フッと思い出し、浅草花柳界の中にある釜飯の『むつみ』に向かう。少々予約時間までありましたので、『ペリカン』で食パンとバターロール、『徳太樓』で江戸上生菓子を数点購入する。どちらも日曜定休ではありますが、旗日は営業してくださっている。
今日は浅草に行く予定はなかったが、結局浅草だけで過ごす休日でございました。
なんとも言えん和装の着こなしだが、そこはご愛嬌であります。だって観光客だもの。浅草寺の境内にて、美しきチャイニーズに思わず「ビューティふぉー」と声を掛けお写真を。
昨今は東京の和食も京風数寄屋が主流ですが、『むつみ』は江戸の入れ込み座敷であります。タイムトラベラー気分な郷愁漂う昭和風情でもあります。この煮物盛り合わせを見よ、ここに見事な江戸があります。関西人ならオッタマげるような甘辛い玉子焼きと海老しんじょも追加する。
カミさんは五目でボクは生帆立の釜飯を。出汁を吸った飯が熱々のうちに、杓文字で混ぜてレアに仕上げる。