2024年8月27日火曜日

Long, long time ago.

6歳年長の先輩の奥さんと長男が豆腐を購入しに訪ね来た。先輩はすでに鬼籍の人となり15年とのこと。なにしろ35年前から不義理で御座いましたからボク。あの頃は小学生だった長男クンが45歳で、体格も顔もラッセル クロウによく似た先輩でしたが、長男はもっと大きいラッセル クロウでありました。一目見てそのDNAの神秘に笑ってしまいましたよ。嬉しかったねぇ。


好物が銀座三越に(期間限定で)出店していたので買ってきた。ココのは御上品系なもので、塩柑橘果汁で好みに調整して食うことに。萩の作家モノの編笠向付に置く。先月入手のアードベッグアンソロジー 14は、少々ペットを振って微炭酸にしたモノで割る。

このサイズなら二切れがボクの丁度。以前に比べ食べ量はめっきり減ったのだが、これでも減らないんだよなぁ、体重が。酒も蒸留酒おんりぃで過ごしているのだが。





2024年8月26日月曜日

Sushi

久しぶりに銀座。久しぶりに漢独り鮨で「鮨 こばやし」に。最近メディアでよく見かけていたけどやっぱ満席。ラスワンにすべり込み。運転の為ノンアルでありますが、つまみを切ってもらい握りへと流れる。カウンターは皆漢で、皆黙々と鮨を食う。どーやら鮨オタク達らしい。会話も無く無音の中でスマホのシャッター音だけ聞こえてきます。アルコールも無しで、お茶と握りを一通り食ったらお帰りなさいました。正味45分、まさに鮨哲学。

ボクはと言うと、
独りになったので、世間話、噂話、自慢話で愉しむ。だってカウンターの醍醐味だもの。







2024年8月25日日曜日

Chinoiserie

お盆は河岸も休みだったし、今日こそ鮨でも食いに行くかな、などと企んでおります。

麻婆豆腐も青椒肉絲も洋皿で済ませてきましたが、やっと古物商でそれらしきの皿(径22,8㎝)を5枚入手したのね。一見シノワズリですが、これでも江戸末期の瑠璃釉古伊万里で、金彩で龍と鳳凰がユーモラスに施されてあります。取り寄せた赤叉焼をチンゲン菜とともに。赤い色素は紅麹色素なんだけど、ちとモヤモヤ。かと言ってニコチールでもねぇ。でも叉焼は赤くなくっちゃ叉焼じゃ無ぇ。


2024年8月23日金曜日

Shoshū

暑さは疲れるねぇ、夏はもういいや。連日の猛暑ではありますが、盆が過ぎて気分はさっさと初秋に舵を切ります。

昨日の早朝、今年初の虫の音を聴く。

先週、30代の頃に銀座三越のショップでお世話になっていた店員さん2人に大丸東京店のショップで再会を。当時20代だった彼(彼女)らも50代半ばでありまして、女性のIさんは早々と白内障の手術を済ませ、♂のAくんは介護脱毛を兼ねた流行りの全身脱毛の施術済だとのこと。昨今の都会の若い(若くも無いけど)人は進んでるねぇ、ボクもブラジリアンワックスでも購入すっかね。ウソです。

ここんとこ男の体臭がネットで話題ですが、まーね、ボクも労働者ですから仕事中は常に汗まみれです。昼と夕にシャワーか風呂で流すけどね。かと言って仕事中は香りはご法度なもので、「おじいちゃん、臭~い」と指摘されぬように気をつけまーす。ただしですね、オフタイムは何かしらの薫香を迷惑にならぬ程度にピタピタと。


現在の常用はイリスウキヨエかセルジュ ルタンスのテュベルーズクリミネルだが、最新は香舗で入手した檜(ヒノキ)のパヒュでウッディな漢に。

2024年8月15日木曜日

Ikezu

よくお得意さんや友人の料理人から「予約時にはボクの名前を使って」と提案していただくが、初めての店は「一見さん」を愉しむことにしております。だってその店本来の姿が見えるからね。

それにしても先日の京都の夜は面白かった。予約の電話からそんなことだろうとは思ってはいましたが、フタを開けてみたら予想以上の扱いでございましてね。カウンター割烹で、左サイドの常連さん(2人)や右サイドの顧客の紹介者家族(3人)には丁重な扱いを。まぁソレに比べたら、私ら夫婦は視界に入ってないのも同じで、ときどきイケズも織り込んでくださいます。

まーね、それなりに酸いも甘いも噛分けてきたボクですもの、心の中では「ホラホラもっとやったれや」ってさ。三時間半の滞在の間に会話を振られることも無く、自分の奥深くに潜むマゾヒズムを呼び起こしていただきました。いやいやイヤミではなく、これも年齢によりなせる業でしょうか、以外に快感でありました。

会計終了後、おもむろに手土産を渡し「今日は愉しい時間をありがとうございました」と礼を述べ、「実はT氏やS氏から、京都へ行くならこちらへ行くことを薦められて参りました。いやぁ、ホントに美味しかったです」なんて重ね重ね。(ちなみにどちらも大常連で、とくにS氏はこの店の恩人の様なもの)

主、頭を抱え込み言葉を失う。そして絶え絶えの呼吸とともに「なぜそれを先に言ってくださらなかったのよぅ」と塀にもたれる。
その御姿、予想していたより衝撃だったみたい。

ボクは「特別」を求めない。ただただサーヴィスは普通にお願い。






2024年8月10日土曜日

Natsuyasumi

井戸端の柿の木に今年もカメムシが襲来であります。キマダラカメムシのなんと薄気味悪さよ。「このさいキンチョールで駆除でも」とは考えるのだが、どーせ焼け石に水でしょうから見て向ぬフリを。だれか良き方法を教えてください。

豆腐の造業販売でございますが、本日八月十日は午前中までの営業で、八月十一日から八月十八日まで夏季休業とさせていただきます。
なにぶん六十代半ばであります。精神と身体に一週間の休養を頂戴いたします。




2024年8月2日金曜日

Osmanthus

告知はせずに顧客向けでしたが、 毎土曜日限定の東雲豆富(写真①②)販売は一旦休ませていただきます。藪入りも近くなりなりまして、豆腐の配送が少々立て込んでしまいました。また初秋ぐらいになりましたら再開しようかとは考えてはおります。秋ヴァージョンはシャルトリューズ(写真③)にくぐらせた金木犀の花を散らします。
離水の早い豆腐ですので、注文ごとの製造で店舗販売のみとなります。賞味期限は30分以内のR45(笑)で。




また夏限定の『豆腐によるスーベニア』は、定数に達しましたので終了となりました。また来年もよろしくお願いいたします。