2025年12月29日月曜日

At Ginza

年齢を重ねるとスタンダードに戻るのであります。やれ入手困難系やら限定品やら話題の★付きには無駄なエネルギーは使いませぬ、食べたいものを食べたいときに食べるのであります。んで、銀座ウエストに。ほんとはコーヒーとチョコレートパイを目当てに尋ねたのだが、小林クンのところで今年の鮨納めをしていたらウエストは大行列になっとった。じゃ、しょーがない、ケーキをテイクアウトにすることと。ドライケーキはデパにもあるけど、ココと青山店だけなのかな、生ケーキを買えるのは。カミさんとふたりなので、計8個でやめておきました。最先端を気取るアートは無いが、どこまでもどこまでも優しい味は今の自分にありがたい。




今年は江戸鳶さんから正月飾りを入手し、ぶら下げて欧米人のあふれる銀座を歩く。三原通りで「あらぁ、ありがとうございます」と淡路恵子似の組頭(?)にご挨拶をされ少し嬉し。






2025年12月24日水曜日

Mochihana


この季節、店にはとーぜん餅花を。師走も終盤に入り、さすがのボクもカウントダウンであります。

拝啓師走の候、時下益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。 本年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 2025年12月27日(土)より2026年1月4日(日)まで年末年始休業とさせて頂きます。 御迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
最終日はご予約を頂ければお取り置きいたします。また年明けは1月5日(月)から通常営業となります。

2025年12月21日日曜日

Twentyfive years ago

恒例のブクロ呑み。仕事が終了後、電車で30分立ちん坊して夜の池袋に。クリスマス商戦大々混雑の百貨店で手土産を購入し、ジュンク堂を左折した『硯家』さんまで小走りで。小雨交じりの雑司ヶ谷の夜、同世代とちょっと妹世代の姉妹とで長尻飲酒を。お互いに今年一年を無事に過ごせた感謝をビールで乾杯、そして肴をあれやこれやつまみながら個々の近況報告を。
同世代で生まれ、子供の頃から見てきた景色(時代)もテレビ番組もほぼ一緒、説明無しでの阿吽の呼吸がありがたい。なにしろブクロ駅前のトロリーバスの架線の情景も知ってるお仲間だもの。今年もありがとうございました。海野かつを風に「来年もよろしくネッ、ネッ!」

写真も撮るのを忘れ、ひとりで喋り倒して吞んじゃって。お恥ずかし。

さっそく緑茶を淹れて、頂戴した手土産をいただきました。


年末にちょっと寂しいお話を。 先日掃除をしたときに、約25年前の飲食店の顧客リスト(約200軒~)が出てきましてね、今も取引のある店以外を検索することに。

まぁ四半世紀が長いか短いか、その九割五分以上の飲食店がすでに存続していませんでした。中目黒や恵比寿に展開していた大人気居酒屋も、渋谷の話題の立ち飲みの店も無く、食べログで「掲載保留」も多いが、検索してもまったく痕跡も無い店も多々でありました。残っていたのは日本そば店や鰻店などの専門店や老舗限定で、飲食店の変遷の激しさに予想以上におったまげてしまいました。

ただし、「ひとつが終われば、また新しいひとつが生まれる」それもまた飲食業の歴史でしょうか。

2025年12月19日金曜日

Tsuru&kame


縁起物を生活に取り込み、日々愉しみながら「祈り(感謝、願い、導き)」を伝えます。いいのいいの、自己満だもの。んで、(たぶん)今年最終の鶴と亀(写真①)。



鏡餅用の橙(写真②)と裏白(写真③)と柿串が届いた。あとは御餅の遠来を待つばかり。
毎年、金沢のご贔屓様から頂戴する紅白の鏡餅でございます。ありがたやありがたや。いつもは一升×2ですが、今年は五合×4個でくださいな、っとわがままを言う。
店用、自宅用、神棚用、井戸端用にいたしましょう。

