2023年10月15日日曜日

Hanayagi world




戦前の芸者さんや半玉さんの絵葉書を蒐集しとります。上記3枚は京都で、下記はお江戸でごじゃる。
江戸と京都では、芸者と芸妓、半玉と舞妓で似て非なり。同系の瓜実顔も花顔もやはりどこか違うんだな。専門ではありませんのでいい加減なことを言いますが、モノクロからでも分かる着物と髷の印象の違い。表情含め京は上品で落ち着いた華やかさがあり、江戸は少々エッジの効いた粋なクールビューティーさがあるような。

湯島天神の女坂を下るとき、『湯島の白梅』が口をつく年齢になっちまいました。






4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今回も興味深い写真を拝見させていただき、ありがとうございます。
うわっ! 甲斐庄楠音って写実の人だったんですね。

なごり雪 さんのコメント...

匿名さま
思わず笑ってしまいました。ヒヒヒッ、甲斐庄楠音ってゆーのも分かるよーな。まぁ彼はゲイ独特の美意識ですからね、ちょっとデフォルメが過ぎてしまう部分もありまして。土田麦僊に酷評されるのもいたしかたなしかと。
書くことにためらいはあるのですが、当時の芸者やお女郎は皆人身売買で売られてきた子ですからね、理不尽な時代の中でどんな人生を送ったのかな、などと勝手に思いを巡らしてしまいます。
それにしても当時の江戸趣味と京都趣味では、これに限らず歴然と隔たりがありますよ。

匿名 さんのコメント...

うふふ。京都は「でろり」の系譜ですね。
岡本神草の『拳を打てる三人の舞妓』の真ん中の舞子さんにも似てませんか?
この絵、関東では二年ほど前に東京国立近代美術館で開催された「あやしい絵」展に出てましたね。あの時は関東関西取り交ぜて、たくさんの「妖しい絵」が出品されていましたけれど、図らずも二つの都の好みの違いがはっきり分かって面白かったです。

実は私、「なごり雪」様の記事を拝読して、「粋で、モダンで、繊細な」絵画や工芸品をお好みの方と勝手に想像していたのですが、
絵画は意外に骨太な作風をお好みで(須田剋太とか)少しびっくり(笑)。

なごり雪 さんのコメント...

匿名さま
『でろり』、だいぶ以前に芸新で特集ありましたね。あのときもメインは当然『甲斐庄楠音』さまだったような。描く女性は皆「芽吹き時」の表情なのね。この方の日本画も映画『お吟さま』も、すべてに「ゲイ故の美意識」を感じます。『西の木』の栗崎昇さまとかジュサブローさまに抱く感覚と似たような。悪いワケではございません、ハイ。舞台は祇園でも上七軒とも違い、もちろん江戸などほど遠く、節分の夜の島原『輪違屋』が似合うと思いますよ。営業中の夜にね。

エエッ、ボクはホントに方向性も好みも無いのです。須田剋太の骨太の向こう側は・・・
剋太のガッシュをお軸で欲しい。