2025年5月11日日曜日

Yukiwa

資金は無いが粋がりたい。20~30年前までは浅草辺りにあった履物屋とか小間物屋が、時の流れか皆廃業されて皆無であります。粋を探して彷徨えど、外国人観光客相手のパチモンしか見当たらないのも悲しい現実。東京の江戸趣味は終わりを告げてしまうのでしょうかね。ダレか知っていましたら教えてくださいまし。

致し方なし、上方で探します。

宮脇売扇庵で自分用に扇子を購入することに。胸ポケットに収まりが良いので、ボクは小ぶりな女性用を愛用しておりまする。『波に千鳥』柄とで悩みましたが、今シーズンは漆黒に『雪輪』の蒔絵が施された品を選択する。

江戸の夏、雪駄チャラチャラ時にはさり気に粋に。京の工芸で勝負に出ます。


観光地ではやたら安っぽい貸し和装の外国人を見かけますが、今回の京都の八坂さんにて、本式の泥大島を羽織った黒人カップルをお見かけました。好いもんですねぇ、頭から足先まで余裕の着こなしでございました。

2025年5月10日土曜日

Caciocavallo

永観堂裏の路地奥のそのまた奥で、地図片手でも見つからず、地元の方ふたりに尋ねてどーにかこーにかたどり着く。ちなみに調べてくださったご婦人たちもその存在を知らず。

『とま屋』さん。(写真①⑥)

骨董専門誌『目の眼』で知ることが出来ました。不思議な菓子屋であります。年配の女性が一人で菓子作りをしておりますが、よくある趣味(和菓子好き)の延長線上な菓子屋ではございません。その上生菓子(写真②③)は間違いなく至上(卓越した作品)であり、京都の老舗系の伝統菓子とも一線を画しております。初夏に輝く青もみぢの庭、お薄とともにアールデコ照明のある一室(写真⑤)で頂くことと。空間に独りです。

朝鮮唐津上のきんとんにしろ草わらびにしろ、仕上がってほんの数分後の味覚でありました。すでに知る人ぞ知る上生菓子ですが、味覚・風味・美しさ、その高い位置でのバランスの取られ方に感服いたします。

主は2015年に亡くなられた世界的木版画家(浮世絵師)・立原位貫(いぬき)氏の奥さまでありました。なるほど、その審美的感覚の意味合いが分かりますね。
壁にはボクの知人でもある岡山吉田牧場のカチョカヴァッロ(チーズ)が木版画(写真④)で。(故 立原位貫・作)


数年ぶりの永観堂参拝後(写真⑦)、ホテルに向かいチェックインを。









Back stamp M

カミさんは次女の滞在先に一日先に飛んでった。しめしめ、ボクは独りで京都まで。

旅の度に、記念に毎回骨董(って言ってよいのやら?)を購入するのがお愉しみ。今回はバックスタンプがMマーク(1900年代初頭)のオールドノリタケの小皿を5枚ばかり。早速、ホテルで唐衣や青梅などの京の上生を乗せてみる。洋皿に和菓子、どーよ?

御上(おのぼ)りさんにはKYOTOは愉し。










2025年5月9日金曜日

〆 Shime 

帰路前に鮨をつまむ。ゴールデンウィーク後の京都は外国人も日本人も少な目で。花見小路を横にそれればこんなもの。

『鮨 忠保』に久しぶり。

主、芯は太いがとても気の良い漢さんであります。故にサーヴィスはたいへん居心地が良い。鮨は昨今の流れか、以前より全体的に熟成ネタが増しておりました。熟成は旨味はアップしますけど、食感はヌチャっと柔らか目となりますので、少し歯ごたえのある寝かさないネタも欲しいかな。
京料理が続きますと味覚的にも時間的にも疲労が来ます。やはり江戸前鮨を〆とすることでリセットを。








2025年5月5日月曜日

Appetite



一昨日は外呑みでカロリィマックス超えをやらかしてしまった。昨日は昨日で八重洲の『ねぎし』で牛タン定食を御飯お代わりで食し、銀座『千疋屋』でパフェやマスクメロンジュースまで。ここ2日は誘惑に負けて失速を。


連休(5月3日~5月11日)後半も外食中心の予定がありますので、数日はシンプルに過ごしませう。



家族も豆助も炊き込みご飯をあまり喜ばない。シンプルになればなるほど「白米が好い」らしい。だから連休中に独りで青豌豆御飯など。郡司味噌店のしょーっぱい味噌漬け大根を添えて。

スルメイカを友人から頂戴したので、軽く醤油炊きで。


2025年5月4日日曜日

NIGHT LIGHT

ゴールデンウィーク突入前夜祭を呑み放題の居酒屋で。友人Sクンが予約して、ちょっと電車にゆられ雨の上板橋。いつもなら若造クン向けの店であろうが、そぼ降る冷たい雨のせいかボクらだけで。赤星からSクンはポン酒で、ボクも赤星から一升瓶マルスのハイボール一辺倒で。






自宅には帰り着きましたが、久々に階段途中で朝を迎える。