鏡開き後に水餅にして雑煮とぜんざいに。橙(だいだい)は水炊き鍋のポン酢に再利用へ。

2025年12月14日日曜日

December Rain

昨夜から雨です。ただ今夜明け前ですが、冬の雨は降雪より寒いです。

知人より懐中汁粉を頂戴する。
子供の頃は餡子(アンコ)が苦手でねぇ、それが不思議なもので30代後半ぐらいから好物となり、50代に入る頃には「一週間で五食は食べているかな」とまでなりました。ただし好みがあって、甘さは控え目でね。
晒し餡に浮かぶ(餅代わりの)最中も懐かしく、下手にすすると唇に熱い最中がくっ付いてね。「アチッ」ってことに。本来は夏のモノと教えられていたけど、この温かさは寒い夜にもとーぜんありがたい。京都の『鍵善良房』さんの烏帽子の形をした品です。京都南座に吉例顔見世興行に行かれた方からのお土産です。定番、塩昆布を添えて。



さすがに懐中汁粉にはお酒じゃないな。
この季節、温かい川原製粉所の麦茶などを。冬専用の麦茶です。好きと嫌いで好みの別れる蕎麦花の蜂蜜をたらすと、(おおっ!)と、硬質な漢味となりまする。

戦前の乱歩の時代がボクの憧憬の的であります。趣味が良いか悪いかは置いといて、古道具屋に美品のティーセットがあったので入手する。昭和初期頃のオールド深川製磁です。コレって?カップ&ソーサーではなくマグでもなく湯飲なのね。柄もアールデコの影響を受けた「よろけ文」であります。戦前の深窓の令嬢の住まわれたお屋敷にでもあったものでしょうかね。




2025年12月10日水曜日

Caraméliser

豆腐屋のボクが言うのもなんですが、よくある「Soy・・・」って飲料や食品があるけれど、やはりドカンとくる美味しさは乳製品にはかなわない。

だからこそ「大豆食品はヘルシー」だけじゃイヤなんだよなぁ、旨くなくっちゃね。



生クリームならスイーツとなりますが、豆腐でディップ感覚にすることで料理の範疇に。大徳寺納豆を塩味プラスで数粒入れてオレンジキュラソーも適量垂らし、豆乳濃度高めの木綿豆腐をフードプロセッサーでミクロまで。物足りなかったらアニスシードでも。ドライ系の干し柿を焦がしの強いキャラメリゼ(飴掛け)にして冷やし、スプーンでもったり乗っければ完成です。枝を持ってソース感覚で絡ませてね。口中パリパリと楽しいよ。おかずにはならぬが、度数高めでトロみのあるモルトにゃ好いかもです。(干し柿から水分がでると飴が固まりません。割らずにまるまる一個使ってね)まーね、ただの『干し柿の白和え』フルーツ飴ヴァージョンなんだけどさ。

食は知性でございます。


2025年12月7日日曜日

Gift 

京都が地元か川越が地元か分からないほどの京都フリークの友人のお土産です。せっかくだもの、独りで夜明けのコーヒーを。毎度のハワイのKona coffeeでありまする。


今年はバタバタと忙しかったので、この時季恒例のお歳暮の手配が終わっていない。大半のお世話になっている方々には、カミさんの実家が肉問屋でありまして、生体の段階で肩の肉付きからセレクトしてもらい配送していただいてます。

ただ小さい子供がいる人や女性がメインの家族の方、また少人数のご家族の人には保存のきく御菓子などに変更しております。近々行ってきまーす。



2025年12月2日火曜日

Teishaba

ボク「小野哲郎」の名付け親は、ご縁がありまして相原求一朗氏と言う画家であります。
(北海道中札内美術村に六花亭コレクションの『相原求一朗美術館』有り)

生前に氏から頂いた、北海道の初冬の停車場を描いた小品がボクの手元にあります。毎年この季節になると、書斎の壁に下げ対座することとしております、ハイ。だって、もうすぐ冬だもの。

1975年の作品であります。
初冬の停車場と葉も落ちたポプラの樹、たまらんほど旅情をかき立てられます。



コロナ禍以降は書斎で過ごすことが多くなりました。
フと想う、自分の書斎の完成度追求もそろそろいいかな、とかね。



ヘヘッ(笑)、いやいやまだまだ、最近仲間に加わった照明なのね。(大正時代~昭和初期製)

