2020年11月3日火曜日

TERUHA

秋の夜長は酒と女に溺れます。

ボクの芸者絵葉書コレクションから。
寂聴さんの小説【女徳】のモデルとなった女性(ひと)。本名は高岡 たつ子、12歳で父親に大阪南地の置屋に売られ千代葉で売り出す。15才の時に愛欲のもつれから自ら小指を切り落とし、大阪に居づらくなったため上京。新橋時代は照葉と名乗りました。その後も波乱万丈な人生の果てに38歳の時に出家して、40歳で京都の祇王寺の庵主・智照尼となりました。
出家前は何度も自死を図った照葉さんは、 明治、大正、昭和、平成と逞しく生き抜き98才という大往生を遂げました。

これは新橋時代の写真絵葉書です。語らずともその美しさ。

それにしても時代とは言えねぇ、娘を売り飛ばしたり「水揚げ」と称した少女売春だったり。今ならヤフーニュースでさらされますぜ。




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