2024年6月30日日曜日

Summer gift

毎月の赤坂豊川稲荷詣での後は、お世話になっている方々にお中元の手配を日本橋高島屋から銀座松屋まで。とくに関西の方に喜ばれますので、ココには開店50分前に並ぶこととする。

お見事、先頭でございます。
動画を見ながら待つこと50分、開店時には後ろに60~70人は並んでいるのであります。

『』

開店と同時に一人ずつ対応に入られた。二番手以降の強烈な視線の中で、無事に発送用の『フランス田舎菓子詰め合わせ 大缶』2缶と、自宅用ケークの『パールドール』と『パラディ』各ワンホールずつ購入する。

なんだけど、同時にその3アイテムすべてに「本日は完売となりました」の札が置かれてしまいました。

ギフトシーズンとは言え、たったこれだけ買っただけなんだぜ。二番手以降の視線は無視してそそくさと逃げる。
すっげーなオーヴォンビュータン。デパ地下でありながら、夜まで店員さんはお断りとお詫びに徹するワケよ。



2024年6月26日水曜日

To Rakuhoku

同業者のYくんと神保町で鮨食いであります。銀座経由でも予定より早く現着し、神保町だもの、古本屋で時間潰しを。古書はアマゾンで購入する方が劣化の程度が選べるし、モノによっては値段も古書店の数分の一で済む。だけどね、古書店巡りは記憶から消えていた本が見つかる面白さもあります。懐かしい安井かずみさんの著書にするか悩んで、松山猛さんの「少年Mのイムジン河」をお買い上げ。


20分もあれば読めてしまう本でありますが、ボクの一世代前の時代背景が絵本のように描かれております。著者の母堂さまが働いていた関係で、ボクの知人の割烹店も書かれているのも自分的には愉し。著者と同世代の割烹店の主曰く「Mはいつもボクの服を勝手に持ち出しては着てたんだよ」と。今は真逆体型の二人もおしゃれの源流は一緒なんだね。古き良き時代の選ばれし不良たち。

この本の舞台は京都であります。介護生活中は遠出は控えてきましたが、母が骨折で入院中にカミさんと「一泊ででも京都へ行くか」と予約しました。少々の罪悪感もございますが、まぁーね、今年の夏は一度きりですから。暑い京都に備えて、今シーズンは“Panama Montecristi Optimo”をこーた。






2024年6月21日金曜日

Twilight

母が骨折で入院して三か月、91歳でも面倒を見てくださる病院に感謝であります。けっこうな高齢者にもなれば医療もシビアなもので、なかなか簡単には見てはいただけません。
母で知る自分の未来かな。

母の友人知人もほとんどの方が鬼籍に入られましたが、早かった人は40代、ご近所の友人も皆亡くなられてから20~30年過ぎました。長生きはめでたいコトかと言えばそうでもない。
残されるコトは孤独との戦いでもあります。それも母に教えてもらいました。

入院中は少し息抜きができます。
生きてるうち(元気なうち)に愉しまなきゃね。

んで、久々のボトラーズ「サマローリ」のアーデニッスルを。ブレンデッドですから安心価格でございます。サマローリにハズレ無し。


街の時計店が皆廃業されてしまい、昨今主流の新形態修理専門工房にお願いをしましたら、風防交換とオーバーホールで絶句値段でありました。致し方なしですがね。これは20年前のウォッチですが、アンティークウォッチは確実に本体の購入時値段より高くなっちまいます。




2024年6月16日日曜日

INVER HOUSE GREEN PLAID

サラリーマンだった友人たちも定年を迎え、ほとんどは65歳までの嘱託であります。自営業の知人たちも子供たちに委ねたり廃業を選んだりと、向かう先が悠々自適なご隠居さんとはチトと羨ましい限り。ボクはまだとーぶん豆腐屋稼業でしょうかね?節々痛し。

ここんとこ、ウヰスキーの値段も高止まりのままであります。以前のように呑んでみたいボトラーズや醸造所のニューリリースも無いし、あっても値段で買い(え)ません。普段呑みで落ち着いたのが、アードベッグTENとボウモア12ってとこかな。あーあ、一週間前に購入したやつも残量少なくなりまして、また成城石井まで行かねばなりませぬ。


