金沢を彷徨ってきた友人に、上生から豆菓子まで数種類の土産いただいた。彼は放浪により人生を愉しんでいる粋人(数寄者)であります。ボクも旅に出るときは、彼(または倅さんに)に旅先の情報を訊けば上手くいくのであります。恩恵を頂戴仕り、彼らのネットワークをフル活用でね。今回も金沢でのディープな愉しみを知り、カミさんと「冬の金沢に行くべ」とほぼ決定に。
上生は速攻で平らげて(カミさんが)、ボクはクルミ菓子を珈琲とともに。
昭和の大阪万博の頃のですかね、1960年代後期~70年代のC&Sを入手したのね。未使用デッドストックのプレミアノリタケであります。また手持ちの品の欠品補充で、別に6客セットも購入する。アールデコやバウハウスデザインが好みですが、この時代の「一歩間違えるとダサダサなデザイン」も愛しておりまする。
たかだか60年ぐらい昔の製品ですが、まず現代では見当たらぬデザインであります。昨今のデザインとは「洗練さ」の方向性も違い、微妙な取っ手の形状や余計な金彩銀彩が時代らしいといえばらしい。
だから面白いではないの。当時の工業生産も、半世紀からの時の流れで一点もの感覚で使えます。