かれこれ四半世紀も前のこと、「それは非売品です」と骨董店でお断りされた同系の電笠を見つけました。京都新門前の骨董店『観山堂』さんのショーウィンドウの照明ね。たぶん今も同じではないかな。形状はあちらの方がもう少し丸みを帯びているかも。寒色系カラーなのだけど、橙の電球色と合わせると郷愁漂う朧花色となります。冬の寒色もいいかも。



2025年11月21日金曜日

Winter

アルコールで渋を抜いた柿が美味かったので、さっそく山形にひと箱注文をしたのね。それがひと月前のこと。やばーい、こんなに時間が掛かるとは。我が家の井戸端の富有柿も食べ頃になっちゃった。ボクはメロンにはウヰスキーで、柿にはみりん(福来純本みりん)を掛け流す。


商業施設もクリスマスモードで、ホームセンターではすでに正月用の松飾だもんね。今だ半袖ですごすボクに「あと10日で師走ですよ」と言われても、なんだか気分が追い付かないなぁ。

それでも冬が近づいているようです。ご贔屓さまの多くが、絹ごしより重量感のある木綿の豆腐をお求めになられます。ノド越しつるりより、食卓では熱々を舌と上顎で崩しながら食す料理に移行したらしい。写真は本葛での鼈甲餡の鍋。豆腐に大量の芹を添えて薄切り豚バラも。重宝しています、土鍋は信楽の『長谷園』製を。


正月の店用に、若松を挿すための花器を新調する。輪島塗の高さ 18.2cmの扁壺であります。今日は枝モノもありませんので、写真は明治期の一新講社公認の旅籠の引き札(広告)を。「西京三条通大橋東詰北 一新講社御定宿ぶんごや友七」であります。竹棒でオブジェっぽく。



2025年11月16日日曜日

Mother in law


母親とは。世の中にはいろいろな母親像がありまして、賢母、慈母、肝っ玉母さん、ネグレクト、毒親、etc.

上記もあれば下記もあり、ボクは義母に出会えた幸運に感謝いたします。


義母はクールな女性(ひと)で、お世辞もお為ごかしも言わない女性(ひと)でありました。ありがたいことに、日々の生活の中で「嘘(うそ)」の無い人間なのであります。
子供にも孫にも守るべき距離感を保ち、それでいながらつねに視界の中に家族を置いていてね。その家族に困りごとがあれば、静かに手を差し伸べてくれた女性(ひと)だったのであります。

彼女が94年の生涯に幕を引き、本日葬儀の日を迎えました。貴女の生きざまは、我が娘(孫)たちにどれだけの良き影響を与えてくれたことでしょう。

そして天寿を全う。「ありがとうございました」


2025年11月9日日曜日

Harakiri

あーあ、うっかり(今年は)『亥の子餅』を食べそこなってしまった。
最近は量は食べられなくなりましたが、甘味に対しての欲求が強くなったような気がします。とくにアンコにはね。わざわざ取り寄せるのもなんだし、日曜日ですからアンコを求めて江戸まで出向く。東京でのボクの好物トップ5の内、「すずめや」も「切腹最中」も「根津のたい焼き」も日曜日定休なのがもどかしい。

それがですね、

先ほど「病気見舞い」のお返しを日本橋タカシマヤで購入。ついでにデパ地下をのぞくと、おおおっ「切腹最中」と「亥の子餅」があるではないの。さっそく入手してご満悦のボクであります。

このアンコが美味いのなんの。



2025年11月7日金曜日

Expo'70

 

Expo 2025 Osakも終了しましたねぇ。55年ブリの大阪万博だったけど、今回も諸事情で訪ねることができませんでした。
前回のExpo'70は昭和45年だもの、埼玉から千里ニュータウンに行ける子は、せいぜいクラスで2-3人だったと記憶しとります。

じゅうぶん過ぎるほど大人になりまして、今なら行けたのだけど・・・

数年前、たまたまのバーのカウンターにコレがあったのね。(Expo'70のサントリー館、または開催期間に販売されていた限定ウヰスキーです)思わず注文しましたよ。それからは縁があれば入手して、書斎に数本ストックしております。齢56年の古酒であります。中身はサントリーオールドと分かってはいても、あの頃の(日本人の)熱気が伝わってくるようでね。
今宵は国際情報社刊の写真集とともに。

