2010年1月12日火曜日

伽羅木

お客様であるご住職から、
『沈香』と『伽羅』の香木を頂戴した。

(超ラッキー)

沈香はともかく、伽羅はこの頃値段が高騰しているので、
ともかくなにより度っぱずれ嬉しい。

(よいお方じゃ)

以前は毎日店を開ける前に焚いていたが、
この頃すっかり御座なりとなり、
気まぐれに思いついた時だけとなってしまった。

まぁ、豆腐屋なんて仕事柄、
あーんまり香りの強いのもなんだしね。
焚いたところで、
「お豆腐屋さんは、何か信心でもなさっているの?」
なんて訊かれるのが関の山っす。(事実なのだ)

とは言えスティック状の人工的(テーマ的)に調合された香より、
やはり香木から焚く方が、
その季節や諸々によるイマジネーションが働くのも確かですな。

なんてね。

昨晩焚いてみた。

「いや~・・・甘美、甘美、藤山寛美!」

でしたぜ。

   

              色絵磁器香合
              作・前田正博

           日本工芸会総裁賞を受賞し、
           いよいよ人間国宝近しです。

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