ、日本人の方が少ないかな。
美しい異国の女性が着物で記念写真を撮ってます。
思わず一枚ちょーだいしてしまいました。

若き日の山田五十鈴のようで、、、
美しい、、、


「梅むら」の豆かん を買いに言問い裏まで。
下記のガラス器に「梅むら」の豆かんが似合うかなっと思い付きで。



ボクらが子供ん頃には、どこの家庭にもフツーにあった懐かしいやつ。
それが最近では骨董市でも値段が上がってきているからさ、
オークションで見っけたので落札しておいた。
涼しげな夏用食器などはシーズンオフの方が安上がりだしね。
それでも五客で送料別¥6,350は高いか安いか?

本来は氷コップかみつ豆小鉢か、はたまたそーめん猪口か。
まぁ、ナンでもござれな便利モン。
来年の夏の準備ってワケでもない。

いい感じでしょ、豆かんと。

2018年10月7日日曜日

Lemon&persimmon

昔(高校)の恩師からいただいたウイスキーを呑みながら、
米津玄師 の『Lemon』を歌う徳永ゆうきに泣く夜明け。
だって今日から連休だもの。

4分後まで飛ばしてネ。

♬今でも あなたは わたしの光・・・♬

     

 一見キワモノ扱いされそうだけど、歌は上手いし頭も良いしセンスも良い。
コレも彼だし、スゲェーぞこの男子。

     

豊穣の秋、お米屋さんから筆柿を頂戴した。
お米屋さんの庭は生育に適した土壌らしい、
甘味と匂いが違うのだ。

お米屋さん、サンキュです。



2018年10月6日土曜日

M

当時は個人経営の店が主流で、
チェーン店は「養老の瀧」が二軒とニューカマー系の「つぼ八」がやっとできた頃かな。
商店街入口にあった居酒屋「大吉」が街で一番の人気店で、
そこで何故かよく出くわしたのが同級生のMちゃんでした。
彼は卒業後、ボクらの街のデパートで働いているデパボだったのだ。
ちなみに彼の家は、隣のそのまた隣の市のジョンソン基地サイド。

いつもMちゃんは女性を伴っていて、
会うと言葉を交わすでもなく、
「絶対に話掛けるんじゃねーぞ」と目で合図を送ってきた。

ボクらも最初はおとなしくしていても、
身体は正面を向いていながら視線は横目でずーっとそっちに。
デパボの彼は以外にフェミニストな振る舞いで、
ただしボクらと視線が合うと、彼は犬を追い払うように手の甲を振ったりね。(笑)
んで、ボクらはボクらで彼女の背中越しに変顔をしたりして。

程なくして、彼はその女性と結婚したと思う。
2-3歳年上の秋田美人さんでね。




あれから35年が過ぎ、
昨夜のこと、別の同級生からMちゃんの奥様が亡くなられたことを知る。


切ないね。




2018年10月4日木曜日

Hakugōrai


大好物の「弁松」の総菜をいただいた。
近所の常連さんが、定期検診の虎ノ門の病院の帰りに買ってきてくださったのね。
齢八十の素敵な奥様は、文京区生まれのおきゃんな江戸っ子。
数年前にご主人を見送り、ただ今一人で気楽な生活を。
「今日は焼き鳥が食べたいわ」となれば、
一人で新橋の行きつけまで電車を乗り継いてまで。
その行動力に感服。

その弁松を白高麗に置いてみる。
ボクにとっては景色(風情)としてエエ感じの虫食いも、
豆助からしたら欠けとか割れに見えるよーで。
「その金額でぇー?、こんなボロがねぇ・・・」らしい。






二十年ぐらい前かな、西荻の魯山で買った大き目の擂鉢なんだけど、
どーよ、好い味出しとるでしょ。
どっかの地方窯だけど、
デルフトで擂鉢作ったらこんなんじゃね。



誰か要るかい?あげまする。
買った時からニュウ(ひび)入りです。
菖蒲を活けると好いのとちがう。