五十にして天命を知る
五十歳の誕生日のこの日、
『迷你佛跳懎』を食べることも運命だったのでしょうか・・・・・
十月四日(PM 5:30)銀座の『福臨門酒家』、
オジの『半世紀に亘る人生を愛でる会』と云うことで、
友人知人7人での祝宴スペシャルディナーで御座いました。
とは言っても、皆『迷你佛跳懎』を食べるってコトが目的ですけどね。
金銭鶏肝 鶏のレバーと中国ハムのシロップ焼き
迷你仏跳牆 お坊さん、匂いに誘われ 塀を越え!
蒜茸蒸圍蝦 才巻海老の大蒜風味の蒸し物
脆皮乳鴿 仔鳩の丸揚げ、皮はぱりぱり、肉はジューシー
青茄子紅炆什斑 青茄子とハタの煮込み
煎咸魚肉餅 咸魚入り豚挽き肉の中国風ハンバーグの煎り焼き
栗子炆鶏 鶏と栗の煮込み
XO醤炒豆角 いんげんと豚そぼろ肉の炒め物、XO醤味付け
鳳爪排骨煲仔飯 鶏のもみじ、スペアリブの土鍋炊き込みご飯
甜品 デザートは各自好みでチョイス
まずは、黄金に輝くの三鞭酒のマグナムで乾杯!(スルリ~)
天から降る曼陀羅華のごとく、『迷你仏跳牆』登場!
中身は、ふかひれ、干し鮑、魚の浮き袋、なまこ、
スッポン、鶏肉、野菜、干し椎茸、豚のアキレス腱、干し貝柱、
それに福臨門の上湯(ショントン)。
(おお、香り馥郁)
素材から滲み出たエキスたちが上湯で混ざり合い、
旨味を増して元の素材へと戻っている感じなんだな。
同じ壺で調理され、なのに素材はより個性を醸し出している不思議さ。
お口の中での森羅万象、
思い知らされる陰&陽(イン&ヤン)にブラボー!
滋味溢れた旨さに食感の楽しさ、
コラーゲンたっぷりで、クチビルはテカテカに。
隣席のHちゃん(女性)、
「コラーゲンの効力は、最初に唇に出るのよん」って。
「翌朝、プルプルよん」とも。
「・・・・・(Through)」
これはオジ大好物の鳩。『脆皮乳鴿』
鳥類随一濃厚な鳩肉の味は、
オジにとって『好き』と『苦手』との紙一重の部分です。
ほんの一歩の『好き』寄りなのに、無くてはならぬ美味なので御座います。
とくにこの店の皮の仕上げには、「な、なにこれっ!」の驚きなんだな。
季節がら、〆の御飯は紅葉(モミジ)御飯、
じゃなくて、『鳳爪排骨煲仔飯』です。
ハイ、モミジとは鶏足のことですよん。
こんなことって・・・・・(オイラ、泣かせてもらいます)
宴の最後には、
我が人生でも滅多なコトでは起こりえないサプライズが!
『福臨門酒家』の専務から、大~きな『壽桃包』を頂いた。
周りを囲んでいる桃がこのサイズですので、
いかに、いかにで御座います。
(頭に乗せて、市中を走りたい気分)
五十代の最初のお仕事が、この大桃に入刀する儀式とは!(大歓喜)
さぁ、新しい桃太郎伝説が始まりますぜ!(オイラのことだよん)
O様、重ね重ねLOVEです。(感謝)
4 件のコメント:
こんばんは!
『人生を愛でる会』
素敵なタイトルです。
「友人知人7人」
『過去七佛』と言う佛経の言葉みたいですね。
そのための仏跳牆なのと解りました。
悟りを開いた人でも食べたくなる、
普通の自分は 食べたい 食べたい 本物を!
ですが食べる準備が大切です。
桃饅頭 眼が点になる サプライズ
名店と 日記との差が ここにあり
すばらしき『半世紀に亘人生を愛でる会』!
しかも、最後は桃太郎に…
福臨門酒家、私も半世紀中に訪れてみたい
ものです。
My上司も今月で半世紀を迎えるので、半世紀
を祝うべく飲み会の企画をしようかな。
田舎者さま
田舎者さまも知っているハズ。
この店の妥協の無い素材選びと、
『福臨門』たる誇り高き仕事を。
『高額の店』で括られてしまうことは、
実に残念なことですね。
美味を知ることは身体だけではなく、
精神面でも実に豊かに味わえるものですものね。
あらためて、
沢山のの先人達が育んだ食文化(理論)には、
驚きの連続です。
そして、その先人達に感謝です。
うににさま
昔リーズナブルな昼の飲茶に母と行き、
その優しい味(無化調)に驚きました。
母も「美味しい」と喜び、
静かにその優しい味が、
自分の身体にとけこんでゆく気がしたのです。
身体に良い料理ほど、早くお腹が減るけどね。
(これって大事だよ)
飲茶で『汁ソバ』を一度食べてみて、
上湯(基本のスープ)の滋味が染み渡りますよ。
(大切な人と行ってね)
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