2025年1月13日月曜日

Prayer

年末の二ヵ月は母の葬儀や納骨で大忙しで、正月はAインフルエンザで完全ダウン。さすがに精神が休養を求めていましてね。




この二連休前夜に思い立ち、カミさんに「日帰りだけど、日曜日にちょっと京都に散歩行かないか?」と誘う。八重洲に車を捨てて、始発の「のぞみ1号」に乗る。京都駅着後はそのままバスにゆられ、AM9時台には大原の三千院に。昨夜に少々の降雪があったらしく、凍結した参道に気を取られ必要以上にお尻や太もも裏の筋肉を使う。(後々のダメージがデカいもの)正月明けは観光客も少なくて好い。とくに来迎院の静けさと安置された薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来には息を呑んだ。鐘楼で一撞きさせて頂き、ゆるやかに響き余韻を残して消えていく間、思わず合掌をする。

折り返しのバスに乗り、出町柳で途中下車を。大行列の「出町ふたば」を横目で見ながら「大黒屋」さんまで。鎌餅を購入する。地元の料理人のお薦めだったことと、いまどき珍しくすべて手作りとのこと。ありがたいねぇ、ひとつひとつ主の掌から生まれます。






2025年1月6日月曜日

Hatchaki Machaaki

正月前から超絶不調。Aインフルエンザにここまでやられちまうとは。発熱はとっくに終わったが、後遺症は食欲不振であります。匂いの強い食品や動物性の食品は疑似つわりとなりますので、ここは頂き物の白菜漬けだけで正月三が日を過ごしました。っつーか、白菜漬けに助けられた正月でございました。

書斎の掃除も完璧で、相変わらずYouTubeで雪中散歩や雪中ソロキャンプの動画を流し、グラスには成城石井で買ってきたラガヴーリンを。呑むほどに酔うほどに旅路を夢見る昨今であります。

さて、そろそろ(6日から)今年もお仕事です。




2025年1月1日水曜日

RAMPO

かわいそうに孫たちもインフルの猛威に撃沈し、喪中のボクも毎年の恒例行事はすべて無しに。連休に入って数日過ぎましたが、大掃除後は自室にこもって過ごすだけであります。

帝都東京に乱歩がいた時代、とくに大正から戦前にかけてのダークネスな世界観に入り浸っております。んで、同時代の書籍や雑貨類を蒐集して、夜の帳が下りた時間はそ奴らを引っ張り出して愉しむことに。もちろん呑みながらね。



また戦前のC&Sをフルセットで入手する。欧米とは違う日本独特のアールデコ、当時箱付きで東洋陶器(現TOTO)製の完品であります。奇跡かね、微キズひとつ無いんだ。これで「木屋町 珈琲夢譚」を真似てみたりして、へへっ。
以前から蒐集していたシリーズですが、これでC&S(6客)とケーク皿(6枚)とボール(6枚)とに。あとはティーポットとシュガー&ミルクピッチャーを残すのみ。今だ物欲衰えず。


偶然、昭和二年発刊のこの書籍に挟まれていた年賀状ですぞ。信州の旧制中学の教師が所蔵していたようです。