資金は無いが粋がりたい。20~30年前までは浅草辺りにあった履物屋とか小間物屋が、時の流れか皆廃業されて皆無であります。粋を探して彷徨えど、外国人観光客相手のパチモンしか見当たらないのも悲しい現実。東京の江戸趣味は終わりを告げてしまうのでしょうかね。ダレか知っていましたら教えてくださいまし。
致し方なし、上方で探します。
宮脇売扇庵で自分用に扇子を購入することに。胸ポケットに収まりが良いので、ボクは小ぶりな女性用を愛用しておりまする。『波に千鳥』柄とで悩みましたが、今シーズンは漆黒に『雪輪』の蒔絵が施された品を選択する。
江戸の夏、雪駄チャラチャラ時にはさり気に粋に。京の工芸で勝負に出ます。
観光地ではやたら安っぽい貸し和装の外国人を見かけますが、今回の京都の八坂さんにて、本式の泥大島を羽織った黒人カップルをお見かけました。好いもんですねぇ、頭から足先まで余裕の着こなしでございました。