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『新日曜美術館』で中原淳一特集を観た。

旧き良き昭和のお嬢さまアイテムのキーワード、
それはなんてったって『バラ』で決まりでしょう。
いつの時代も、バラは高貴な花の女王さまで御座います。

深窓のお嬢さまはピアノを嗜み、吉屋信子の『花物語』なんぞを読み、
午後のひとときには日東紅茶で一息入れる。

　　　

こんなティーカップが、文京区辺りのお嬢さまにはピッタリ！
変形ソーサーには、泉屋のクッキー（これがポイント）なんぞを2、3枚。
（余談ですが麹町の泉屋本店と、青山のヨックモック本店はレトロでよろし）

　　　

もちろん、ミルクピッチャーもお砂糖入れも『バラ』でお揃い。
不揃いの美は日本だけの文化ですが、（食器の）
お屋敷でのティータイムは西洋式ですので、統一感を大切にいたします。

　　　

世田谷区辺りの令嬢には、
アフタヌーンティーに『きゅうりのサンドウイッチ』が定番。
バラのお皿にはピリっとマスタードの効いたそれと、
彩りのパセリを添えて。
もちろん住み込みのメイド（女中）さんが作りますのよ。

1940年代の『Noritake』ボーンチャイナです。