前回から数年過ぎ、だいぶ減ったので明治時代~大正時代の商家の當(当)座帳を大量購入いたしました。この帳面をバラして一枚一枚の紙とします。まずは炎天下で虫干しをして光(熱)洗浄を。なにしろ百年から蔵の中で眠っていた品ですからね。綴じられた紙縒りをパチンと切って、指を湿らしながら広げてゆきます。これがすべて当時の手すき和紙なんだ。丈夫ですし不思議と虫に食われている部分も無い。ボク的にはコレクしている骨董の緩衝材に使用したり、鍋敷きにしたりと重宝しております。アイロンすると完璧よん。
五常村(現松本市)と会田村(現松本市)と美篶村(現伊那市)の現存してない造り酒屋や雑貨店の大福帳や當座帳であります。当時の商人たちの筆文字も好い味をだしております。紙質は明治時代の方がだんぜん上質です。
ちょっと買い過ぎてしまいまして、この15倍以上の量があります。欲しいお方がいらっしゃいましたら遠慮なくどーぞ。四畳半襖の下張にでもお使いくださいな。
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