今日の昼食は、若い知人と『みかわ是山居』で天麩羅。
まずは店主の早乙女さんに手土産を買いに、
京橋の『✖✖✖✖✖✖』によってみた。(丁度近場にいたので)
11時開店の40分前に着いたが、
すでに20人は並んでいた。(恐るべしスイーツ力)
大半が若い女子とカップルで、ジジイはワタシ一人でした。(チト恥)
元来並んでまで買い物はしないのだが、
今さら銀座に戻るのも厄介なので、
週間新潮を読みながら待つことに。
開店10分前になった頃、
なにやら若い男女の店員さんが、
店内での買い物のシステムをレクチャーしはじめた。
販売できるスイーツは御一人様6個までとか、
店内でのは写真撮影はしないようにとか、
その他もろもろ決まり事を述べていた。
驚いたのは、その売り手市場的な物言いになんだな。
それって、欲しかったら従えって言ってるの?
店主の姿勢か、尊大な無礼が過ぎやしませんか?
順番が、やっとガラス戸一歩手前まで来たとき、
突然怒鳴り声が辺りに響いた。
延々と続く恫喝に、並んでる人たちが皆驚いていた。
なんと、それは作業場の店主が弟子に対しての怒号だった。
これは酷いな。酷すぎる。(大人の客にはキツイなぁ)
一流店は接客(サーヴィス)まで一流のはず。
精神的不快指数も頂点に達し、
店に背を向けMandarin Oriental Hotelに変更。
さすがに教育の行き届いた接客は、
一流ホテルならではですね。
その言葉遣いやお辞儀の美しさには、
本当に救われる思いでした。(あの醜悪な場面から)
3 件のコメント:
おはようございます!
職人の世界は厳しいのはあたり前です。ただし条件が有ります。
パテシエを例にするならケーキだけを売っているだけではありません。付加価値として夢を売ることが必要です。
夢なんて!とお思いになるかもしれませんが
このケーキを甘党の彼女にお土産にしたら、あの人と一緒にお茶の友として
また、お見舞になどと考えると夢が広がります。その夢を壊すような人は職人ではないのです。
食べ物に携わる職人はその人柄も口にするからです。
食べたいと思います、そんな人が作ったケーキ。
一流の定義
師 小飼一至氏の教えから
1 店の構造や内装が立派である。
2 お客様たちが作り出す雰囲気。
3 1、2の雰囲気に料理とサービスのよさ、ワインの在庫の豊富さが加わる。
『最終的には、店を包み込む空気は、お客様が作る。』と言っています。
なごり雪さん、いかがですか。
田舎者さま
トシ・ヨロイヅカさんがミッドタウンに移転する前、
よく買いに行ってました。
若く笑顔の素敵なコンシェルジュ(女性)がいて、
目配り、気遣い、言葉遣いがパーフェクト。
シュークリーム一個だけの女の子でも、
たくさん買われる年配者にでも、
分け隔て無く優しい笑顔でサーヴィスしていました。
大切そうに小さい箱を提げ、
恵比寿の駅に歩いてゆく女の子たちは、
皆本当に嬉しそうだったし、
見ている私も幸福感のおすそ分けを貰っていました。
この店には、その夢を売る意識はありません。
アーティストのつもりなのか、大御所のつもりなのか、
トップの考えは、
末端の従業員にまで浸透していると思えました。
とにかく笑顔が無い。優しさが無い。温もりも無い。
あるのは高圧的な態度と、嘲笑うような表情だけ。
それでも、
確かに若い女の子たちが押し寄せていますが・・・
先日のコートドールで味わった、
もてなしの心は感じられませんね。
『店を包み込む空気はお客様が作る』
商売を始めた日のことを、
初めてお客様に買っていただいたその日のことを、
この店主は忘れてしまってますぜ。
毎回感じてはいたが、今回は酷すぎた。
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