1970年代、ウヰスキーの味も分からず呑んでました。サントリーオールドや角なら上上で、せいぜいサントリーホワイトかニッカのブラック-50だった。たまーに背伸びしてのロンドンパブならコレなんか。当時は舶来高級スコッチのINVER HOUSE GREEN PLAIDなのであります。当時の高級品もオークションで¥3,300なりぃ(ちなみに現行品なら¥1,000前後)。輸入代理店は廣屋(現・国分)で、ラベルは美品で目減りも無しの43度(現行品は40度)であります。キーモルトも今は存在しない蒸留所が数か所あります。
あれからそれなりに場数は踏んでまいりました。あらためて70年代の「soft as a kiss」を愉しんでみます。





UNION BEER

先日は湯島に駐車したのだけど、いやいや人間の欲望に時間帯は関係なく、午前中から風俗店は営業してるんだね。オジさんはおったまげです。

手押し三輪車で移動させてる孫にキャッチの風俗嬢たちも手を振ってくださって、なんだか微笑ましい光景にボクもペコリとご挨拶。3m先行くカミさんや長女の視線を意識しながらだけどね。
昭和の頃のお姐さん方は、スリットのチャイナ服やロンタイにヘップサンダルが営業服だったような。それが今やツインテールのアイドル系やゴスロリで、ベビートゥ靴にカラコンでブライス風なんだもの。流行りは時代時代で変化するのだろーが、お色気とゴスロリが結びつかない昭和の染み付いたボクにはよくわかりません。



最近オークションで見っけ購入。戦前のユニオンビール(⼤正11年・1922~昭和18年・1943)のグラス未使用6個です。薄手ヘロヘロなうすはりグラスで、中々な古拙な作行です。ビールを呑むのは一口グラスはあんまり性には合いませぬ、これは氷温日本酒でやるコップ酒用に。



2024年6月9日日曜日

Inase

長い期間フィリピンで暮らしていた長女に誘われて上野公園のフィリピンフェスに出かける。
終始、孫の世話をおうせつかわりあっちこちに。湯島に駐車したので、そのまま鳥越祭も数年ぶりの見物に。ちょうど昼時故に神輿を下ろしている町内ばかりで、たまたま運よく小島町東に。本社神輿の千貫神輿ほどの迫力にはほど遠いが、町内神輿は町内なりの和気あいあいも捨てがたい。孫は少しビビッてましたが。
昔、半纏を用意していただいてた菅原家にご挨拶をして、おかず横丁でこうなごや葉唐辛子の佃煮、郡司味噌屋でもろもろ購入し帰路につく。

通りすがりに麻混着物の女将に息をのむ、ついついお稲荷さんを四折購入した。
水無月も縁起が良いわいなぁ。

2024年6月8日土曜日

Seishun

日テレポシュレで(他社のだけど)見て、「コレ欲しい」とヤマダ電機に走る。パナソニックのジェットウォッシャー(水流歯ブラシ)は実に気持ちが良い。水流だから強くても歯茎にキズはつかないし。しかし差し歯がとれた。ジェット水流恐るべし。ただ今オレ、丹古母 鬼馬二。

週末であります。

現存しない蒲田工場製のショットグラスを入手。リーフレットの旧仮名づかいから、戦前~戦中に製作された硝子器かと。シール付きの未使用品であります。さすがカガミクリスタル、ハンドカットは光を通すとプリズムのような輝きをいたします。物語のあるグラスは、酔うだけではなく掌でも愉しめます。まだ一日仕事が残ってますが、ダラダラ呑んでしまう金曜日の宵。





2024年6月3日月曜日

Taitōku

昔の魚臭さとは違い、国際化したアメ横は独特の匂いがするねぇ。郷愁を感じたければ『吉池』にどーぞ。

眼鏡を誂えに御徒町摩利支天裏の『白山眼鏡』に。今回は70年代後半のキサナドゥ風樹脂製ティアドロップ型に。(手前のカウンター上の大き目のやつ)ベルボトムとのコーディネートにはコレでしょ。まぁね、イケてるつもりでも遠近両用レンズのジィさま仕様でございます。

時間を食ってしまいましたが、そのまま『ぽん多 本家』まで移動して昼食を。定番のポークソテーにキスフライを半分だけオーダーし、赤出汁と白米と漬物を。何を食しても美味しいが、白米のなんと旨いことか。うっかりオゼンピック注射を打ち忘れてきてしまいまして、血糖値が爆上がりせぬようにゆっくりカムカムで。

帰路は浅草経由で『ほていや』に。ウイスキー用に塩豆とビール(PSB)用に青エンドウを。