先月、父方の住職の伯父(享年95歳)が亡くなり通夜に出席したのだが、悲しみより伯父には申し訳ないが数十人の僧侶の読経に聞き惚れてしまいました。
僧侶家系の血が騒ぐのか、30代ぐらいから出家願望がありましてね。なるわけ、なれるわけ無いけれど、曹洞宗の『只管打坐』によせる想いとか憧れは年齢とともに強くなる一方です。まぁ、わが家系は臨済宗ですが、同じ禅宗とは言え曹洞宗の永平寺に焦がれて30年が過ぎました。(因みにカミさん家は曹洞宗)
削ぎ落し簡素に生きる。最小限、最低限のもので生活していくこと。
空を行く雲と流れる水、なりたや雲水に。
やっぱり無理かな、、、
久しぶりに故・高橋 紘先生の作品を出して対座する。高さ一尺、粗めの磁土に灰釉が施され、鉄絵で翡翠鳥が描かれた壺です。
先生が逝去されてもうすぐ10年。ときどき御馳走になった青梅の窯場を思い出します。
余白の生成りの白に飛ぶ一羽、これも禅と。
『不飲酒戒』なれど、酔うために呑むのではない、修行に役立つ智慧を生む【般若湯】として呑むのです。
Dark RumをMARIEBELLE KYOTO.と。身心脱落には程遠いボクですら。
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