2022年3月2日水曜日

Modernism

たいして忙しくない3月です。っつーか、お得意様の飲食店様も皆休業中で、早い話お閑(ひま)ってことですね、残~念。豆腐屋は補助金無しの切り崩し生活ですから、騒いだところでどうにもならないので倹約質素にやっております、ハイ。


今宵は静かに珈琲とどら焼きで。へへっ、休肝日です。友人の篠ちゃんから金沢『吉はし』製のどら焼きを頂戴つかまつり。なかなか入手出来ないらしいのに、サンキュです。フォアグラ化している肝臓も喜んどります。






オークションで探してた詩集を入手できました。戦前 の大正13年に刊行された後の俳人 長谷川春草の詩集『水のふるさと』なのね。日本的な少々ウェットな大正モダニズムな詩と、小林かいちの作風に似た村上唐犬の挿絵がナイスにマッチしとります。浅草が舞台の詩も複数あり、情景的に成瀬巳喜男監督の初トーキー映画、『乙女ごころ三人姉妹』(原作・川端康成)が思い浮かびました。

内容はねぇ、想像していたよりも薄いかな。『金子みすゞ』や『村山槐多』ではないが、百年経って残るモノと忘れ去られるモノの違いでしょうか。(だけど値段はそこそこいっちゃうけど)

やはりこの人と言ったら、45歳での辞世の句『すずしさや 命を聴ける 指の先』が強烈に印象にあります。



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