ボクは11歳でした。




2025年11月3日月曜日

Nara Chawan

定期的に取り寄せていたキムチですが、ちょっと浮気をしましていろいろ他店を彷徨ってしまいました。彷徨って分かったことは、「やっぱり元の鞘(さや)に収まりましょう」ってことでした。


大阪・鶴橋・豊田商店から本日届いたペチュキムチ。あえて熟成の進んだ方をお願いしまして腸活も。
ナチュラリストを気取るつもりは毛頭ないけれど、こと自然界以上のウソ臭い味覚は嫌なのね。増粘多糖類、ステビア、スクラロース、保存料・・・まったく添加されてない。ゆえに発酵は進んじゃいます。だからこそ旨いなぁ、ありがたい。

微塵唐草古伊万里と庄内の新米で。






2025年10月30日木曜日

BAR Lilac

千社札を貼っての襖の穴の修理に勤しみ、ネットでオークション(季節外れの氷コップ¥15,000)や『お取り寄せ』して楽しんだりと、お籠り生活もそれなりに愉しです。

でも飽きた。


数か月ぶりにヘアサロンで散髪をしてきたら、無性に旅心が湧いてくる。雪の金沢に行きてぇ。



新人の『机上の友』が上山田温泉から遠来。生まれは高度経済成長の頃でしょうかね、無傷のデッドストックであります。数々の場数を踏んできたであろう、なかなかの風格あるお姐さま(マダム)であります。鞍替え含めで花代はヤフオクに¥3,000でございました。人形遊びの趣味はござんせんが人形愛はございます。机上に立つオブジェがコレって好いでしょ。カッコいい大人の女性(ナオン)、永遠の憧れでございます。似合うはブラックラベル(ジョニ黒)でしょ。

これは大阪の方からいただいた入手困難系菓子。帝塚山のお金持ち様御用達(らしい)、御菓子店『粟玄』さまの『和洋』をつまみながら。











2025年10月24日金曜日

Lager



夜半に目を覚まし、フとその肌寒さに暖房をつけてしまいました。

この季節、眠りにつく前に温かい部屋でラガーをやります。冷やしすぎずに常温より軽く冷たい状態で。YouTubeで知らぬ街の景色映像をBGMとして、ほぼ思考は停止状態です。そろそろハードリカーも解禁にしようかね。

ここ一年、テレビはまったく観なくなりました。

2025年10月19日日曜日

Kissako


散歩の途中でコーヒーを飲みに『銀座ウエスト』に立ち寄る。最近はいつ来ても混雑で諦めていましたが、先頭で開店30分前に着いたので待つことと。
「コーヒーが『おかわり自由』だから、いつもお喋りしながら2~3時間はいるのよ」とボクの後ろのオバちゃんたちの会話が耳に。なるほどね、「おいオバちゃん、広い店舗じゃないのだから、良識(常識)の範疇で利用してちょうだいよ」と心中だけで訴える。ここは紳士淑女のための喫茶去だもの、『おかわり自由』も考えモノだよなぁ。

今日も定番で。



2025年10月18日土曜日

Senjafuda

築23年ともなれば、アチらコチらに傷みが出てきます。まーね、日々目に触れぬ箇所なら見て見ぬふりもできますが、障子や襖(ふすま)は常に視界に入り込んできますからね。障子を張り替えることはボクでもできます。しかし襖はねぇ、やったことがネェし、面積も広すぎるからなぁ。

ってことで、貧乏補修でそれらしく。


オークションでちょっと昔の大判千社札三枚(2,500円)を入手いたしまして、気になる箇所にホームセンターで購入した障子糊(カビ防止剤入り)で貼り付けました。それだけで江戸趣味の落ち着いた部屋となりますぞ。ただし千社札の絵柄しだいで良し悪しが決まりますので、火消纏(まとい)みたいなハッキリした江戸コテコテよりも、二度見をしないと分からぬような、んで、色彩もくすみ傾向の方が景色としてなじみます。

もうすぐ浅草鷲(おおとり)神社の酉の市ですね。その日の夜明け前には『よし田』の手書き宝船熊手を目指します。